京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

昨日は久しぶりに雨が降ったと思えば土砂降り。久しぶりに合羽着ての出勤でした。
帰りは帰りで☔止むまで待ちましたが、道路表示で26℃とか出てました。寒い。

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初代の説明ってたまに変なのあるけど割と普通

昨日に引き続き舌のネタを続けて。
東洋医学において患者様を診察する際、「望診、聞診、問診、切診」という4つの診察法があります。
望診→見る。聞診→(声色などを)聞く、問診→症状を聞く、切診→触る。
この4つの手順を用いて状態の判断をしていきます。

望診の中で見るのは顔色であったり体格であったり…その中にちょっと面白いものとして「舌(ぜつ)」をみるというものがあります。

中国で医学が発展する際に、寒い地域ではお腹を出したり肌を出したりするのに手間がかかる…ということで手足や顔など身体の末端で診察する方法が発展しました。

舌は西洋医学でも感染症の時に赤く腫れるということで見ることはあるんですが、東洋医学では「色」「形状」「舌苔の有無、性状」などを見ることで判断します。
特に分かりやすいのが

「舌の縁に歯形がついている」ような状態。

これはそのまま「歯痕舌」と言って舌がむくみによって膨れている、また気が虚しているというような状態にあると判断します。
舌を出してもらうとノコギリのようにギザギザの縁になっているので分かりやすいです。
脾気虚などが多いので気を復活させるような鍼を行うことが多いです。

あるいは「苔」の状態を見ます。舌の上に乗る白い部分を「舌苔(ぜったい)」と言いますが、これの色が薄白色であれば正常です。が、時折黄色っぽくあるいは黒っぽくなることがあります。これは「熱」が旺盛な状態を指します。熱が籠っていることを示すので、熱を放散(瀉する)ような治療となります。

牛乳なんか飲むと舌全体が白色になりますが、それとは別に「苔」の部分だけをみるので診察前に飲んでもらっても大丈夫です。分かりにくくはなります(笑)
鍼灸院ではそんな診察をする先生も居られますので、「舌出して」と言われたら素直に「ベッ」と出していただけると助かります。

一度自分の舌をまじまじと見て頂いて凹んでないか、肉が薄くないか等を見て貰っても良いかもしれません。
それでは良い一日を。