目に関するコラムが続いていましたが、今日は怪我で。
相変わらずこむら返りのアクセスが多いですが、何で検索してここにたどり着いて居られるのかはイマイチよく分かってません。
さて、足関節捻挫は一般的な外傷としては一番多い部類に入るのではないでしょうか。
この間も友人が玄関で捻ったと言って来院されました。
他にも階段で足を踏み外す、スポーツの運動中に捻る等々
先日、野球のオールスターゲームがありましたが、その選出の際に辞退した選手が数名居られました。
そのうちの一名の理由が「左足関節外側靱帯損傷・左足関節三角靱帯損傷」となっていました。
捻挫による靭帯損傷と云うことですが、これだと内側も外側も損傷しているのでかなり大きな外力で発生した外傷になります。
バスケでの外傷でも書きましたが大事なのは
初期のアイシングと固定です。
市販の湿布は駄目です。ちゃんと氷で冷やしてください。
その後の固定の際に湿布使うのは良いですが…柔道整復師的には泥シップを使いたいところです。
ついでなので超音波画像でも出しておきましょう。
三角靭帯(内側靭帯)の脛舟部の描出です。


矢印およびオレンジで囲われた部分です。
左端が内果、右端が舟状骨、真ん中の深い部分は距骨になります。
特に問題ないので綺麗に描出されていますが、前述のような三角靱帯損傷であれば、炎症を起こしていたりすると周囲に黒い部分が大きく映ったり、あるいは白い部分の連続性がなくなっていれば断裂の可能性があります。
処置としては先にも書いた通り固定になりますが、超音波で損傷度合いを確認することにより治癒までの期間を想定することが容易になります。また、プレイ復帰可能かどうかの判定も。
もし断裂していて放置した場合、「癖になる」ということにもなりかねません。
捻挫についてはちょっと捻っただけ、と軽視せずにしっかりと治しましょうね。
それでは良い一日を。