
「痺れ(しびれ)」という状態は基本的に神経が障害されることで生じます。
その原因が物理的要因なのか、生理学的要因なのかを追う必要はありますが。
ただ医学的には「麻痺」しているという状態とは別なので注意が必要です。
麻痺は「動かない」又は「感じない」状態なので痺れとは別物として考えます。
そして上腕の痺れの物理的原因としては
・首の障害
・鎖骨下での障害
が主な原因となりやすいです。
これが前腕の痺れとかになると肘や腕の原因が追加されますが。
さらにその障害は何か?となると
・物理的に圧迫される。(筋肉や骨に圧迫される。)
・血流不全によって酸素が行き渡らなくなる。
といったものが主な原因となりやすいですね。
例えば首を上に向けた時に痺れ感が増すようですと首の骨や筋肉の部分に何らかの障害があるでしょうし、両肩をできるだけ下に下げた時に痺れるようであれば鎖骨の辺りに問題があると推測されます。
こういった原因であれば「胸郭出口症候群」と呼ばれる診断名が付くと思います。
さて、治療ですが
基本的には姿勢の改善を行います。
首が前に出ている、胸の筋肉が緊張しっぱなしで肩が巻いている等、姿勢が原因となっていることが多いのです。
鍼を用いるか徒手的に緊張を取るか。
当院では患者様の意向に沿いつつ、その方に合った治療をご提供できます。
鍼が怖いという方も一定数…というか半分以上は怖いと思ってる方が多いのが残念なところなのですが…。
鍼は怖くないですよ、と毎回言っておこうと思います。笑
それでは良い一日を。
