京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

正しいアイシングとは

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8月です。
人間、何事においても続けることが一番難しいと思っていますのでその難しいことを続けていけるように頑張って書いていこうとは思っています。程々に。

写真は当ビルのエントランスにセミファイナル状態でひっくり返っていたニイニイゼミです。虫苦手な方はすみません。
アブラゼミとクマゼミがノーマルならレアぐらいのセミです。小学生時分に1日50匹捕まえて五月蝿いから逃がしてこいと言われていた蝉少年としては市内では滅多に見ない蝉でちょっとテンション上がりました。が、調べてみると市街地で復活傾向にある模様。

そして今日は怪我した時のアイシングの方法です。
アイシングの是非については過去に語ってますのでそっちで。

・「運動後に」じっとしていても痛みがある。
・ぶつけた(打撲)、ひねった(捻挫)、肉離れ、動いている時に急激に痛みが出た等。

※運動後以外でじっとしていてもはっきりとしない痛みがある場合、内臓疾患の可能性があります。
 接骨院ではなく医院にかかりましょう。

1.冷凍庫から「氷」を用意してください。
2.ビニール袋等にぶち込んで、少量の水を入れてください。
3.口を縛ってそのまま直接痛い部位にガシャガシャしながらアイシング
4.氷が溶けきるまでやりましょう(およそ15分から20分)

という感じ。
大事なのが「氷」を使うと云うこと。
よく保冷剤なんかでアイシングされる方もおられますが、あれはちょっと0℃時間が長すぎるので…小さいのでも2時間保ちますが…そんなに冷やすと凍傷になってまう。
はい、今日覚えることはここまで。

ここから先は理科のお勉強。
何故氷なのかということなのですが、まずご家庭の冷凍庫、何度ぐらいでしょう?
Hey!AI君回答!

一般的な家庭用冷凍庫の温度は、-18℃前後が適正とされています。

これは、日本工業規格(JIS)によって定められている基準で、微生物が増殖しにくくなり、食品の品質や安全性を保ちながら長期保存できる温度とされています。

ただし、業務用冷凍庫や特殊な冷凍庫では、さらに低い温度(-20℃〜-60℃など)を設定できるものもあります。
by Google Gemini

というわけで正解は-18℃
JISに定められているそうです。それは知らんかった。

で、氷点下のモノを体に当て続けるのは良くないので水を入れます。凍傷怖い。
水を入れると早く溶けるからよくないのでは?と思う方も居られるかもしれませんが、ここで大事なのは-18℃~-1℃までの熱奪取量(吸熱量)と0℃で氷が水になる瞬間(融解熱)のどっちが奪う熱量(cal)は大きいのかということです。

氷の温度を1℃上げる時に必要なCalは約0.5cal
氷を解かすのに必要なCalは約80cal
これを元に0℃まで上がることを計算しても氷が溶ける時に周囲から奪う融解熱の方がおよそ9倍のカロリー差があります。
なので「溶ける瞬間」の氷がたくさんあるとアイシングの効率が良いということになります。

ただ先ほども書きましたが、時間としては精々15分から20分程度に抑えておきましょう。
10~20個ぐらいの氷がそれぐらいで溶けきるのでちょうどいいです。
皮膚表面がぼんやり赤くなるぐらいですね。中々赤くならない場合はそれだけ熱を持ってると思ってもらえれば。

これで皆さんも安全にアイシングできるように。
因みに身体が凍ったら40℃のお湯で急速解凍するそうです。激痛らしい。
それでは良い一日を。