膝裏のことを正式な言い方として「膝窩(しっか)」と言いますが、歩行時に痛かったり、押すと痛かったり、膝を曲げると痛かったりと比較的痛みやすい場所だったりします。
弓道剣道やってる人しか知らない言い方として「ひかがみ」という言い方があったりします。
由来が分からないですがどうやら室町時代とかに使われていた言の葉らしいです。
さて、何故痛むのかと言うと、基本的には筋肉によって痛みが出ていることが殆どですが、時折半月板といったクッション部分が痛んでおりスムーズな動きが出来なくなって痛みが出ていることもあります。
ストレスがかかって痛みが出ている場合は靭帯の損傷も考えなくてはならない部位になります。
じゃぁ、どうやって判断するかというと整形外科的検査法、スペシャルテストと呼ばれる検査を行います。今回は膝窩部、表面に近い部分の痛みという内容なので関節内靭帯を除きます。
・アプレーテスト
・内反、外反ストレステスト
・マックマレーテスト
基本的な所ではこの辺りの検査をすることで大体の判断が出来ます。
それぞれの組織にストレスを加えて痛みが出るかどうかの判断をする検査ですね。

血管神経他全部写っていると分かりにくいですが、これらの位置を把握しておくことが大切になります。
さて、私が接骨院でみている中で多いかなと思うのが
・腓腹筋の緊張
・膝窩筋の緊張
・ガ足炎
・内側側副靭帯の損傷、半月板損傷
・滑液包炎
といった損傷ですね。
・筋緊張による疼痛

足の着き方や歩行の仕方など筋が硬くなる主な原因は多岐にわたります。
痛くなる筋としてはハムストリングスや下腿三頭筋と呼ばれる部分。
けれども、対処は基本的には同じで硬くなっている筋を緩めてやるのがメインになります。
肉ばなれのような時はどれだけ筋に負荷をかけないようにするかを考えてやる必要があります。
軽度であれば数日で、筋が断裂しているような時は数週
間、スポーツの禁止などが必要になります。
・鵞足炎

膝窩…というより横、やや前の膝下の痛みの場合、こちらが多いです。
ただ、これになる場合は膝が曲がった状態で歩いている場合が多いので正しい歩容に戻してやる必要があります。
付随して筋の緊張が原因だったりすることもあるのでストレッチ等が欠かせないものになります。
・内側側副靭帯損傷&半月板損傷

膝の関節の隙間、真横辺りで痛みが出ている場合、これを疑います。
この場合も早ければ1、2週程度の安静で痛みは引きますが部分的に断裂でもしていれば1カ月、あるいは数か月の療養が必要になる場合があります。
エコー検査で断裂していないか、出血の程度はどの程度かなどしっかりと調べなくてはなりません。
・滑液包炎

少し見落としがちなのがこれ。
筋痛と間違えやすいのですが、筋肉の下にあるクッション材のようなものが炎症を生じている場合があります。
筋肉の損傷では無いので直接揉んだりしてもあまり効果が出ず、逆に痛みが出たりすることも。
急性期はアイシングと安静を必要とします。揉むのではなくストレッチを意識して行うのも良いかと思います。
代表的な所を紹介はしましたが、生兵法は大怪我の元とも言います通り、自己判断はその後の予後を脅かしかねません。
膝が痛いとなった場合は必ず専門家にみてもらうことが一番です。
早く治そうと思ったら必要なのは適切な処置です。
素人判断は避けましょうね。
それでは良い一日を。
