タナ障害、という疾患を聞いたことがあるでしょうか。
成長期に膝の引っかかり感や痛みを感じる場合にこの疾患を疑うことがあります。
成長期の膝の痛みというと、オスグッドシュラッター病やジャンパー膝というものが有名で、すこし見過ごされがちなのがこのタナ障害というものになります。
膝の関節包。よく「水が溜まる」というのはこの袋の中の液体が増えた状態。 引用:医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系
〇何が起こっているか
膝に関わらず、関節というものは基本的に関節包という「袋」に包まれています。
その袋の内側がダブついていることがあるのですが、それを滑膜ヒダと言います。
普通に生活している分には何も問題が無いのですが、スポーツ等で激しく動いていると、そのヒダ部分が関節の運動に巻き込まれたりすることで”炎症”や”痛み”を起こすことがあります。これを「タナ障害」と言います。
〇どんな症状が出るのか
基本的には運動時痛。スポーツをしていると刺激を受けて炎症が生じ痛みが出る。また膝を伸ばした状態で、膝のお皿を軽く押さえながら動かしてやると痛みが出たり、ゴリゴリ音を感じたりします。
もしくは単純に屈伸するときにポキポキ音がしたり、痛みが出たりします。
〇どうすれば良いのか
基本的には安静、また炎症が生じていればアイシング等で炎症を押さえてやる必要があります。
接骨院では周囲の筋のストレッチや膝蓋骨の運動性を良くしてやるような手技を行います。
炎症が引くだけでも痛みは大分と取れますので、スポーツ後の処置を忘れず行うようにしましょう。
基本的に男女ともに生じる…とされていますが、私の経験的には女性の方が多い気がします。
特に中学生ぐらいの女子で飛んだり跳ねたり…といったスポーツをしている子に多いですね。
膝痛は冒頭に書いたようなジャンパー膝の他、軟骨部分での損傷もあるため見落としをすると長引く疾患になります。
もし、膝痛でお悩みのお子様がおられましたら、一度ご相談いただければと思います。
それではよい一日を。

