今回は何度か書いている腰痛のシリーズ。
よく聞く腰痛の原因として椎間板ヘルニアが挙げられます。
椎間板自体は背骨の間にある線維性のクッション材ですが、加齢とともに水分が抜けてしまい、固くなり傷付きやすくなる組織の一つです。

写真だとそこそこ分厚いですが、加齢や重力によって水分が抜け、薄くなります。若ければ保水の力で元に戻りますが…。古くなったスポンジがヘタるように、年齢で保水力が下がり固く、薄くなると身長は縮みます。
その固くなった結果「破れる」「裂ける」「潰れる」という状態から部分的に突出し、神経を圧迫してきてしまう…というパターンが一番多いかと思います。
ただ、その腰痛は本当にヘルニアですか?というものもあります。
過去にヘルニアと診断されたことがあるため、全ての腰痛の原因をヘルニア由来だと思い込んでいるパターンもあるので、当院では腰痛場合は神経学的検査から何から全て検査した上で治療を行わさせていただいております。
先ほど挙げたように椎間板が突出してきて神経を圧迫することでも腰痛になるのですが、どちらかと言うとその突出になるような動作を続けていることで腰痛が発生する方が多いように思います。
また数十年前にヘルニアでした、という場合はもう既にヘルニア部分が身体に吸収されてしまって無くなっていることもあります。
その場合はやはり「弱った筋肉を庇うように違う筋肉が働き、変な動きを自身で作り出している」というものが一番多いかな、と。
さて、ヘルニア自体の治療法についてですが、痛んだ椎間板への根本的な治療法といったものは実はあまり多くありません。
ただ、炎症が出ている場合はそれを抑制する方向で治療すれば痛みは軽減します。
当院では椎間板にかかる圧を減圧するような治療を行うことで下肢への影響をなるべく少なくするような治療を行います。
ついでにと言ってはなんですが、先日こんなものを導入してみました。

懸垂バー、100kgまで対応できます。
少し低めに設置したので、足をついたままぶら下がれます。
体重が除算できるだけでも椎間板にかかる圧は下がります。上腕の筋力が必要な事だけが難儀な点ですが。
ただし、腰痛に関しては最初に書いた通り、椎間板からなのか、筋肉からなのか、はたまたそれ以外なのかという判断が大事です。
あまり自己流でやって痛めないように注意しましょう。
それでは良い一日を。
