京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

ラジオを聴いていると五月病のお話をされていました。
正直今年のGWは引っ越しで精一杯だったので五月病になるほど休んだ記憶がない。
大型家電をすべて処分できたので、業者に頼まず段ボール箱十数箱を車で全て運んだのですが、意外と何とかなるもんです。
これで通勤時間が10分ぐらい短縮されることになったんですが、結構移動したつもりなのに10分しか短縮されないのか、という気持ちも無くはないです。

そんな五月病ですが、病名が付くとしたら軽度の「適応障害」あるいは「うつ病」という診断名が付くそうです。
えらい仰々しいなと思ってしまいますが、日本は基本的に四月に環境変化が生じやすく、一月経ってGWという連休に体調を崩す、というのは本当に罠だとは思います。

さて、五月病を東洋医学ではどう捉えるか、となると少しややこしくなります。

この日記でも何度か出てくる陰陽五行説。
万物は基本的に「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類され、さらに「陰」「陽」にも分けられるというのが東洋医学思想には存在します。
その中で春は「木」の気が活発になるという時期になります。
さらに「木」の気は体内の臓腑(ぞうふ)で言うと「肝」という部位が活発になる時期とされています。

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臓器としての肝臓と「肝」は別物として考えたりするのが東洋医学。
西洋医学から入ろうとすると混乱する元。

肝には気や血をスムーズに巡らせる(疏泄:そせつ)という役割があるのですが、ストレスなどにより肝の気がうまく巡らなくなると気が詰まった状態(気滞)になります。これを肝気鬱結(かんきうっけつ)といい、これがイライラ、気分の落ち込み、ため息、不眠などの精神的な症状を引き起こします。

これを治めるツボとしては有名な「合谷(ごうこく)」という拇指と示指の間にあるツボ、また「太衝(たいしょう)」というこれも足の母指と示指の間にあるツボ、左右合わせて「四関穴」と呼ばれるツボを用いる事が多いです。

また、不安など精神的な面が安定しない場合は手首の内側の横ジワから指三本分(三横指)上にある「内関(ないかん)」、あるいは横ジワ上、小指側にあるツボ「神門」を用います。

鍼灸治療ではこれらを用いることで精神的な安定を復調させていきます。
気分が落ち込んで気が乗らない、やる気が出ないという方には一度鍼灸治療を受けて頂いて欲しいところです。

ちなみに五月の「菖蒲湯」に使用される「水菖蒲」は漢方でも用いられますが、その効果として「うっ帯した気分を晴らし、気を開く働きのある開竅薬(かいきょうやく)に分類されます。
「剣菖蒲」といい剣を模し邪気を払うという意味だけではなく、薬効的にも菖蒲湯は効果のあるものとされているわけですね。

それでは良い週末を。