今日は甲子園決勝ですが、土曜日というのもあって誰も来院されない気がします…。
曇り空でいつもよりかは外に出やすいと思うのですが暇になりそう。
骨盤矯正とはよく聞くけれどもそもそも何を矯正するの?という話。
言ってしまえば「仙腸関節」と呼ばれる関節が一番多いです。

上記図が骨盤を示していますが、骨盤とは「寛骨(かんこつ)」と「仙骨」からなる内臓の受け皿です。
その寛骨は「腸骨」「恥骨」「坐骨」という骨がくっついた(癒合した)骨の事です。
そして図の赤丸で示した寛骨と仙骨がくっついている部分を「仙腸関節」と言います。
何故ここを矯正する必要があるのか?ということなんですが
この関節、通常状態でもミリ単位でしか動きません。(半関節と言います。)
ただし、そのわずかな動きが身体をスムーズに動かすのに必要な事になります。
人間の身体とは不思議なもので、そのミリの動きが悪くなると動きに支障が出たり痛みが出たりしてきます。
あるいは動きにくい関節ということもあり、筋肉によって引っ張られ続けると前にねじれたり後ろにねじれた状態で固まってしまうこともあります。
なのでその動きを改善するために「矯正」が必要になってきます。
産後はこの部分の関節と恥骨部分(恥骨結合)が非常に緩みます。
ですので、調節するのにはちょうど良い時期ですよ、というわけなんですが…逆に動きすぎるのもあまり良くない所でもあります。
腰痛になりやすいのはそのせいですね。
その場合、きっちり骨盤ベルトで締めてあげる方が楽になりますが、この時足を組んでいたりして「ねじれ」を作ってしまうと捻じれた状態で固まってしまうので正しく座りましょうと指導されるわけです。
当院で行う骨盤の矯正は体重を用いた優しいもので骨盤のテクニックで痛み等が出ることはありません。筋のストレッチとかはちょっと痛いかもですが(笑)
たまにYouTubeとかで2人か3人がかりで勢いよく「よいしょぉ!」とやるようなのもありますが…あれはちょっと私から見ても怖いですね。
ただ、骨盤だけでなく背骨と周囲の筋のバランスも大事です。
気になっているという方は気軽に相談いただければと思います。
それでは良い週末を。
