
最近、腰痛の方に動作指導をする時に気を付けているのが脊柱の可動性について。
背骨というものは前に後ろに動かしたとき、265度もの可動域を持つ関節である、というのはカパンジーという、ちょっとこの道では有名な本での一説。
なのですが、私がよく見るのは屈曲が上手にできているか、というところ。
骨盤の前後屈やとくに腰椎部の屈曲画綺麗にできているかどうかというのは特に気を付けて見ています。
腰痛持ちの方は大体この辺りが綺麗に曲がらず、筋か関節かに負担をかけていることが多いように見受けられます。
三角座りの状態から、両の膝裏を抱きかかえるようにコロンと後ろに倒れて、また起き上がるという動作が出来るかどうか。
腰痛持ちの場合、この動作で背骨が丸くならずに綺麗に転がれない方が多いように思えます。
腰椎の屈曲可動性は60°と書かれています。
ちなみに頸椎で40°、胸椎で105°とされています。胸椎は移行部も含めるので脊椎全体の屈曲角度としては145°となります。
骨盤を固定してお辞儀をするだけで3/4πもの角度を曲げる事が出来るのがヒトです。
これに股関節の角度を合わせることで180°近い屈曲を可能としています。
※ただ、この角度は日本整形外科学会の指標する角度とは大きく違うので注意が必要。
この背骨の動きがどこかで硬い、あるいは動作不良を起こしていると背中や腰で痛みが出がちです。
特に筋トレをバンバンやっていたりすると、その動きを最適化するため、日常生活動作での動きと差が出てきてしまい、それが腰痛の原因となったり…ということもよくあります。
その場合は腰痛を良くしてもすぐに痛みが出てきたり…ということもあるので、筋肉の柔軟性や正しい動き、というものを再教育する事は大事だったり。
先ほどのコロンと転がる動作を練習するだけでも腰の丸みは出てくるので良いかもしれません。
腰痛が中々治らない、あるいは筋トレ時に痛みが出てくる。という方は一度ご相談いただければ「通常の動き」についてお話させていただけるかと思います。
それでは良い一日を。




