京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

胸の痛み(東洋医学)

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胸が痛い
そんな状態はまぁ怖いですよね。
特に胸の真ん中あたりで痛むというのは中々怖いものがあります。

ただ、その痛みが肋骨に沿うようなものであれば、比較的安心?ではあります。
肋間神経に沿ったような痛みであればヘルペスウィルスといった感染性のものが疑われるので一度病院を受診していただく方が良いですね。お薬でなんとかなるならその方が確実な部分はありますので。
お薬飲んでも緩解しないような肋間神経痛であれば鍼灸での治療を見込んで来院されても良いと思います。お灸良いですよ。
胸だけでなく息苦しいとか左肩が痛いとかいう場合は即病院行っていただくか、救急車呼んでください。心臓疾患の疑いがあります。

以下ここでは原因不明の胸痛について書いていこうと思います。

さて、東洋医学的に胸痛は「胸痺(きょうひ)」と書きますが、基本的には気が詰まった状態で生じるとされています。
飲酒過多などによるものは痰濁と呼ばれる粘り気を持った水分が胸部に影響して胸部の気血の流れが悪くなり生じるとされます。
また気分の鬱滞などにより瘀血と呼ばれ血が滞るような状態が生じれば、それはそのまま胸部の経絡に影響を及ぼし胸痛が生じます。
あるいは胸部が今の時期のような寒気、寒邪の影響を受けても陽気が足りず気血の巡りが悪くなり胸痛が生じます。

寒さによって背中側に生じる胸痛ならば陽虚によるもの。
気滞や瘀血によるものであれば位置の決まった胸痛や夜間の胸痛で判断できます。
あと瘀血かどうかは舌の色を見ましょう。普段より暗い色をしているならば瘀血の可能性あり、と言ったところです。

瘀血や気滞によるものは血行の改善を行い、瘀血を除去するような治療が必要となります。
陽虚であれば陽を足してやる必要があります。同じように血行の改善も行いますが、四肢が冷えていることも多いので温めてやることも必要になります。

さて、これからの時期、そんな胸痛が出た時にはお茶が良いですね。
瘀血に対しては紅花茶や陳皮(みかんの皮を干したもの)茶なんかは血行促進効果があるので良いとされます。
あるいはシナモンティーなんかも。
気滞についてはハーブ系のお茶、ミントやジャスミン、カモミール茶なんかがすっと気を流してくれます。

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普段摂取するものから見直せると気軽でよいですが、やはり少し気になるという場合はご相談いただければと思います。
それでは良い一日を。