先日、同業の友人の先生方と勉強会という形で情報交換をする場がありました。
その中で出てきたのが「肩関節脱臼」というもの。
正直、最近は肩が外れたからといって接骨院に来られる方はあまりおられません。
それでも「柔道整復師」として脱臼位は治せないとね、という話をしていました。
そう言いながら、その次の日、先生の一人に肩の脱臼の方が来られたそうで、何が起こるか分からんもんだなと(笑
さて、その肩の脱臼というもの、脱臼の中では一番多いものになります。
以前にウチの記事でも取り上げたことはあります。
なので脱臼そのもの自体については少々割愛しつつ、じゃぁ、実際にはどうやって治すの?というところを。

上図のように骨が前下方に移動してしまっているのが一番多いパターン。
このパターンの時に当院、というより私が一番痛み無く治せると思っているのが「ゼロポジション法」と呼ばれる整復法になります。
肩関節は構造上、「外転120°」という角度が一番負担が小さいとされています。
また、受け皿に対して垂直になるのもこの角度なのでこの角度でゆっくりと牽引をかけてやることで前方に出た骨を元の位置に戻すような力が働き整復されるというものです。

昔はコッヘル法または回転法と呼ばれる押し付けながら肩を回す整復法が一般的だったのですが、肩の受け皿部分を損傷させてしまう危険性があるということでやられることは少なくなりました。
それでも学校の卒業試験では今でも覚えさせられることが多いのではないかな?多分現場では使わんなぁと思いつつ教えてました。
ただ、学校で教わっても臨床上で戻せない、という接骨院も多いかと思います。
医師と違い、臨床実習でそういった経験はほぼ得られないので…。
ちゃんと骨折脱臼が診れる先生が増えて欲しいところではあるのですけどね。
とりあえず、私が実務上で肩脱臼を整復できなかったことは無いので、肩が外れた場合、遠慮なく来ていただければと思います(笑
それでは良い一日を。
