京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

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急性期の怪我、外傷に必ず生じてくるものとして「炎症反応」というものがあります。
私もよく「炎症が起こっているので~」という説明をしますが、”炎症”とは何なのでしょうかという話。

生体に対する刺激や侵襲によって生じる局所的反応
byWikipedia

Wikipediaさんによればこれで終いしまいなのですが、それで終わっては痛みの出る理由が分かりません。
というわけで怪我をした直後に痛い理由の一つとして知っておいて欲しい事。

まず炎症はきっかけとなる様な怪我、つまりは細胞が傷つけられると生じます。。
これは長時間筋肉が収縮したり、物理的に破壊されたり、血流が阻害されるなど原因は多種多様です。

そして細胞が傷害、つまりは傷つけられた結果、痛みを発生させる化学物質(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカインなど)が体内に生じます。
ヒスタミンなどは血管を拡げたり、水分を外に漏れ出させる作用があるため血流量が増加、また血流によって熱が籠ります。また水分が外に出るという事は”腫れ”を生じさせます。
またプロスタグランジンなどは直接神経に作用し「痛み」の信号を脳へ送らせます。
最終的に痛みなどにより自由に動かすことが出来なくなります。

結果、「発赤(ほっせき)」「腫脹(しゅちょう)」「疼痛(とうつう)₌痛み」「発熱」「機能障害」という5つの徴候を示すものを「炎症」と呼ぶわけです。
炎症の5徴候といって医療系職種ではまず間違いなく覚えさせられる項目です。

まぁ、実際には疼痛と熱感と機能障害で判断することが多いですけど…。
部位によっては発赤は出にくいですしおすし。

痛みについては化学反応的に生じている部分も多いので、「熱」を取ってやるとそれだけで大分と痛みは引きます。
アイシングが大切な理由です。
ここでいうアイシングは物理的に冷やすことを必要とします。
毎度書きますが、湿布ではアイシングにはなりません。
湿布は直ぐに体温と同じぐらいの温度になってしまって患部の温度を下げる事が出来ません。
患者さんにアイシングしましたか?と聞くと「湿布貼りました」と仰られることが多いですが、お薬的な鎮痛物質以上の作用は持ちません。
また、冷やすことで神経を麻痺させる作用もあります。痛みの信号を送らせないようにするということですね。

さて、この急性の炎症ですがどのぐらい続くのか、どのぐらい冷やす必要があるのか。
というと、最初の損傷から24~48あるいは72時間というのが通説です。
つまり受傷から2、3日は痛みが増していくので、その間は冷やしてやる必要があるわけですね。
ただ日常生活動作によっては炎症が継続する可能性もあるので、3日以上経ってても冷やすことはあります。

目安として
冷やして「気持ちいい」感覚であれば、大体アイシングしてやれば良いです。
重症度が高く、ケガの最初期であれば2~3時間に1回行っても良いでしょう。

その後、回復傾向に入ってから「温めてやる」状態に移行していきます。
冷やすべきか、温めるべきか、分からなかったらとりあえず冷やしてください。
冷やすことで良くなることはあっても、悪くなることってあんまりないです。
逆に温めることで痛みが増すことはよくあります。炎症が活発化しますからね。

半分ぐらいアイシングの記事でしたが、炎症は適切に処置すれば怖くないよと言う話。
逆に放置すると治る期間が倍になるので注意しましょうね。
それでは良い一日を。