京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

利き目はどっち?

,

物の良否を見分ける事…ではなく、ヒトが日常生活で主として使用している眼球の事を指します。

この利き目によって右脳を使っているか左脳を使っているかが変わる…とよく言われるのですが、私としては??とは思っています。

なので今日はちょっと小難しい話。

右目で視た情報は左脳で処理され、逆に左目で視た情報は右脳で処理される…というのですが、これ誰が言い出したんでしょうか?

Image

by 病気が見える12 眼科

ご覧のように右目の情報でも内側(左)と外側(右)に分かれて視交叉と呼ばれる部位を中継し、後頭葉の右視野、左視野に送られます。割合として55%程。右目の情報が全て左脳に送られるわけではありません。
結果、両方使ってるで。となるわけです。

もっと言うと左右の大脳半球と呼ばれる脳の大きい部分は脳梁(のうりょう)と呼ばれる部分で左右が連結しており、情報は両方に共有され処理されます。
基本的に(例外はありますが)鳥類以下は全交差してるので右目は左脳に、というのが正しいそうですが、哺乳類は精々50%程度しか交差しないわけです。

これもどこかの販売戦略で言い出されたんでしょうね。宿便と同じです。腸の壁にへばりつく便なんか無いぞ。

ただ、情報の処理として左脳は倫理的記憶、言語認識。右脳は空間認識、イメージによる記憶を行っているという差は確かにあり、それは脳血流の活発化と云うことで明らかになっています。
なので暗記・記憶する際にどっちが優位で働いている、とかいうのは確かにあるのでそれを応用できているかが物覚えが良い人悪い人の差になっていたりするところはあるとは思います。

ついでに、言語機能は主に左脳 (ウェルニッケ野・ブローカ野と言います。)にあるわけですが、右脳の同じ部位は何してるん?という話。

右脳の言語中枢に相当する部分は韻律(いんりつ)に関わるとされています。ここを損傷すると「ワレワレハウチュウジンダ」的な平板と呼ばれるような平坦な発音になるそうです。
あるいは比喩なんかを理解するのも右脳で処理を行うとか。

さて、脳の小難しい話を終えたところで利き目の判定について

両目で何か一点を見た状態で天津飯の気功砲の手をしましょう。
ただ気功砲も何パターンかあるのでこいつで

Image

by ドラゴンボール完全版9巻
これよりもう少し輪を小さくする感じで

で、対象のモノを見た状態で、「右目、左目を片方ずつ閉じて」みましょう。
対象のモノが見え続けた方が利き目です。

 ただし、私のようなガチャ目と呼ばれるような左右の目の視力差が大きい場合、時と場合によって利き目が反転します。(え?ガチャ目は放送禁止用語?まぁ、それは置いておこうや…)
私の場合でいうと、バイクを運転中は効き目が反対になります。なんでや…。
昔から「同じような配置にある筈なのに片方のミラーは後方が見えて、もう片方は後方見えないのはなぜ?」と思い続けていたので、答えがここにあったと気付いたときは面白かったです。つい先日の事です。

それでは良い一日を。