
ちょっと前に書いた外反母趾の記事ですが、ほぼ偏平足の記事だったので改めて。
前回は対処の仕方を書きましたが、これ何が悪いの?となる方も多いのではないでしょうか。
なので今回は説明回。
まず言葉としては”外反”と”拇趾”に分けられます。
そしてこの「外反(がいはん)」という言葉はその字の通り「外に反る」という意味合いを持ちます。
末端側が外に向く状態が「外反」です。
さて、外反母趾は「足の親指が人差し指にくっつくように”変形”してしまう」疾患です。
時間をかけて徐々に徐々に関節部分が変形してしまい、親指が外に向いてしまうのが外反母趾です。
ただ、長期的に時間をかけて変形をするとき、あまり痛みが出なかったりします。
なのであんまり気にしない方も多いです。
じゃぁ、何が問題になるのかというと変形している途中で“痛み”が出てくる場合ですね。
変形に伴い炎症が出てくると拇趾の付け根が痛みます。
なので炎症を抑えつつ、変形が進まないような治療が必要になります。
炎症、変形が収まると痛みは自然と収まります。
ただ、ここで知っておいていただきたいことは「変形は元には戻らない」という事です。
なので、拇趾の付け根で痛みが出てきた場合は早め早めに治療、あるいは変形が進行しないような処置が必要になります。
変形が強い状態になると人差し指の下に拇指が潜り込むように変形しますし、そこまでなると手術で「骨を切る」ということを行います。
拇趾の変形が進行してしまうと何が生じるか。
足の親指はバランスを取る土台の一つです。また付け根の部分は足のアーチに関わる部分です。
即ち、偏平足や歩行時の蹴る足に力が入らない、また立っている時に安定しないなど、安定を欠くような状態になります。
そうなるとそれに伴った様々な症状が発生する基盤となってしまいます。土台が不安定になりますからね。
ではそうならないためには何をすべきか。となると足底の筋トレですね。
それは前回の記事を参考に。
それでは良い一日を。