京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

スポーツ固有のケガ(弓道③)

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Dsc 2898

そういえば今月に入ってデンドロビウムが咲き始めました。
2株あるんですが2株とも。調べるとノビル系デンドロビウムの開花時期は2~5月らしいんですが7月…環境変化?
5月に頂戴した胡蝶蘭がついにすべて落花したのでしばらくこちらをメインに置いておきます。
ちなみにデンドロビウムは試作3号機じゃない方です。

さて、いくらか検索で「怪我 弓道」で検索して来られる方も居られるようなので、ちょっと限定的なケガを少々。弓道の専門用語も使いますので悪しからず。

弓を引く際の右肩の痛み(関節)

弓道の動作って結構シンプルです。
が、一つ一つの所作を取ると細かい動きをしています。
その中でも大きな動作となる「打ち起こし」から「会」にかけての間に肩の捻りが発生します。
この時に「肩が抜ける」「肩に痛みが出る」という方がそこそこ居られます。

何が原因か

基本的に肩回りの筋・腱・関節になんらかの問題があって痛みが出ることが多いです。
これに関してはAI絵ではちょっと拙すぎるので某書籍から拝借

by プロメテウス 上肢編 右肩前方から 医学書院

一番多いのはこういった棘上筋と大結節、肩峰下での傷害かと思います。
人体の構造上、弧を描くように打ち起こしをすると、肩甲骨が前方に引き出されつつ上腕骨が上がり、その際に肩峰と上腕骨が衝突、間にある筋腱を挟み込みます。
通常であれば多少衝突しようが上図にあるような肩峰下包という潤滑液の入った袋(滑液包)がクッションとなりスムーズな動きを作ってくれるのですが、

棘上筋の損傷・炎症、滑液包の炎症、周囲の靭帯の損傷などが生じているとその組織に負荷がかかった段階で痛みが出ます。

そうなると肩峰下滑液包炎や棘上筋損傷と呼ばれるような外傷となります。
特に肩の前方辺りで痛みが出たり、「パキッ」と音が鳴ったりする場合は大抵これですね。

またこれを回避しようと引分けの途中で肩甲骨が後ろに下がったりすると弓道でいう「肩が抜ける」状態となります。脱臼じゃないです。

本来であれば、打ち起こした状態での肩甲骨は(前鋸筋で)肋骨に押し付けたままある程度その位置をキープし、「大三→会」時に肋骨に押し付けたまま下方回旋することで関節窩が上腕骨を受け止めてくれると綺麗な「会」となります。
理想的には上腕骨と肩甲骨が同じように降りてくるのが一番かとは思いますが…弐段程度の小生が言えることではありませんね。

ただやはり肩の痛みがある、あるいは肩甲骨の使い方が上手でないといった状態で弓を引くと「肩が抜ける」という状態になるので肩甲骨の使い方は大事です。

痛みがある場合、あるいはパキパキ音が鳴って痛みがある場合の対処としては
「安静」はいつも通り大切なのですが、ストレッチなども効果的です。
基本的に関節周囲の動きが悪い、あるいは筋肉自体の緊張などが原因となる事が多いので痛みのない範囲のストレッチなどで周囲の筋のバランスを調整してやることが大事です。
当院ではそれに加えてモビリゼーションといった関節運動を中心に治療を行います。

また細かい身体の使い方等についてもトレーナー的な視点からの指導をさせていただきます。
もしトレーニングについて相談したい場合でもお気軽にご相談下さい。

それでは良い一日を。