京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 鍼灸

  • 漢方薬って何なの?

    漢方薬って何なの?

    先日、いつもと違うドラッグストアに行ったらふらふらしながら原付を押しているお爺さん。
    怪しいなと思いつつ店内に向かおうとしたら後方で原付が倒れる音。
    振り返るとお爺さん居ない…横倒しの原付の向こう側に倒れておられました。
    意識は有り、足に力が入らないということで熱中症…ではないような気がしましたが、そこはもう救急隊に任せました。
    人助けするのは久しぶりでしたが、救急法学んでおくのはやはり大事だと思いましたね。

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    さて、漢方薬と聞くと皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか?
    苦い?まずい?胡散臭い?効くの?高い?

    上に挙げたのはすべてネガティブな印象ですが、比較的こう思われた方は多いのではないかと
    しかしながら、今やドラッグストアで一角を占める程度には普及しているのが漢方薬です。

    元々「漢方」という言葉自体、中国医学の事を指していたりします。
    漢の時代の後、5~6世紀ごろ日本に伝わった医学体系ですね。

    その元となる一つに『神農本草経』と呼ばれる書物があるのですが、そこに登場する「神農」と呼ばれるヒトが自分の身体で人体実験した集大成であるとされています。
    神農様は頭と内臓以外が透明で毒を食らうと内臓の色が変わるからどこに効いたか分かったんですって。怖…。

    そこから江戸時代にかけて日本お得意の魔改造…もとい独自に発展していった部分があります。

    ただ、本来漢方とは患者一人一人に甘草を何g、陳皮を何gなどその人に合わせて必要な量を処方し煎じて飲むというのが本来のものでした。
    個々にオーダーメイドされたものなので副作用が出にくく効果が高いとされていました。

    しかし、西洋の薬剤一辺倒なのが批判された時代があり、西洋医学と同じようにエキスを抽出し、一定量で調節されたものが販売されるようになりました。

    そのため、本来の漢方よりも効果がハッキリ出にくいこともあるそうです。
    胡散臭く感じるところはこの辺りのこともあるのかもしれません。
    副作用が無い、なんて言われたりもしますが、体に合わなければ当然副作用は出ます。

    それでも以前「こむら返り」にも書いたように完全に症状用に調整された漢方薬だと即効性があるので分かりやすくて良いんですがね。

    残念ながら私は薬剤師や登録販売士の資格を持ち合わせていないので漢方を処方することはできません。
    昔は薬種商と言って薬剤師でなくても漢方を販売することができたのですが、どこかの阿呆が実務経験について不正したせいでちょっと厳しくなったりしたのはまた別のお話。

    登録販売者試験における実務経験証明書不正実態調査の取りまとめ結果https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002zx0t.html

    今では登録販売士の試験を合格し、ドラッグストアで月80時間を1年以上(実務経験)働かないと、第2種医薬品の販売はできません。

    これ買って飲んでね!みたいなことは薬剤師法違反になるのでできません。
    じゃ、なんでこの記事書いたんやと言われそうですが、

    と言いたかった。(笑)
    ご相談いただければご紹介ぐらいはできるかもしれません。

    それではよい一日を。

  • 鍼灸と不眠

    鍼灸と不眠

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    先週は怪我の記事が多かったので今週はまた東洋医学系の話を。

    眼に関わるところで…と書こうと思ったのですが、私の考えとして眼を治すのに必要なものとして「睡眠」が必要である…というかどんな疾患でも身体の回復にはやはり睡眠が必要です。
    ただ、その睡眠がとれないという方々も多くいらっしゃいます。

    不眠とは
    入眠障害(寝つきが悪い)
    熟眠障害(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)
    早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)
    全く眠れない
    などの睡眠問題を抱える状態をいいますが、特に診断基準としては

    「1. 夜間の不眠が続き」
    「2. 日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する」

    これらが認められた時に診断されるそうです。

    不眠症(厚生労働省)
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-02-001

    リンク先にも書いてありますが睡眠時間には個人差があります。
    一般的には6~8時間程度ですが、3.4時間で済むショートスリーパーの方もいれば、10時間寝ないと済まないロングスリーパーの方もおられます。

    一日1時間睡眠だけで生きているみたいな自称ショートスリーパーみたいな方も居られますが…あれは風呂で寝てますよね…

    なので「人が言っているから」という理由で自分もショートスリープが良い!と信じ込むのは止めておきましょうね。
    ヒトはイルカじゃないので片脳ずつ休む(半球睡眠)なんて器用な真似はできません。
    片目を瞑る(つむる)ことで眼からの情報をシャットアウトすることで多少休ませることはできるかもしれませんが。

    因みに「眠」の漢字は目に針をぶっ刺した状態からくる象形文字だそうです。怖…。
    「民」自体、道理が見えておらず支配下に置かれる人々みたいな意味だそうで「眠」には「眼を閉じて見えていない」という意味も持つそうです。閑話休題。

    逆にどこでも眠気があり寝てしまうのは「嗜睡(しすい)」と言い、また別…でもないか、同じように治療します。

    さて、東洋医学的に不眠の状態は精神的に不安定な場合が多いとされます。
    臓腑の陰陽平衡の失調により心神不安などによるものと言われます。
    ですので不眠だけで治療するよりもその他に出ている症状とともに治療することが多いです。

    簡単には4つに分類
    痰熱(食べ過ぎ、寝る前の食事等)、肝火(抑うつ、激怒)、心脾両虚(心労、労倦)、心腎不交(房事過多、長患い)

    痰熱とは→体内に余計な熱が溜まっている状態。黄色い痰などがみられる。
    肝火とは→五臓の『肝』が亢進すると肝の気である『火』が燃え上がりすぎて頭に昇ってきてしまう状態。
    心脾両虚→過労、考えすぎなどで『気』を使いすぎた結果、『心』と『脾』が両方弱ってしまう状態。
    心腎不交→長期の病気や房事(性生活)のし過ぎで『気』を使いすぎた結果、『腎』が弱り、五行相克である『心』が強くなりすぎた結果、心と腎のバランスが崩れてしまった要る状態。

    当院ではこれらそれぞれを対応するように鍼灸で治療していきます。
    と言うだけではアレなので、ツボの紹介。

    その名の通りの『安眠穴』、さらに『失眠』というツボがあります。

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    失眠穴は踵の中央。ここにお灸を感じられるまで据えます。熱さを感じない時は1壮だけでなく、2壮3壮…場合によっては10壮ぐらい据えたりすることもあります。

    安眠穴…これはちょっと文献によって穴の位置が様々で…
    一般の方へは耳の後ろの出っ張った骨の後ろをゆっくり押してくださいと言えば良いのですが、同業者へ説明しようとすると「翳風、風池の中点」「翳風、翳明の中点」、「翳明、風池の中点」と様々です。まぁ、大体一緒です。

    相変わらず長文になるな…ここまで読んでくださってありがとうございます。
    それではよい一日を。

  • 手首の腱鞘炎

    手首の腱鞘炎

    昨日は七夕でした。
    織姫と彦星が…なんて話の詳細を今の子どもたちは知っているのでしょうか?
    二人で放蕩にふけって怒られたのか、瓜を縦に切って大水によって別れさせられたのか等パターンは色々あるようですが。

    そして今日は腱鞘炎の話
    当院で現状最も多い疾患となります。肩より腰より手首が多い…
    やはり手を使う仕事をされている方々は手首の痛みに悩まされている方が多いです。

    この腱鞘炎、私の中でも厄介な疾患な事請け合いです。

    まず「腱鞘炎、けんしょーえん」とはよく言うのですが、腱鞘炎とは何なのか?

    筋肉は骨に付着します。ただ、「肉」のまま骨に付くのではなく「腱」というものに変化してから骨に付きます。その腱ですがカーブしたりよく使う所だと摩擦で痛む事があります。
    ですので、そういった負荷がよくかかる部分には「腱鞘」というサヤに包んで負荷を軽減してくれます。

    フリー素材なので図としてはイマイチですが腱鞘のイメージとしては分かりやすいかと思います。

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    赤っぽいのが『腱』(本当は白色ですが…)、水色の部分が『腱鞘』です。
    さて、これで腱鞘のイメージはできたかと思います。

    ここからはなぜ傷付きやすいか
    この「腱鞘」と「腱」、負荷を軽減してくれるとは書きましたが、そこまで丈夫でもありません。
    特に手首の親指の付け根の部分ではカーブが強いのと血管が細いのも相まって傷付きやすく、また栄養不足を起こしやすい部位となります。

    そうなるとどうなるか、腱鞘や腱に繰り返し微小な損傷が生じて『炎症』が発生します。
    これは関節部の筋腱の損傷という事で「捻挫」となります。痛み、炎症が生じた時点で受傷です。

    そしてこの捻挫の中でも特に親指の『長母指外転筋・短拇指伸筋部』で損傷を起こしているものを「ド・ケルバン病」と呼びます。
    「病」とついてはいますが、腱または腱鞘の損傷です。

    長々と書きましたが、要は「使いすぎで腱や腱鞘が痛んでいる状態」が腱鞘炎です。

    一番簡単な検査はフィンケルスタインテスト「親指ごと握り込んで小指側に手首を(真っすぐに)曲げる」と手首で痛みが出たらこいつだと思って良いかと。

    じゃぁ、どうやって治すか。
    当院ではアイシング、アライメントの調整、筋バランスの調整。
    あとテーピングによる固定、動作制限を行います。
    発症初期できちんと通院していただければ1週間から2週間程度で治癒します。

    ただ、最初に厄介な疾患と書いた通り、この外傷は治りにくいです。

    何故か。

    指導としては「安静」なのに仕事上「安静にできない」方々ばかりなんです。

    安静にしとけば治るけど安静にできないジレンマ。
    治療すればある程度痛みは軽減し血流も改善するので痛みは引くのですが、その後再度動かして傷付いてしまうとまた炎症が再発してきてしまうんですよね。
    そして身体の生理学的機能上、二度目三度目の炎症は治りにくい。
    身体が治ろうという機能がどうしても落ちてきてしまいます。

    ただ、私もそれで諦めるわけではありません。
    お灸が効果的であり、また鍼により血流の改善等を行い手首だけでなく全体の調整をすることでの施療を行っていきます。

    傷付いた組織が治るのに必要なのは「血液」です。不要な物質を運び出し、栄養を運んでくれる血液が流れ込まなければ身体は治りません。なので血流は非常に大事なのです。

    長年痛み続けて放置しているという方も多いかとは思いますが、そういった疾患があれば一度ご相談いただければと思います。
    それでは良い一日を。

  • 大人の近視

    大人の近視

    先日の記事では 子供の近視 について色々書きましたが、今回は大人の近視について
    前回も書きましたが近視の原因は主に

    軸性近視と屈折性近視という2種類

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    by 病気が見えるVol.12 眼科

    レンズの焦点のお話です。
    小学校理科でロウソクとレンズの焦点距離を出す問題とかをやった覚えがある人も居られるのではないでしょうか?
    私は当時「このレンズから焦点への曲げる角度ってどっから出てきたん?」となりながら不正解になってた覚えがあります。

    さて、その焦点の屈折角度となるのに重要なのは「角膜の曲がり具合」と「水晶体の厚み」となります。
    「焦点」自体は眼球の大きさ(眼軸の長さ)も要素ではあるのですが、これを変えるのは眼球の形を変えるという事なのでちょっと難しい。
    「角膜の曲がり具合」も角膜には筋肉も何もついていないので大分難しい。

    となると治療でコントロールできるのは「水晶体の厚み」ということになります。
    この水晶体の厚みを調整する筋肉を「毛様体筋」と言いますが、これは自律神経によってコントロールされています。
    ですので、当院ではこの自律神経を調整するような鍼治療を行います。
    「乱視」はまた別の話。

    鍼治療では、一度の治療で結果がすぐに出ない方が居られます。それでも治療後は明るさを感じていただけたりすることが多いです。その後、回数をこなしていくと徐々に調節力が上がってくる方が多いです。
    ただ、一度の治療のみでは維持するのが難しく、最初は1~2回/週の頻度で通ってきただき、安定してきたら隔週、あるいは一月、あるいはシーズンごとといった形で間隔を広げていく形になります。

    大人の方でも目の治療を一度受けてみたいと思われましたらご相談いただければと思います。

    それではよい一日を。





  • 斜視と斜位

    斜視と斜位

    昨日の夕立は凄かった。
    近くの河川洪水危険での避難指示一歩手前でした。
    涼しくなってくれれば良いんですが、涼しくなるにはもう少し降らないと…という感じですね。

    さて、眼の治療専門と言いながら、実は私は自身も斜位持ちです。
    「斜位」だけ言ってもなんのことかさっぱりですが、要は「眼」の位置が安定しないというやつですね。

    パッと見、両目できちんと見えているように見えますが、片目を隠すと隠した方の眼があっち向いてしまいます(遮蔽試験といいます)。大人でも見て分からない程度にある方がそこそこ居られるそうです。

    ただ、長時間PC作業していると、見やすい目だけで見てしまうので片目があっち向いてしまうことも…。
    意識すれば片目だけ目線を外すこともできます。複視と言ってモノがダブって見えるので気持ち悪いですけどね笑
    それを確認する一つとして以下のものを使ったりします。

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    (「両眼視」といって両目できちんと見れるかどうかを判断するのに使います。)

    「斜位」とは違い、注視しても目が外あるいは内を向いたままになるのが「斜視」です。
    最近では「スマホ急性内斜視」と言って片目で近くを見続けたりすることによって片目だけ内側に寄ってしまうなんてことも増えています。

    生後6か月以内の乳児の内斜視は手術が基本となります。
    その後に出てくる斜視としては麻痺性斜視などがあります。

    眼球運動にかかわる脳神経には「動眼神経」「滑車神経」「外転神経」の3つがありますが、これらのどれかが何らかの形で障害され麻痺が生じるとそれぞれに対応した斜視が出現します。

    麻痺の原因が頭の中の問題だった場合は緊急性がありますので、まず病院で診察を受けていただくのが確実です。
    原因不明の場合もありますが、発症から6ヵ月経過しても治癒しない場合は手術による適応とされることもあります。

    当院では積極的治療ということで小学生以上の年齢であれば鍼治療を行います。
    眼球周囲に対する血液循環の改善、また東洋医学的な肝気の調整などを主として

    晴明・攅竹・風池辺りを主とした配穴を取り、眼に関するツボということで光明、臨泣、太衝などを用いて治療を行っていきます。

    どの位の頻度で通えばよいのか?

    眼疾患だけに関わらず、はり灸の治療としては最初の一月は週に2回、安定したら週に1回といった形で徐々に回数を減らしていくのが理想で10回程度を1クールとして見積もることが多いです。
    それで改善しない場合は何か他に原因があるということで改めて病院にて精密検査をしていただくことがあります。

    基本的には眼科様で検査を受けてから来院される方が多いかと思います。
    その上で詳しく聞きたいという方はお気軽にご相談ください。

    それでは良い一日を。