人体でそこそこ折れやすい骨の一つ、肋骨。
さて、何本あるでしょう?と聞くと意外と知られてないんですよね。
正解は12対、左右合わせて24本。結構な数ですよね。その内4本は胸骨まで来ずに先端が浮いています。
この24本と背骨と胸骨という円筒形の籠が心臓や肺、消化器などの大切な『臓器』を守ってくれています。
漫画を読んでてガイコツ的なモノが出てきた場合、このあたりの表現が正しいかどうかで「この漫画家よく勉強してるな…」と思ったりします。
特に顎関節と鎖骨の関節が正しい絵は「素晴らしい」となります。どこ目線なのか。
そういう意味では進撃の巨人の筋肉とか酷いですね(笑)。まぁ、「巨人」という、そういうもんとして見れるので良いですが。リアル頭身系の絵で適当な骨筋を書かれると萎えます(笑)。
さてこの骨、非常に薄い。骨の分類は「扁平骨」という分類になります。
どなたかのお葬式などでお骨を拾う際に肋骨を見たことがある、またその形状を覚えているという方は稀かと思いますが、成人男性であれば長さとしては30センチ程度の長さになるのでそれなりの長さはあります。
が、画像のように厚みとしては1センチもありません。薄くて長い。

右端のは「胸骨」
さてそんな薄い骨、骨粗鬆症なんかだと咳をするだけで折れますし、正常な人でも咳のし過ぎで折れたりすることもあります。ゴルフのし過ぎで疲労骨折します。ボクシングで殴っても折れます。知らぬ間に折れてたなんてことも多々。
そういった場合、よく「固定するだけ」と言う方が多いのですが、その固定ですらきちんとできていないと痛いのです。まぁ、1、2週程度でくっついてしまうので、あまり問題になる事はないのですけど。
肋骨骨折では固定具として「バストバンド」「さらし」と呼ばれるものを用います。
実はこれを胸に適当に巻いても痛みを抑える事が出来ません。
肋骨は呼吸する際上下に動いているのですが、固定しようと思うとちょっとしたコツがいります。
それは「息を最大限吐き切ったタイミングで締める」というもの。
息を吸った状態は肋骨が拡大している状態なので、この状態で固定しても息を吐いたら固定が緩んでしまいます。
しっかりと固定できていれば痛みがかなり抑えられる骨折でもあります。
放置していても治る骨折ではありますが、下手に折れると肋骨に刺さったりすることもあるので自己判断は避けて、きちんと医療機関にかかって下さいね。接骨院でも保険適応疾患になりますので。
それでは良い一日を。
