秋雨、というとなんとなく風情がある感じがします。
ただその後に入ってくるのが西高東低の気圧配置による冬の風なので一気に冷えてくる感じが強いそうです。バイク寒い。
さて、腰痛自体は何度か扱ってますが、今日は少しばかり詳細に。
ぎっくり腰
腰のヘルニアとは
腰痛、は何が原因で生じているのか。
以前にも書きましたが85%は原因不明だと云われています。
が、同じく以前書いたようにそこまで不明か?とは思っています。
基本的に考えられる原因には
1.筋・筋膜性
2.椎間関節性
3.椎間板性
4.仙腸関節性
5.心因性
が考えられます。
5の心因性は少しばかりおいておいて、基本的にはこの4つから来ていると思っていただければ。
1はその名の通り筋肉あるいは筋膜が原因の痛みです。
腹側にある腸腰筋、サイドや後ろを固める腹斜筋腰方形筋。後方で脊柱を支える多裂筋。またこれらの筋膜に対し負荷がかかることで痛みが出ている状態ですね。この場合は炎症が出ていてもある程度動けることが多いので筋の再教育をしていくことで改善していきます。
2は椎間関節。背骨とは「椎骨」という骨の集まりです。
その椎骨、実は上下に接触している部分は前の大きい塊(椎体)部分ではなく、後方の斜めになっている部分で関節を作ります。椎間板部分は実は「骨と骨で繋がっていない=関節ではない」というわけです。この後方の部分で炎症が生じての痛みが腰痛の原因となる場合ですね。
ここ原因での腰痛は基本的に後屈、身体を反らした際に深い部分で痛みが出た場合が多いです。
分かりやすい胸椎の部分。椎間板は消してあります。 by プロメテウス 体幹より一部抜粋加筆
3の椎間板性は先ほどの逆、体幹を前屈した際に深い部分で痛みが出ることが多いです。
ここで炎症が生じると体重がかかると痛みが出るので横向けに寝ている状態が一番楽、という状態になります。また起床時に痛みがそこそこ出ます。寝ている間に椎間板が水分を吸収して圧が上がるためです。こうなると座薬でも中々痛みが引かなかったりします。アイシングを十分に行い、圧が下がるような施術が必要となります。
4の仙腸関節性。これも激痛系。下図が骨盤を前からみた図ですが、縦のラインですね。
byプロメテウス 体幹より一部抜粋加筆
図左側が腸骨、右が仙骨ですが、これらの関節が「仙腸関節」です。
ほとんど動きが無いような関節ですが、ここで炎症を生じると常に体重を受ける部分なので動作時の痛みが凄いです。ただし、この部分に体重がかからなければそこまでの痛みではないです。
当然、これらが複合することもありえます。
原因が一つなら分かりやすくて良いのですが、複数重なるとはっきりとコレと言い切ることが難しくなります。
これらを改善するには、という所ですが
炎症を引かせる。
腰の筋肉を正しく使えるかどうか。
この2点ですね。
炎症が残っていては何をしても痛みが出ます。なのでこれについて自分でできる事としてはまずアイシング。
筋肉が使えるかどうかについては文だけでは説明しきれないので接骨院などで指導を受けて欲しいところです。
長くなってきたので今日はこのぐらいで。
筋肉を正しく使う。
これは全身にも言えるので一度自分の身体の使えていない部分を探して頂いても良いかもしれません。
それでは良い一日を。