京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 東洋医学

  • 高血圧を下げる鍼

    高血圧を下げる鍼

    いわゆるお盆となりました。が、当院は13~15日まで通常通り受付しております。
    この機会にちょっとメンテナンスを…という方は是非一度ご来院ください。

    今日は血圧のお話。
    最近、あまり高血圧でしんどい…という話は聞かなくなってきた感じがあります。(私の周りだけかもしれませんが…)
    それだけお薬が効果的になってるのかなと。

    それでも気を付けないといけないのが高血圧です。

    高血圧自体が身体のしんどさを引き起こす場合もあれば、怖いのは合併症として出てくる脳疾患、心疾患、腎疾患などです。脳卒中や心筋梗塞と言えば分かりやすいでしょうか。
    多少高くても問題ないという先生も居られますが、高齢になるほど危険度は高くなるので…

    内分泌疾患など原因があるものはそれに応じてお医者様の投薬治療を受けていただければ良いのですが、鍼灸院的に適応となるのは「本態性高血圧」と呼ばれる、原因がよく分からない高血圧です。

    「本態性」って付くと医学的には「大元の原因がよく分からないもの」という意味です。

    さて、高血圧でどんな症状が?となると
    動悸、息切れ、心臓部の圧迫感、浮腫、片頭痛、肩こり、めまい、夜間多尿など様々です。
    ただ、自覚症状が無い方も多いので治療しなければならないという自覚の無い方も多いです。

    その高血圧、東洋医学的に考えると

    1.肝火によるもの
    2.痰濁(たんだく)によるもの
    3.陰虚陽亢(いんきょようこう)によるもの
    の3つがあります。

    1は長期にストレスが加わることで肝の気が鬱滞し、気が鬱滞すると「火」に変化してしまいます(化火といいます)。肝の火が炎上することで熱が発生しそれが心に影響し高血圧となります。
    2は脂っこいもの、甘いものばかり食べる、過度の飲酒により身体の中に老廃物(痰濁)が発生しそれが気血の流れを遮ってしまい、鬱滞→化火→心に影響を与えるという流れになります。が、痰濁の場合は単純に血の流れを悪くする部分もあるので余計に高血圧となります。
    3は様々な要因で陰の気が不足すると肝の陰陽のバランスが崩れ、肝の陽気が亢進し高血圧症となります。

    まぁ、一般の方にはなんのこっちゃという話だと思います。

    ただ、身体の「陰陽」のバランスが崩れることで起こりやすいと思っていただければ。
    ストレスを溜め込む、偏食などで気が滞るなどが原因となりやすいわけです。

    ですので治療としてはそれらを補う、詰まっている部分を通してやるような治療となります。
    頭痛などには風池と呼ぶツボ
    陰の不足を補う場合は三陰交や太谿(たいけい)というツボ
    滞りを通すツボとしては豊隆(ほうりゅう)、足三里という所を使います。

    私は背部兪穴と呼ばれるツボをよく使いますが、気が昇りやすい人などには「百会(ひゃくえ)」というツボも使います。

    さて、ここまで書いて「じゃぁ、一般の方にできる事は?」となると…お灸ということになるのですが、自分でできる場所となるとやはり万能のツボ、合谷(ごうこく)でしょうか。

    ただ一般的な合谷よりはやや上方の「澤田流合谷」という所が良いとされます。
    手首に近い位置で橈骨動脈の拍動が触れる部分。
    下図の赤いラインは骨、黄色い点がツボですが、「3」の部分へお灸を、皮膚が軽く赤くなる程度まで据えて頂ければと良いです。
    火傷には注意ですので「熱っ!」となる手前で取って下さいね。

    ちなみに1も2も3も全て「合谷」というツボです。
    時代の流れに沿って色々変遷した結果ですが、どれに反応が出るかは人によって違うので面白いところです。

    それでは良い一日を。



  • お灸の素材

    お灸の素材

    明日から一般的には「お盆」と呼ばれる週ですが、16日以外、当院は休まず診療いたします。
    普段来れないという方も一度、ご相談、ご来院いただければと思います。

    さて、当院では時折、患者様にお灸を勧めることがあります。
    腱鞘炎や肩こり、お腹の調子が悪い、婦人科疾患等に効くのです。

    そもそもお灸って何からできてるの?という所を今日は簡単に

    まず日本でのお灸は「艾(もぐさ)」を燃やして何かしらの効果を得るために行います。

    「もぐさ」は「ヨモギ」の葉裏の白い「綿毛」を集めたものを指します。
    蓬餅のよもぎです。葉を使うのではなく、裏面の綿毛です。なので大量に必要となるためヨモギを育てる業者があるぐらいです。

    当院で使用している高級艾です。これ一箱でン万円します。
    ここで言う「高級」とは混じり物が少ない、純粋な綿毛という意味です。
    反対は「粗挽き」「粗悪もぐさ」とかになります。葉部分がたくさん混じって高温になります。

    これを皮膚の上で適度な大きさ(5mm以下)にして線香で燃やします。一瞬です。

    比較画像。左のが米粒大(べいりゅうだい)サイズの1壮。
    知熱灸という方法で用います。
    捻って作りますが鍼灸師はもじって「ちねる」とよく言います。

    単位は「壮(そう)」。
    1壮で良ければ十数壮据えることもあります。

    ドラッグストアで市販されている千年灸などは適切な大きさに固めてあり、火をつけるだけで良いので楽です。

    よく漫画的表現で(粗悪もぐさを)山盛りにするお灸もありますが、あれを全部燃やすと確実に火傷します。なので燃やし切る前に除去します。
    あるいは「隔物灸」といって間にショウガやニンニクの輪切りとかが挟んであることが多いです。私は学生時代、塩を間に挟む方法も学びました。

    他にも「棒灸」といって棒状に紙に巻いたものを近づけるもの。
    「箱灸」といって鉄網を張った升の上に山盛りの灸を乗せて燃やす方法など色々あります。
    こういった「粗悪もぐさ」を使うものは煙がたくさん出るのでご自宅では難しいかも…


    お灸の効果についてはまた後日。
    それでは良い一日を。

  • 舌を診る

    舌を診る

    昨日は久しぶりに雨が降ったと思えば土砂降り。久しぶりに合羽着ての出勤でした。
    帰りは帰りで☔止むまで待ちましたが、道路表示で26℃とか出てました。寒い。

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    ©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
    初代の説明ってたまに変なのあるけど割と普通

    昨日に引き続き舌のネタを続けて。
    東洋医学において患者様を診察する際、「望診、聞診、問診、切診」という4つの診察法があります。
    望診→見る。聞診→(声色などを)聞く、問診→症状を聞く、切診→触る。
    この4つの手順を用いて状態の判断をしていきます。

    望診の中で見るのは顔色であったり体格であったり…その中にちょっと面白いものとして「舌(ぜつ)」をみるというものがあります。

    中国で医学が発展する際に、寒い地域ではお腹を出したり肌を出したりするのに手間がかかる…ということで手足や顔など身体の末端で診察する方法が発展しました。

    舌は西洋医学でも感染症の時に赤く腫れるということで見ることはあるんですが、東洋医学では「色」「形状」「舌苔の有無、性状」などを見ることで判断します。
    特に分かりやすいのが

    「舌の縁に歯形がついている」ような状態。

    これはそのまま「歯痕舌」と言って舌がむくみによって膨れている、また気が虚しているというような状態にあると判断します。
    舌を出してもらうとノコギリのようにギザギザの縁になっているので分かりやすいです。
    脾気虚などが多いので気を復活させるような鍼を行うことが多いです。

    あるいは「苔」の状態を見ます。舌の上に乗る白い部分を「舌苔(ぜったい)」と言いますが、これの色が薄白色であれば正常です。が、時折黄色っぽくあるいは黒っぽくなることがあります。これは「熱」が旺盛な状態を指します。熱が籠っていることを示すので、熱を放散(瀉する)ような治療となります。

    牛乳なんか飲むと舌全体が白色になりますが、それとは別に「苔」の部分だけをみるので診察前に飲んでもらっても大丈夫です。分かりにくくはなります(笑)
    鍼灸院ではそんな診察をする先生も居られますので、「舌出して」と言われたら素直に「ベッ」と出していただけると助かります。

    一度自分の舌をまじまじと見て頂いて凹んでないか、肉が薄くないか等を見て貰っても良いかもしれません。
    それでは良い一日を。

  • そもそも鍼ってどんな治療?

    そもそも鍼ってどんな治療?

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    このコラムを読んでおられる方は「鍼治療」に興味がある方だと思いますので、今日はちょっと鍼について少々。
    生涯で1度でも「鍼」を受けたことがある人というのは2003年のデータで26%、2019年の論文などでもおおよそ20~25%程度だとされています。(接骨院へ行ったことがある人は25~30%)

    つまり4、5人に一人は鍼灸治療を受けたことがあるというわけです。
    なので興味がある方は周囲へ一度相談して体験談を聞いてもらうのが一番手っ取り早い気はします。(元も子もない)

    ただ、基本的には鍼灸接骨院などで相談した結果薦められたという形が多く、自分から進んで受けに行ったという人は少ないのではないでしょうか。

    鍼は何をするのか

    皮膚に刺します。(直球)
    なるべく痛みの無いように刺しますが、場合によっては痛みが出たり血が出たりすることもあります。ただ、髪の毛より細い鍼を用いますので、注射針より痛くはないです。
    刺さっているのか分からないようなものや、場合によっては「ズン」と来るような「響き」を感じて頂くように刺したりすることもあります。

    そういった「刺激」を与えることで身体に何らかの反応を生じさせる。というのが目的です。

    また、それが怖い場合は「刺さない鍼」というものもあります。
    特に小学生以下の子どもに対しては刺さずに行う鍼が多いです。

    鍼は何に効くの?

    基本的には何でも。
    筋の張り 関節痛 神経痛 不定愁訴(ふていしゅうそ=なんとなくだるい、しんどいといった状態) ストレス 消化不良などの内臓不良 精神疾患 婦人科疾患 etc..
    元々が紀元前からヒトが経験してきた疾患全てに対応するように発展してきた中(国)医学です。
    10万年前からいるホモサピの、たかだか4000年程度で人の病気はそこまで大きく変わりません。当時から生活習慣病はあるんですよ。

    ただ、「癌」「悪性腫瘍」には西洋医学による投薬治療等を優先します。
    投薬治療をしながら、苦痛になっている部分の緩和等に鍼灸治療を用いたりすることはあります。

    鍼は健康保険が使える?

    はり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の施術に係る療養費に関する受領委任を取り扱う保険者等についてhttps://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/hokensha.html

    まず、ご加入されている健康保険が上記サイトに掲載されていれば保険の利用が可能となります。掲載されていない場合は自費治療のみとなります。

    ただ、国として保険が利用できる疾患は指定されており、以下の疾患に医師の同意が必要となります。
    それ以外は自費治療が主となります。当院でも自費治療を主としています。

    1.神経痛 … 坐骨神経痛・三叉神経痛など
    2.リウマチ … 慢性で各関節が腫れて痛むもの
    3.腰痛症 … 慢性の腰痛
    4.五十肩 … 肩の関節が痛く腕が挙がらないもの
    5.頚腕症候群 … 頚から肩、腕にかけて痺れて痛むもの
    6.頚椎捻挫後遺症 … むち打ち後遺症など

     利用方法として
    保険治療を希望される場合は、医師の「同意書」が必要となりますので鍼灸院で用紙を貰って病院等で上記疾患名を記入した「同意書」に記入をして貰ってください。
    それを鍼灸院に提出していただければその「同意書」に書かれた疾患のみ保険での治療が可能となります。

    ただその場合、病院で「同傷病名」の治療が保険で受けられなくなります。
    例えば病院で「腰痛症」を治療されている場合、鍼灸院で「腰痛症」の治療を保険では治療できませんのでその点だけ注意です。

    やはりハリは怖いという方が多いのですが、そんな怖いもんでもありません。
    受けてもらうと受けている間に寝てしまう、やみつきになる?方も多くおられます。
    一度、ご相談いただければと思います。
    それではよい一日を。

  • 五十肩への鍼

    五十肩への鍼

    先日、五十肩についてという記事で説明および急性期に対する対処について書きました。
    が、他にどんな治療が、というとヤハリ鍼に即効性があり有効的です。

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    by 逆転裁判1(CAPCOM)
    ヤハリというと今でもこいつを思い出します。逆転裁判は4までやりましたがやっぱ成歩堂御剣コンビが好きです。

    というわけで今回は五十肩を東洋医学的にみていきます。

    まず大まかな考えとして、風寒湿といった外邪が肩部に侵入し「経絡気血」という気の流れ、血の流れが悪くなることで生じるとされます。
    あるいは打撲傷などで気血の流れが悪くなることでも生じます。

    気や血の流れが悪くなることを「気滞血瘀(きたいけつお)」
    さらにそれが進むと筋への栄養が悪くなり、運動制限が生じる。といった形になります。
    血の流れも滞る状態が「瘀血(おけつ)」という状態で、皮膚の色が悪くなったりします。

    とにかく「気の流れが詰まる」という考え方になります。

    その詰まりをなんとかして除去するという形になるのですが、肩を通る経絡は様々あり、治療家によって千差万別の治療法があると思って頂いて良いかと思います。

    私の場合、
    肩の前方を通る部分で痛みがある場合(肺経)
    肩の真ん中を通る部分の痛み(大腸経)
    肩の後方を通る部分の痛み(三焦経、脾経、胃経)
    なんかで分けたりしますが…基本的には痛みのある部分の索状(さくじょう=線維状にコリコリする部分)に対して直接鍼をすることが多いです。

    あと、ほとんどの書物の治療法に出てくる部位が「曲池(きょくち)」ですね。

    (肘ぐらいなら自前の…と思いましたが自分の肘の外側を写真で撮るって結構難しかった…)

    肘を曲げた時にできるシワの端の部位。
    ここに刺激を与えてやると良いというツボです。結構万能で色々な疾患に使われます。

    他には「肩髃(けんぐう)」という肩を外に挙げた時にできる肩部のシワのやや前の部位。
    「天宗(てんそう)」という肩甲骨の中央。
    ちょっと変わり種としては「天鼎(てんてい)」という首にあるツボを使ったりする場合もあります。

    ツボの紹介するだけで軽く20穴ぐらいはあります。
    それほど昔から肩の痛みに悩まされてきた方々が多いということですね。

    気血の流れを改善するというところの追加としては「陽陵泉(ようりょうせん)」「血海(けっかい)」「足三里(あしさんり)」というのもありますが、そのへんは有名処ですしまた別の時にでも。

    当院では五十肩の炎症期、拘縮期の痛みが強いときの治療をはり灸、接骨の両面から治療していきます。
    五十肩でお悩みでしたらどういった治療が良いのか等も含めてご相談いただければと思います。
    それでは良い一日を。