京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

捻挫は癖になるのか

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もう朝晩のバイクは上着が要りそうな感じですね。
26度はちょっと寒い。ただ日中は邪魔になって難儀するところ。

今日は捻挫は癖になるとはよく聞くけどそれって本当?いう記事です。
タイパ志向な方向けに結論だけ先に書くと

「正しく治しきらないと癖になる。」

といったところです。詳しくは以下。

そういった風評が一番多いのは足首の捻挫かと思います。
最も多い捻挫が「内返し捻挫」と呼ばれる、足裏が内側に向いてしまう捻挫。
この時痛めるのは外くるぶしの前方にある「前距腓靭帯」と呼ばれる靭帯の損傷です。
足の外側、腓骨と呼ばれる骨と、体重を支える距骨と呼ばれる骨を結ぶ靭帯の一つです。

by MDSマニュアル 足首の捻挫

この靭帯は距骨が前に出ないように制限する靭帯なのですが、負荷によって切れてしまうことがあります。
靭帯というものは骨の動きを制限するものですから、切れてしまえば内返しの動作に対して足首が弱くなってしまいます。
なので、きちんと治さないと「癖になる」んですね。
逆にきちんとくっつくまで固定、治療が出来れば多少足首が弱くなりますが癖になるというところまではいきません。

また、一度捻挫した足は、骨のバランスを崩した状態になってしまっていることが多いです。
アライメントが狂うという言い方をしますが、それを適切な位置に戻さないと脛骨と腓骨の間が開いたままとなり、「足首が緩んだ」状態が続いてしまいます。

Image
左が正常。右が歪んだ状態。
あくまでイメージですが、距骨が傾き、脛腓が開いてしまっている状態が”癖”になる原因となりやすいです。

この状態が続くと身体が誤った状態を覚えてしまい、これを正常としてしまいます。
そうなるとさらなる不調や、傾いている状態だと再度捻挫を生じてしまいます。
これもきちんとした位置に戻してしまえば正しい歩き方になるので再負傷しにくくなります。

また、痛みがなくなった段階で治ったと自己判断し、通院を止めてしまうパターンも多いです。
痛みが無くなっても靭帯の修復中であれば、まだ負荷をかけ過ぎてはいけません。
この中途半端な状態も再度負傷しやすい原因となります。
「治癒しましたのでもう来なくても良いですよ」と言い切ってくれる接骨院は少ないかもしれませんが、少なくとも当院は治癒するまでお付き合いします。

少しでも不安な状態であれば一度ご相談いただければと思います。
靭帯の状態はレントゲンでは分かりにくいですが、当院では超音波画像を用いて判断させていただきます。

それでは良い一日を。