京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 鍼灸

  • 病院か鍼灸院か

    病院か鍼灸院か

    梅雨入りして一週間ほど、ジメっとした感じになってきました。
    なんとなく身体が重い、しんどい、ダルい、といった症状の時も鍼は有効なのですが、じゃ、どんな時に鍼灸は良いの?というお話。

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    テルマエロマエⅡ(2014)より 古代ローマ人とお風呂の話。漫画原作。
    この時は確かギックリ腰だった気がしますが…ウチではこんなハリネズミみたいに刺すことはないです(笑)

    極論言ってしまえば「癌とか切除しなくてはならないもの、投薬で変わらないもの『以外』」でしょうか。
    例えば癌や胃潰瘍で穴が開いてしまっているようなもの、これはもう外科的に処置する必要がありますので鍼灸云々言ってる場合ではありません。
    一応、癌であれば終末期の疼痛抑制に、あるいは胃潰瘍なら胃酸を抑える、といった部分には鍼が適応できます。
    ただ、一番多いのは先日書いたような「原因不明の心房細動」のような、『見た目に異常はない』けれども不具合が出ているようなもの、といったものに鍼灸が適応されることが多いです。

    現代医療は素晴らしく、今ではほとんどの病気に病名が付き、ある程度どういった処置をすれば改善するかが分かっています。
    ただ、それでも痛みが出たり、うつになったりという事はあります。
    そういった時に西洋医学とは違った視点から治していこうね、というのが東洋医学であり鍼灸であると私は考えています。
    勿論、ギックリ腰のような応急的なモノであっても鎮痛効果は抜群です。

    西洋東洋両方の知識を持つのが鍼灸師で日本の医療従事者の中でもちょっとだけ特殊な立場です。
    そういった意味では気分障害や更年期障害、下痢便秘にぜんそくなど様々な疾患に対応できるのが鍼灸ですので、なんとなく医院では良くならなかった、という症状があればご相談いただければと思います。

    それでは良い週末を。

  • パーキンソン病と鍼

    パーキンソン病と鍼

    パーキンソン病、という病気をご存じでしょうか。
    日本では指定難病に登録されているもので、手の震え(振戦:しんせん)、動作の動き出しがゆっくりとなる、歩行が不安定になるといった症状が出る病気になります。
    原因としては脳内のドーパミンという物質を出す部分の細胞(黒質)が特定のタンパク(レビー小体)により委縮し生じるとされていますが、根本的な原因としては未だ分かっていません。

    ただ、ドーパミンが足りていないのでドーパミンを補うようなお薬である程度緩和する病気ではあります。

    著名人の中でも岡本太郎氏や美川憲一氏、バックトゥザフューチャーのマーティ役、マイケルJフォックス氏などが罹っている病気としても知られていたりします。

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    映画 ヒトラー~最後の12日間~ より指先を震わせながら眼鏡を外すシーン。ヒトラーなんかも生前の動画からパーキンソン病であったのではないかと言われています。 どちらかというとこのシーンでは振戦と言うより怒りから震えているという気はしますが。
    ちなみに映画のこの場面は字幕でよくネタにされているので…本編は見たことないです…。

    このパーキンソン病ですが、鍼灸治療の対象としてよく研究されています。
    私の手持ちの昭和30年位の古い本にも載ってるぐらい昔からあるということですね。

    さて、東洋医学的に考えると手指振戦(ふるえ)が出るようなものは「肝」の機能が低下していると考えます。
    特に「肝陰(精気)」「肝血」が不足し筋(脈)が栄養されていないという考え方ですね。
    さらに言うと「陰気」が足りていないという事は「腎」自体も機能低下が生じていると考えます。
    そこから「肝腎陰虚:かんじんいんきょ」という症の名前が付けられることが多いです。

    となると腎の気、血、陰気を補ってやる様な治療方針が主となります。
    以下ちょっと専門家向け

    さて、そういった場合に使われる経穴(ツボ)としては「陽陵泉」「百会」で震えを抑え、多気多血の目的で陽明の「手三里」「足三里」「合谷」を用い、「三陰交」で気血を補うといった治療が考えられます。

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    陽陵泉に足三里。どちらもよく使うツボです。

    どちらかというとパーキンソン病そのものに対処するというよりは、加齢によって気血不足が生じてるからそれをどうにかしましょうね、という考え方の方が強いです。
    ただ、しっかりと気血に対する対処が出来れば震えが収まったり力が入るようになったりするのが鍼灸の面白いところ。
    パーキンソン病や神経痛などがあり医師の同意が頂ければ保険による往診治療ができたりしますのでご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。

  • 保険適応の症状とは何か

    保険適応の症状とは何か

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    AIが作る絵の、このAIっぽさはなんでしょうね。

    当院では健康保険を利用した治療を取り扱っています。
    ただ、健康保険が適応される疾患というものは厚生労働省が通知している文章の中に定められており「骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷(肉ばなれ)」といった疾患に限られています。

    これについてはここ10年程で厳格化されている部分もあり、厚生労働省のHPでも注意喚起がなされているほどです。
    逆に言うと、そういった怪我を治すのは医療機関にかかった方が良いということでもあります。
    膝を痛めた、腰が痛くなったという症状があれば気軽に立ち寄っていただきたいと思っています。

    ただ、注意なのが「慢性的な」という部分です。
    以前は「亜急性」という言葉を用いていたりしたのですが、先ほどの厳格化された部分で保険が適応される疾患については「急性の外傷」という条件になります。

    じゃ、慢性ってどのぐらいから?という話にもなりますが、一例としては【3か月以上継続して痛むもの】【明確な受傷機序がないもの】というようなものが慢性的なとされることが多いです。
    ただ、後者についてはよくよく思い出してみるとアレをした後、コレをした後といった事を思い出すことも多いので、私としては「いつから?」という事を明確にするために根掘り葉掘りお聞きする事が多いです。

    そういった問診を重ねることで原因動作や負傷している筋や腱などが明確になる事もあるので、きちんとした問診は大切なのです。

    逆に慢性的な肩こり腰痛などで来院される方は、しっかりと診て欲しいという方が多いので1時間、初診であればそれ以上の時間をかけてじっくりと診させていただきます。
    特に慢性的な腰痛などは姿勢改善や鍼を用いることでものの一回で、あるいは数回程度でスッと治ってしまうことも多いので、あまり何度も通う時間的余裕がない方は自費治療の方をお勧めする事もあります。
    なんにせよ、身体の不調は早め早めに対処しましょうね。

    それでは良い一日を。

  • 歯痛と鍼灸

    歯痛と鍼灸

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    昨年、歯が欠けたことで歯科医に通うこととなり、次いで数本虫歯が見つかり地道に1本ずつ治して頂いている状態なのですが、その中の一本が中々深いところまでいっていたようで…

    「虫歯は取ったけど、少し様子見で。痛むようなら神経抜かないといけないね」

    という状態です。
    神経を抜くとその歯への新陳代謝がストップしてしまい、将来的に脆くなるので歯科医師的にも神経は取りたくないというのが普通です。私も抜きたくはない。

    ただ、炎症による痛みを抑えるだけであれば鍼灸の出番です。
    これが虫歯由来とかだと一時しのぎにしかならないのですが、鍼灸において鍼麻酔という分野がちゃんとあるんですよ。

    1950年代には中国で針麻酔という分野が確立しており、手術で用いられるぐらいメジャーなものだったようです。
    私の手持ちの本に「針刺麻酔(中国人民出版社,1972)」という本があるのですが、そこでは脳手術でも用いられていたとかいう話もあります。
    …流石に現代ではちょっと…という話ではあります(笑)

    ことあるごとに「毛主席の~」とか「劉少奇のたぐいのペテン師」「プロレタリア文化大革命このかた、ハリ麻酔は急速に発展した。」とか書いてあり、文革真っ只中の本なので思想とか時代背景とか知れて面白い本ではあるのですがね。こう書くとちょっと信憑性薄いなこの本…。

    さて、現代鍼灸で実際にはどうするのか。
    経絡的には大腸経と呼ばれる経絡を用います。
    気の流れツボの配置というものは面白いもので、手の親指辺りを通過する流れが歯に繋がっているというもの。
    上の歯だと胃経、足の外側を通るような経絡を用いると良いとされていたりもしますが、書籍によっては逆のものもあるので気を付けないといけないところ。
    古代鍼灸の本、”霊枢(れいすう)”では「冷水を飲んで痛まないものは胃経、痛むものは大腸経を取れ」なんてのも書かれています。

    ツボの名前としては下関(げかん)、四白(しはく)といった顎の周りのツボ。
    あるいは手の合谷、三間(さんかん)といったツボに鍼を刺して通電することで痛みを抑えます。

    食いしばりで歯が痛い…というような場合は一度ご相談頂いても良いかと思います。
    ただし、虫歯の場合はまず歯科を受診しましょうね。

    それでは良い一日を。

  • 丸くならない腰(腰痛)

    丸くならない腰(腰痛)

    一気に冷え込んできました。昨夜の帰りも2℃でしたし、何なら今日の朝も2℃でした。
    バイクグローブが薄いのか出勤時には指先が冷たい…。

    そしてあんまりありがたがってはいけないのかもしれませんが、冷えもあってか、ここのところ腰痛で来られる方が増えました。
    院としてはありがたいことです。

    しかし、最近感じるのは腰痛持ちの方々は基本的に腰の可動性に何らかの問題があることが多いかなと思うことがあります。
    ヒトの腰は中央に「腰椎」という骨の周囲に筋肉がコルセットのように巻いていることで支えているのですが、どうもこの筋肉が上手く動いていない、あるいはそれによって腰の骨の運動性が阻害されているという方が多いなぁと。

    腰痛持ちの方に試して欲しいのは

    あなたの背中(腰)は綺麗に丸くなりますか?

    という事ですね。
    通常、背中を丸めるという動作をすると綺麗に円を描くのですが、腰痛がある方、あるいは背中が固い方はどこかが真っすぐになっていることが多いです。
    例えばこんな感じ。↓

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    黄色とオレンジのラインで表してみました。右は分かりやすくするのに線を回転させて重ねています。
    前屈角度としては大分違うように見えますが、実は胸の部分の曲がりはそんなに大差ないのですよ。
    ですが、腰の部分が真っすぐで丸くなっていないパターンですね。

    こういったパターンだと、自分では丸くしているつもりでも丸くなっていない方が多いです。

    勿論、腰が痛くて動かせないという方も多いのですが、急性の痛みが引いた後でも上のように丸くならない方が多いんですよね。
    鏡で見て貰えば分かりやすいかと思いますが、丸めた時に自分で背骨の突起が順番に触れるかどうかを試していただければ良いかと思います。

    これは自分で動かし方が分かっていない、あるいは動かしたことが無いという方が多いです。
    ただし、トレーニングすればできるようになるものでもあるので、腰痛持ちの方は少し意識して「腰を丸める、伸ばす」という動作を繰り返してみて頂ければ良いかと思います。

    当院ではそういったトレーニングについても教導いたします。
    自分でやってみて上手くいかない、という方はご相談ください。
    それでは良い一日を。