京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

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  • 乳酸は疲労物質?

    乳酸は疲労物質?

    11月以降の更新日は週3ぐらいで予定しています。

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    かつてあった医療の常識として「疲労した状態は乳酸が溜まっている。」というものがありました。
    が、現在では誤っているというのが一般的になりつつあります。

    では何故そういった事が言われていたのか、というと少しばかり化学と生物のお話になります。
    筋肉が作動する際に必要なATPという物質。
    中学か高校の生物でATPという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、このATP(アデノシン三リン酸)という物質が分解される際に動く際に必要なエネルギーとなります。

    このエネルギーを作り出す機構として乳酸性機構(解凍系)というものがあります。
    筋肉中のグリコーゲン(糖)が分解されると乳酸という物質になるのですが、この糖が分解される際にATPが作られ、動くためのエネルギーとなるわけです。
    となると当然、運動前後で計測すれば血中の乳酸濃度が上昇するという事で疲労の原因と考えられてきました。

    ただし、この乳酸性機構、主に無酸素運動で生じる機構なんですね。
    短距離走のような無酸素運動でも、長距離走のような有酸素運動でも筋疲労は生じます。
    となると長距離走では疲労しにくいということになってしまいます。そんなことないです。

    じゃぁ疲労物質ってなんなの?ということになるのですが、まだまだ諸説あり「単体でコレ!」というものは言い切れるものでは無いようです。
    一応”無機リン酸”と呼ばれるものが筋収縮を阻害することで疲労感に繋がる、筋に貯められていた糖が少なることで疲労感となる、乳酸合成時の水素イオンの発生により体が酸性に傾くことで筋疲労となる、etc…といった事が現在の主流のようです。

    「乳酸が”酸”だからpHが下がる」なんてことを書いてるサイトもありますが…流石にそれは…
    というか「乳酸とpHは関係ないよね?」っていう2004年ぐらいの論文があります。AIで作ったサイトはこういった間違いがあるので怖いです。

    あと回復させるにはどうするの?という事にもなるのですが
    クールダウン、食事、睡眠の3つですね。
    クールダウンって何か、というと運動後のストレッチであったりマッサージであったり。
    乳酸が疲労物質でなくなったとはいえ、疲労の原因となるものがあるには違いないので筋の血流を回復させてやる必要はありますし、栄養を運んでやる必要もあります。
    あと身体が回復するためには睡眠が必須です。寝ましょうね。

    当院では疲労を回復させるためのストレッチ等も行っております。
    集中筋ほぐし、というメニューにしていますが、一度体験してみたいという方は30分から行っております。
    是非一度来院し体験していたければと思います。
    それでは良い一日を。

  • 山本氏のトレーニング法

    山本氏のトレーニング法

    近くの小学校の金木犀が満開です。
    金木犀の匂いは好きですが、嗅ぎすぎると鼻が麻痺してくるような感覚になります。
    何事も程々です。

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    先日、メジャーリーグのワールドシリーズが閉幕しスポーツニュースはそればっかりになっていました。程々が大事。
    日本人選手の活躍も目覚ましく…というとミーハー過ぎて本当のファンの方に失礼かなぁと思っていたり。
    それでも医療に携わる人間としては彼らのトレーニングとかケアの仕方はどうしてるんだろう?という気持ちが大きいです。

    特に最終戦、前日からの連投ながら勝利投手となった山本由伸選手。
    柔道整復師の矢田氏が帯同し、前日にケアと調整を行ったことで最終第7戦に出場し、且つ結果を残したという記事をよく見かけたので、矢田氏のトレーニングについて調べました。
    あの四つ這いからひっくり返る様なトレーニング法ですね。

    B(バイオ)C(セル)エクササイズと呼ばれるもの。
    ホームページやヤフーニュースを読むとスピリチュアル?と思ってしまうような内容でちょっとたたらを踏みます(笑)
    ただ次の言葉については私も常々意識している部分ではありました。

    「身体知」

    自分自身で身体を知る事。
    非常に大切ですね。

    殆どのヒト、それも一般の人だけでなくプロの選手であっても正しい走り方が出来ていないと云われます。
    それこそ指の一本、筋肉の線維まで意識して歩いているか、走れているか。
    BCエクササイズはそういった身体の動き方、動かし方を知り、最適化していくというエクササイズだそうです。

    例えばBCエクササイズの中にあるボード。
    3.6cmの高さのボードの上に片足を乗せて身体がどう変化しているのか、どういった風に筋が作用しているのかを感じ取り、それを動作に反映させる。というのは凄いと思います。

    ただ、そういった合理的なトレーニングの説明の中に月の満ち欠け、太陽の動きと生体リズムといった言葉が出てくるのでスピリチュアル感が出てくるんですよね…。
    満月新月で調子が変動するというのは女性の生理に関わったりもするので分からなくもないのですが、そこまで「全は一、一は全」の錬金術師みたいな考え方に至るのは難しそうです。

    変化球一つ覚えるのに2年かけるそうです。それも身体を作り替えると自然に投げられるようになる…といった理論だそうで…高校野球からでは間に合いませんね…。
    ただ、山本氏の書いた本にはエクササイズの内容も書かれているそうなのでちょっと気になっている。

    私自身、このエクササイズを勉強したわけでは無いのでこのBCエクササイズとして指導することはできませんが、身体の使い方を覚えてもらうという点はよく指導させてもらっています。

    最近では特に腰痛の方の腰は注意して診せて頂いています。
    やはりどこかで無理をした動きをしている方が多いのでそれを修正する運動を行って頂いています。

    それでは良い一日を。

  • 医療の漫画

    医療の漫画

    今月から記事の更新頻度を下げたいと思います。今までの記事をちょっと纏めたいとか思っています。

    そして土曜日の記事は治療関係ないものを。
    このブログでそれなりにマンガを紹介していますが、やはり昔からある医療漫画というものは少なからず知識の助けになっています。

    心臓外科や医局のゴタゴタであれば「医龍」でしょうし
    医療全般で言えば「ゴッドハンド輝(テル)」や「仁」なんかが私の医療系漫画の土台となっているところはあります。どれもドラマになっていますので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
    ゴッドハンド輝も最後の方は医局のゴタゴタとか心臓外科系のお話が中心になってた気がします。

    引用 ゴッドハンド輝 小学館

    元祖医療系漫画というと「ブラックジャック」も面白いんですが実際には無い病気を取り扱ってたりすることもあるのでストレートに信じられないところもあります。
    「Drコトー診療所」は恋愛要素・人間関係要素が強かった気がする…。というか長期休載で完結してなかったのか…。
    「ブラックジャックによろしく」は胸糞悪くなるような医療業界の闇の部分を描いてましたが…読み直す気にならないという点であんまり覚えてない…。
    公衆衛生でいうと医療系ではありませんが「もやしもん」も菌の部分ではお世話になりました。最近続編が始まりましたが菌の話があまり無かったのは少し残念。

    ただ、今あげたものは大体連載終了しているので一気読み出来るという点では良いかもしれません。
    現行で連載中で読んでいると言えば病理の「フラジャイル」、臨床検査技師(画像系)の「ラジエーションハウス」
    解剖・生理学的な部分で「はたらく細胞」ぐらいでしょうか?これもアニメ化したり実写映画化したりで有名になりましたし、先日のノーベル賞で話題になった「制御性T細胞」も出てたので再度話題に上がってたりしましたね。
    ただちょっとスピンオフが出過ぎて追い切れていません。BLACKは面白かったですけど。
    あと最近追い始めているのが総合診療医の「19番目のカルテ」でしょうか。確りとした問診が大切というところは凄い参考になります。漫画喫茶にでも行って一気読みしたいところ。

    医師じゃないのにこういう漫画を読んでどうなんだ、と思われるかもしれませんが、医師でないからこそ読まないと知らない部分や忘れている部分も多いのですよね。
    医療系の国家資格者は一通りの医学を修めた上でそれぞれの医療に携わっていますが、専門分野でない所はどうしても知識不足になりがちです。

    接骨院や整骨院、鍼灸院で働く柔道整復師や鍼灸師は医師よりはるかに少ない学習時間で国家資格を取得しています。
    それはお薬を処方する必要が無かったり、外科的手術を行わないからと理由は様々です。
    ですが、治療出来るか否かの「判断」が出来ないと治せないどころか悪化させてしまう可能性もあります。
    そうならない為にも、幅広い知識が必要なので取り入れやすいところから色々な知識を得るのは大切なのです。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(ランニング)

    スポーツ固有のケガ(ランニング)

    これから寒くなってくると…というかもう寒いです。毎日1度ずつ下がってるのを観測しています。
    季節的にはマラソンの季節ですね。
    私自身は長距離か短距離かと問われると長距離系だった気がしますが、今走ったら確実に吐きます。
    なにより内臓が揺れるのが苦手で、長距離走ると大体お腹の調子が悪くなってた気がします
    友人が京都マラソンに登録しようとしたら今年は落選してしまったと。毎年応募人数増えてるみたいですね。

    さて、そんなマラソン系でのよくある怪我について。
    特に冬は筋肉が固くなりやすいので怪我の発生頻度が増えるので準備運動を欠かさず行ってください。

    ハムストリングスor下腿三頭筋の肉ばなれ

    ハムストリングスとは大腿、つまりは太腿の裏の筋肉になります。
    また下腿三頭筋も同じく下腿、ふくらはぎの筋肉の事ですね。

    これらが長時間の走行により疲労、あるいは強い力によって、筋肉自体の力により引き千切れる状態を「肉ばなれ」と言います。

    程度としては顕微鏡で見ないと分からない程度の損傷から、外から見て凹んでいるぐらい目に見えるほどの断裂まで様々です。

    一つの目安としては
    ・内出血があるか
    ・触って凹むような感覚があるか。あるいは軽く押さえるだけで痛みが出るか。
    ・歩行に支障が出ていないか
    内出血が出ている段階で中等度以上の損傷なので放置するのは危険です。接骨院へ行ってください。
    ただ、目に見えない程度の損傷であっても、それを放置してさらなる負荷をかけるとそこから重度の損傷に発展する可能性もあるので注意が必要です。

    軽度の損傷であればアイシングと簡単なケアだけで治癒の方向に向かいますが、中等度、重度になってくるとそうもいきません。
    特に陥凹があるような損傷の場合は包帯での固定や、断端部の処置を適切に行わないと筋肉が「線維化」してしまい、”癖になる”原因となってしまいます。

    少し専門的に話しますと損傷部は「出血」し千切れた隙間を血で満たします。
    その後、その隙間に線維が出現し「瘢痕」というものを残してしまいます。この瘢痕は筋肉ではない弱い組織で出来ているため、負荷がかかりやすく、また損傷しやすいといった状態になります。
    つまり瘢痕化してしまった組織を持ちながら運動を続けると再度怪我を起こしやすい、ということになります。

    なのでなるべく「瘢痕」を残さないように治療を加える必要があるんですね。
    そのうち放置していれば治る…痛みは確かに無くなるのですが、パフォーマンスは半分以下になってしまう危険性があるので、怪我をした場合は必ず適切に治しましょう。

    アキレス腱炎、周囲炎

    アキレス腱自体が痛い場合や、アキレス腱周囲に炎症が出て痛い場合のもの。
    腱自体が痛い場合は腱の損傷。
    周囲についてはアキレス腱周囲にあるパラテノンと呼ばれる組織や脂肪部分に何か原因があることが多いです。

    先ほどの肉離れもそうですが、筋損傷にしても腱損傷にしても基本的な機序としては同じなんですよね。
    血液の流入、マクロファージによる壊死組織の除去、細胞の形成、瘢痕部分の置換など
    柔道整復師はこういった機序を手助けする、というのがケガの治療に必要なことになります。

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    柔道整復の教科書より筋損傷の治癒過程。ここが軟部組織損傷のキモなんですけど飛ばしがち。

    【参考文献】 柔道整復理論(第7版) 南江堂

    上図は筋の損傷ですが、腱も基本的には大きくは変わりません。
    適切に加療しないと瘢痕化部分が大きくなってしまい、腱の弾性が失われてしまいます。
    また腱は筋に比すれば血流量が無いに等しいので治癒力はかなり低いです。
    放置してしまうのは悪手となります。

    で、アキレス腱の話に戻りますが、アキレス腱が痛むのは”使い過ぎ”or”アライメント異常”が多いです。
    自分の靴を見て頂いたときに靴底の減りが両方同じように減っていれば良いのですが、片方だけやたら減りが多いとか同側(右足は外側、左足が内側)が減っているとかだと踵が傾いている可能性が高いです。

    そうなると治療しても再度負傷する危険性が上がります。
    きちんと踵の傾きや歩行の仕方を正してあげる必要があります。

    自分は正しく歩いている…と思っていても、実はガニ股だったり足を擦っていたりと正しく歩けていないことは多いです。
    当院ではそういった部分も含めて指導をさせて頂いております。
    中々、踵周囲の痛みが引かない、といった場合は是非ご相談ください。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(ボルダリング)

    スポーツ固有のケガ(ボルダリング)

    朝の気温が12度とかになって順調に冬の気温になりつつあります。
    朝起きるのが段々辛くなってきました。太陽の明るさは偉大ですね。

    今日は久しぶりにスポーツ関係の記事を。
    ここ十数年程で知名度を上げてきたボルダリング。
    要は紐の無いクライミングですが、2020,2024のオリンピック競技の一つとしても採用されていました。

    私も十数年前に少しばかり齧ってました。
    ただ、院の昼休憩とかに行ってたのですが、それをすると午後の診療で力が入らないとか筋肉痛がヤバいとかで長続きはしませんでしたね…。普通に全身運動でした。特に肩回り。
    レンタルの靴とチョークで1時間千円程度と比較的リーズナブルにできるスポーツとしては面白かったです。
    オリンピック見てると別次元でしたけどね。

    ボルダリングの身体の動かし方って結構特殊…というか全身を思う通りにコントロールしないと中々次のステップに進めなかったりします。指に体重をかけるか、数センチ身体を壁に近づけるか、腕をどこに通してから次のホールドに指をかけられるか等。
    特に体重移動が大事で、体重移動が出来るだけでもホールドの持ちやすさが段違いに違ったりします。

    さてそんなボルダリングで多いのはやはり回旋筋腱板の損傷ではないでしょうか。
    あと指の捻挫や腱鞘炎。
    今回はその辺りを。

    回旋筋腱板(棘上筋)損傷

    これに関しては以前にも少し書きました。
    肩の損傷はどのスポーツでも多いですからね。

    肩関節の外転、つまりは外側へ手を挙げるような動作を行うと棘上筋と肩峰部分での衝突が生じます。
    通常であれば多少衝突しようが上図にあるような肩峰下包という潤滑液の入った袋(滑液包)がクッションとなりスムーズな動きを作ってくれるのですが、棘上筋の損傷・炎症、滑液包の炎症、周囲の靭帯の損傷などが生じているとその組織に負荷がかかった段階で痛みが出ます。

    by プロメテウス 上肢編 右肩前方から 医学書院

    斜め上に大きく移動するようなとき、また片腕でぶら下がるような状態の時に損傷します。
    一度痛めると中々痛みが取れない部位なのと、動かさないようにするとすぐに癒着、すなわち固まってしまう関節でもあるので厄介な部位でもあります。

    痛みがある場合、あるいはパキパキ音が鳴って痛みがある場合の対処としては
    「安静」はいつも通り大切なのですが、ストレッチが効果的です。
    あとは痛みが無いように動かすといった運動療法が大事ですね。

    TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷

    手関節の尺側、すなわち小指側の手首が痛いとなった時にまず疑うのがこれです。
    ホールドしながら肘の位置移動なんかして手首を捻る状態になった時に生じたり、落下した時に手を衝いて~という時に多いですね。
    長ったらしい名前ですが、三角の線維軟骨と呼ばれる軟骨や靭帯をひっくるめてこういう言い方をしますよーというだけです。
    テニスやゴルフなどの手首を使うスポーツでも痛めやすい部位となります。
    あるいは転倒して手を衝いてしまった時なんかも。
    (手を振るときのように)手首を小指側に反らせたとき(尺屈)に痛みが出た場合は殆どこれ。

    by プロメテウス 上肢編 手関節断面 医学書院

    上の図の赤枠部分ですが、手のアライメントが狂うと結構簡単に痛みが出ます。
    三角骨と呼ばれる手の骨と尺骨と呼ばれる前腕の骨の間に挟まるように軟骨や靭帯があります。
    圧力がかからなければあまり痛みは出ませんが、一度痛めると一定動作で痛みが出ます。

    この場合も安静にするのが自分で行うケアとしては最適ですが、アライメントが狂っている状態であれば、矯正を入れれば一発で痛みが取れることも多いです。
    ただ、痛みのある状態を放置していると身体が誤った位置を覚えてしまっているので数日で痛みが再発したりします。
    なので何度か通って頂き、身体が正しい位置を覚えてしまえば普通に過ごすことが可能となります。
    そういう意味では比較的早めに治る疾患ではあったりしますね。

    スポーツでのケガは放置するのが一番ダメです。
    早め早めに治療を行わないとその後の予後に関わります。
    少しでも気になったら直ぐに医療機関を受診するようにしてください。
    当院ではこういった怪我も得意としていますので是非ご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。