京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 東洋医学

  • 七情(ヒトの感情)

    七情(ヒトの感情)

    鍼灸治療をするときにヒトの感情、というものを考慮する事があります。

    東洋医学ではヒトの感情も臓腑に関わるものとしてかんがえたりするんですよね。
    代表的なものとして七情というものがあり、

    怒―肝
    喜―心
    思-脾
    憂―肺
    悲―肺
    恐―腎
    驚―腎

    と、いうものです。肺と腎については2つずつ。
    これらを原因として何らかの症状が出ている場合は『内因』によるもの、という風に考えます。

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    怒る感情。
    でも実は『火』の気ではなく『木』の気だったりする。

    逆に自然界によるものであれば『外因』によるもとします。(暑・寒など)

    心は心臓や精神を表すもので、これを壊してしまうと喜の感情が壊れてしまう、と考えたりします。
    全く笑わない、喜ばない、というのもそうですが、逆に常に笑っている、喜んでいるように見える場合も『心』を病んでるのでは?という風な感じに。

    怒ってばかりであれば『肝』がやられている、あるいはそれに連なる「血」が足りていない。

    恐れ慄く、やたら驚くような方については腎の機能低下が無いか、気力活力が失われてないかなんてのも。

    そういった方々にはそれに応じたツボがあるので身体に現れる症状だけでなく、全体を診るというのも鍼灸師の考え方の一つではあったり。
    塞ぎこんでしまう、やたら怒ってしまう、気疲れが酷い、といった場合でも鍼灸の適応になったりすることもあるので、感情の振れ幅が大きくてしんどい、と言った場合でも一度ご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。

  • 身体を冷やす夏野菜

    身体を冷やす夏野菜

    五味
    五行説の五味 夏は火に属するので「苦い」「赤い」食べ物が良いとされます。

    今日は漢方雑学
    昨年に比べて暑さは非常にマシ、といった感じがありますが、それでも少しずつ暑くなってきた感があります。
    日本では熱を冷ます食べ物としては「瓜」系が良いといったものがあります。胡瓜(きゅうり)とか苦瓜(にがうり)とか冬瓜(とうがん)とか。西瓜(すいか)もそうですね。南瓜は夏野菜の癖に温性の食べ物なのでちょっと違いますが…。
    その辺りは以前少し書きました。

    身体を冷やす食べ物

    あとは茄子(なす)も身体を冷やす食べ物ですね。
    「秋茄子は嫁に食わすな」なんてことわざがありますが、あれは昭和の亭主関白価値観での「美味いものを食わすな」ではなく、単純に秋で冷えてくるときに「更に身体を冷やすような茄子を食わすな」という意味ですが、たまに間違って流布されてたりします。
    女性はただでさえ身体を冷やしやすい体質なのですから身体を冷やす食べ物を大量に食すのは注意が必要です。

    冷えすぎた身体を温めるという時に南瓜は有効です。
    そういう意味では貴重な「温」作用をもつ夏野菜だったりします。

    旬のもの、という概念が薄れているのは数十年前から言われ続けている事ですが、やはりそれなりの理由があるというのは知っておくと面白かったりします。

    ふと、北瓜と東瓜ってあるのか?と思って調べましたが無いそうです。
    中国で北瓜は南瓜と同一とされた時期もあるそうですが…。

    それでは良い一日を。

  • 人体の1寸はどのぐらい?

    人体の1寸はどのぐらい?

    ツボの位置を示すとき、鍼灸師は「どこどこから何寸」という測り方をしたりします。
    この時に使う「寸」という単位、実は一般的に使われている尺貫法、メートル単位換算の「寸」とは違うのでややこしかったりします。

    一般的に尺貫法で用いられている寸は「約3.3cm」になります。
    これは明治時代に1尺=10/33mと定められ、1寸は1尺の1/10ですので1/33m、すなわち30.303mmになります。
    着物で用いられる鯨尺はまた違う長さになるのでこれは割愛。

    尺貫法は今でも使われている単位で、ベニヤ板とかはこの規格で売られていることが多いですね。
    910 mm × 1820 mm という一枚板。3尺×6尺ということでサブロク板なんて呼ばれてたりします。

    なんですが、人の身体のツボの位置、というものを考えた時に身体が大きい人がいれば小さい人もいます。
    その中で一律に「点Aから何cm」としてしまうとツボの位置は大きく変わってしまいます。
    そこで使われるのが同身寸という単位の使い方になります。
    簡単に言うと「患者の指のサイズを基準に何寸とする」という考え方ですね。

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    引用:漢方概論(経穴編),医歯薬出版株式会社,全国養成施設協会編

    一般的には患者の親指の幅を「1寸」とします。尺貫法の1寸(3.03cm)よりかなり小さいです。
    親指の幅が3cmある人はかなり大きい筈なので…身長が6尺ある私よりも大きいですからね…。

    ツボを取ることを「取穴」というのですが、ここで一つ取穴してみましょう。
    手を軽く握って手前に曲げると手首にシワが寄りますが、ここを起点として手前に「2寸」の場所を探してみましょう。

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    引用:漢方概論(経穴編),医歯薬出版株式会社,全国養成施設協会編

    「三横指」、つまりはシワから指三本並べたところですね。その中央部分が「内関」というツボになります。
    ストレスによく効くツボとして有名な所となります。

    ツボの取り方を覚えると自分でもお灸とかがやりやすくなったりするので一つ覚えてみるのも良いかもですね。
    それでは良い一日を。


  • ちり気の灸(小児はり)

    ちり気の灸(小児はり)

    鍼灸を学んでいると、時々「特効穴」というような「ある症状に対して特別効きやすい」といったツボが出てきます。
    小児斜差の灸(疳の虫)、中風七穴(脳卒中の特効)、脚気八処の灸(脚気)、子孕みの灸(不妊)など

    その中で比較的種類が多いのが疳の虫(かんのむし)の鍼灸。
    今時はあまり疳の虫という言い方はしないのかもしれませんが、要は「夜泣き」「表情が険しくなるような顔つき」「キーキー泣く」「夜尿症」「チック」「起立性調節障害」「小児喘息」など小児に生じる、原因が無いような症状群を対象として行う鍼灸治療があるということです。

    全てひっくるめて「小児鍼(しょうにしん)、小児ばり」と呼びます。

    ただ、鍼と書くと子どもに鍼刺すの?となりそうなのですが、小学生以下の場合は皮膚を軽く刺激するような板や棒を使うことが殆どです。

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    当院で使用している接触鍼 左二つは牛角で出来ています。

    こういったもので経絡やツボを刺激するのが小児はりというものになります。

    さて、タイトルに書いた「ちり気の灸」
    これは気を散らす、というような意味合いの灸になります。

    第3胸椎棘突起下、左右肩甲骨の中央ぐらいに「身柱:しんちゅう」というツボがあります。
    ここにお灸をすることで癇癪(かんしゃく)などを抑える効果があるというツボになります。
    ただ、お灸を怖がる場合は上記の接触鍼での治療となります。

    もしお子様にそういった傾向がある、夜中々寝てくれないなどありましたら一度ご相談いただければと思います。
    小児鍼は最初は週に2回行い、様子を見ながら週に1回を1か月から3か月程度で十分に効果が見られることが多いです。
    小児とありますが大人でも効果があったりするものなので、気が散る、ストレスで落ち着かないという事がありましたら是非受けて頂きたい治療となります。

    それでは良い一日を。

  • 病院か鍼灸院か

    病院か鍼灸院か

    梅雨入りして一週間ほど、ジメっとした感じになってきました。
    なんとなく身体が重い、しんどい、ダルい、といった症状の時も鍼は有効なのですが、じゃ、どんな時に鍼灸は良いの?というお話。

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    テルマエロマエⅡ(2014)より 古代ローマ人とお風呂の話。漫画原作。
    この時は確かギックリ腰だった気がしますが…ウチではこんなハリネズミみたいに刺すことはないです(笑)

    極論言ってしまえば「癌とか切除しなくてはならないもの、投薬で変わらないもの『以外』」でしょうか。
    例えば癌や胃潰瘍で穴が開いてしまっているようなもの、これはもう外科的に処置する必要がありますので鍼灸云々言ってる場合ではありません。
    一応、癌であれば終末期の疼痛抑制に、あるいは胃潰瘍なら胃酸を抑える、といった部分には鍼が適応できます。
    ただ、一番多いのは先日書いたような「原因不明の心房細動」のような、『見た目に異常はない』けれども不具合が出ているようなもの、といったものに鍼灸が適応されることが多いです。

    現代医療は素晴らしく、今ではほとんどの病気に病名が付き、ある程度どういった処置をすれば改善するかが分かっています。
    ただ、それでも痛みが出たり、うつになったりという事はあります。
    そういった時に西洋医学とは違った視点から治していこうね、というのが東洋医学であり鍼灸であると私は考えています。
    勿論、ギックリ腰のような応急的なモノであっても鎮痛効果は抜群です。

    西洋東洋両方の知識を持つのが鍼灸師で日本の医療従事者の中でもちょっとだけ特殊な立場です。
    そういった意味では気分障害や更年期障害、下痢便秘にぜんそくなど様々な疾患に対応できるのが鍼灸ですので、なんとなく医院では良くならなかった、という症状があればご相談いただければと思います。

    それでは良い週末を。