ツボの位置を示すとき、鍼灸師は「どこどこから何寸」という測り方をしたりします。
この時に使う「寸」という単位、実は一般的に使われている尺貫法、メートル単位換算の「寸」とは違うのでややこしかったりします。
一般的に尺貫法で用いられている寸は「約3.3cm」になります。
これは明治時代に1尺=10/33mと定められ、1寸は1尺の1/10ですので1/33m、すなわち30.303mmになります。
着物で用いられる鯨尺はまた違う長さになるのでこれは割愛。
尺貫法は今でも使われている単位で、ベニヤ板とかはこの規格で売られていることが多いですね。
910 mm × 1820 mm という一枚板。3尺×6尺ということでサブロク板なんて呼ばれてたりします。
なんですが、人の身体のツボの位置、というものを考えた時に身体が大きい人がいれば小さい人もいます。
その中で一律に「点Aから何cm」としてしまうとツボの位置は大きく変わってしまいます。
そこで使われるのが同身寸という単位の使い方になります。
簡単に言うと「患者の指のサイズを基準に何寸とする」という考え方ですね。

一般的には患者の親指の幅を「1寸」とします。尺貫法の1寸(3.03cm)よりかなり小さいです。
親指の幅が3cmある人はかなり大きい筈なので…身長が6尺ある私よりも大きいですからね…。
ツボを取ることを「取穴」というのですが、ここで一つ取穴してみましょう。
手を軽く握って手前に曲げると手首にシワが寄りますが、ここを起点として手前に「2寸」の場所を探してみましょう。

「三横指」、つまりはシワから指三本並べたところですね。その中央部分が「内関」というツボになります。
ストレスによく効くツボとして有名な所となります。
ツボの取り方を覚えると自分でもお灸とかがやりやすくなったりするので一つ覚えてみるのも良いかもですね。
それでは良い一日を。
