京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 東洋医学

  • 大人の近視

    大人の近視

    先日の記事では 子供の近視 について色々書きましたが、今回は大人の近視について
    前回も書きましたが近視の原因は主に

    軸性近視と屈折性近視という2種類

    Image

    by 病気が見えるVol.12 眼科

    レンズの焦点のお話です。
    小学校理科でロウソクとレンズの焦点距離を出す問題とかをやった覚えがある人も居られるのではないでしょうか?
    私は当時「このレンズから焦点への曲げる角度ってどっから出てきたん?」となりながら不正解になってた覚えがあります。

    さて、その焦点の屈折角度となるのに重要なのは「角膜の曲がり具合」と「水晶体の厚み」となります。
    「焦点」自体は眼球の大きさ(眼軸の長さ)も要素ではあるのですが、これを変えるのは眼球の形を変えるという事なのでちょっと難しい。
    「角膜の曲がり具合」も角膜には筋肉も何もついていないので大分難しい。

    となると治療でコントロールできるのは「水晶体の厚み」ということになります。
    この水晶体の厚みを調整する筋肉を「毛様体筋」と言いますが、これは自律神経によってコントロールされています。
    ですので、当院ではこの自律神経を調整するような鍼治療を行います。
    「乱視」はまた別の話。

    鍼治療では、一度の治療で結果がすぐに出ない方が居られます。それでも治療後は明るさを感じていただけたりすることが多いです。その後、回数をこなしていくと徐々に調節力が上がってくる方が多いです。
    ただ、一度の治療のみでは維持するのが難しく、最初は1~2回/週の頻度で通ってきただき、安定してきたら隔週、あるいは一月、あるいはシーズンごとといった形で間隔を広げていく形になります。

    大人の方でも目の治療を一度受けてみたいと思われましたらご相談いただければと思います。

    それではよい一日を。





  • 斜視と斜位

    斜視と斜位

    昨日の夕立は凄かった。
    近くの河川洪水危険での避難指示一歩手前でした。
    涼しくなってくれれば良いんですが、涼しくなるにはもう少し降らないと…という感じですね。

    さて、眼の治療専門と言いながら、実は私は自身も斜位持ちです。
    「斜位」だけ言ってもなんのことかさっぱりですが、要は「眼」の位置が安定しないというやつですね。

    パッと見、両目できちんと見えているように見えますが、片目を隠すと隠した方の眼があっち向いてしまいます(遮蔽試験といいます)。大人でも見て分からない程度にある方がそこそこ居られるそうです。

    ただ、長時間PC作業していると、見やすい目だけで見てしまうので片目があっち向いてしまうことも…。
    意識すれば片目だけ目線を外すこともできます。複視と言ってモノがダブって見えるので気持ち悪いですけどね笑
    それを確認する一つとして以下のものを使ったりします。

    Image

    (「両眼視」といって両目できちんと見れるかどうかを判断するのに使います。)

    「斜位」とは違い、注視しても目が外あるいは内を向いたままになるのが「斜視」です。
    最近では「スマホ急性内斜視」と言って片目で近くを見続けたりすることによって片目だけ内側に寄ってしまうなんてことも増えています。

    生後6か月以内の乳児の内斜視は手術が基本となります。
    その後に出てくる斜視としては麻痺性斜視などがあります。

    眼球運動にかかわる脳神経には「動眼神経」「滑車神経」「外転神経」の3つがありますが、これらのどれかが何らかの形で障害され麻痺が生じるとそれぞれに対応した斜視が出現します。

    麻痺の原因が頭の中の問題だった場合は緊急性がありますので、まず病院で診察を受けていただくのが確実です。
    原因不明の場合もありますが、発症から6ヵ月経過しても治癒しない場合は手術による適応とされることもあります。

    当院では積極的治療ということで小学生以上の年齢であれば鍼治療を行います。
    眼球周囲に対する血液循環の改善、また東洋医学的な肝気の調整などを主として

    晴明・攅竹・風池辺りを主とした配穴を取り、眼に関するツボということで光明、臨泣、太衝などを用いて治療を行っていきます。

    どの位の頻度で通えばよいのか?

    眼疾患だけに関わらず、はり灸の治療としては最初の一月は週に2回、安定したら週に1回といった形で徐々に回数を減らしていくのが理想で10回程度を1クールとして見積もることが多いです。
    それで改善しない場合は何か他に原因があるということで改めて病院にて精密検査をしていただくことがあります。

    基本的には眼科様で検査を受けてから来院される方が多いかと思います。
    その上で詳しく聞きたいという方はお気軽にご相談ください。

    それでは良い一日を。

  • 水無月(菓子)

    水無月(菓子)

    昨日は地元の少年補導委員会主催の小学校での玉入れ大会のお手伝いをしてきました。
    今の小学校は1学年2クラスのようで、低学年だけでなく幼稚園の年代の子どもらも参加しておられました。
    久々にあの年代のたくさんの子どもらと関わるとエネルギー量の違いに圧倒されます。

    さて、6月も終わりです。
    京都で6月30日というとまず間違いなくこの話題。

    水無月(菓子)を食べるという習慣です。

    小生、静岡で10年程過ごした時期がありましたが、毎年水無月探していました。
    和菓子屋に無いんですよ。

    Image

    by ヒストリエ (岩明均)

    ヒストリエというか岩明氏は大好きな作家の一人です。

    静岡時代後半はイオンには売っているのを知ったので仕事の合間に買いに行ってました。
    ですので恵方巻のように水無月も全国展開し始めた感はあります。

    さて、何故食べるのかみたいな話はAIに任せましょう

    京都では、毎年6月30日に「水無月(みなづき)」という和菓子を食べる習慣があります。これは、主に以下の理由に由来しています。

    1. 夏越の祓(なごしのはらえ)の神事と関連:
      • 6月30日は、1年のちょうど半分にあたる日です。この日に、それまでの半年間に溜まった罪や穢れを祓い、残りの半年の無病息災を願う「夏越の祓」という神事(大祓の一種)が京都の多くの神社で行われます。
      • 水無月は、この夏越の祓の際に食べられるお菓子として定着しました。
    2. 暑気払いの名残:
      • 平安時代、宮中では旧暦の6月1日(氷の節句)に、冬の間に氷室に貯蔵しておいた氷を口にして暑気払いをする習慣がありました。
      • しかし、当時の氷は大変貴重で、庶民が手に入れることはできませんでした。そこで、庶民は氷を模した三角形の菓子を作り、これを食べることで、宮中の貴族と同じように夏を健康に過ごせるよう願ったと言われています。水無月の三角形の形は、この氷のかけらを表現しています。
    3. 小豆の持つ意味:
      • 水無月の上にのっている小豆(あずき)は、その赤い色から「邪気払い」や「魔除け」の意味があるとされています。病気や災いを避けて、健康に過ごしたいという願いが込められています。

    これらの要素が組み合わさり、京都では6月30日に水無月を食べるという風習が、千年以上もの間、受け継がれてきたとされています。特に盆地で夏が蒸し暑い京都の人々にとって、この時期に水無月を食べることは、暑い夏を乗り切るための大切な慣習となっています。
    by Google Gemini

    じゃ、東洋医学的になんかないかなと思ったのですが、やはり「邪気」を払うという所でしょうか。
    この時期やはり「熱邪」や「湿邪」による影響が身体に出やすいという事でそれを祓ってくれる小豆の効果を期待したいところです。

    ただ、「小豆」は薬膳としては「平性」なので身体を冷やす効果はなさそうです。

    旧暦の6月(今の7月)で考えると夏真っ盛りの「陽」の極みから「陰」に切り替わるという日ではあるので身体の見方、しいては治療の仕方が変わる日ではあるのですが、古代の思想も現代に照らし合わせる限度と言うものがあるので…。

    Image

    陽と陰が切り替わる分かりやすいものとしてこの太極図がありますが、その話はまた今度で
    食べたことのない方々もこの機会に一度食していただければと。

    それでは良い一日を。

  • 頭痛と鍼灸

    頭痛と鍼灸

    Image

    昨日、梅雨明けたようです。湿度が上がったり気温が上がったりで大変です。
    これに部屋でのエアコンで温度差を感じたりすると身体がついていかなかったりしますが、そんな中、「頭痛」が酷くなる方もおられます。

    そんな方にお勧めなのが鍼灸治療です。
    今回も東洋医学的に説明してみましょう。

    まず頭痛は医学的には大まかに分けて
    「筋緊張型頭痛」と「血管性頭痛」、「群発頭痛」の3種類

    筋緊張型はその名の通り、筋肉が過緊張を起こすのが原因
    血管性は疲労やストレスが原因となりやすいとされています。
    群発頭痛は…原因不明とされていますが頭痛だけでなく結膜の充血、鼻閉や鼻汁が出るとされます。

    血管が作用して生じていると、かの芥川龍之介も悩んだという「閃輝暗点」が頭痛の前に生じる前駆症状としてみられることがあります。

    ―――のみならず僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。妙なものを?――と云ふのは絶えずまはつてゐる半透明の歯車だつた。僕はかう云ふ経験を前にも何度か持ち合せてゐた。歯車は次第に数を
    やし、半ば僕の視野を
    ふさ
    いでしまふ、が、それも長いことではない、暫らくの後には消え
    せる代りに今度は頭痛を感じはじめる、-――

    芥川龍之介「歯車」

    歯車のようなチカチカした光が見えた後に頭痛が始まるという記述です。
    主人公が作中で医者にも云われているようにタバコなんかは原因になりやすいので注意です。

    さて、こういった頭痛を東洋医学的に考えると
    「外邪」と呼ばれる風、寒、湿、熱などが侵入してくることにより生じるもの
    「内傷」と呼ばれる気、血、陰陽が影響して生じるもの
    に分けられます。

    特に血管性の片頭痛については片頭痛や片頭風と呼ばれ、鬱結した肝や胆の気が風や火に変化し、それが上昇、顔面を搔き乱して生じたものが多いとされます。
    肝の気は顔の前を通り、胆の気は側頭部を通るような気の流れをしているのでそれらに沿った痛みが出やすいとされています。

    どういった治療をするか

    顔面部の鍼が有効で、こめかみの辺りの「太陽」というツボや、「胆」の経絡上にある風池、陽白、頭臨泣といったツボを用います。

    肩こりなどが酷い場合であれば、これに後頭部の「天柱」、肩のツボである「肩井」といったツボも用います。

    上手に治療できると比較的すぐに頭痛が収まりますが、逆にこれで収まらない場合は他の病因を疑わなければなりません。
    やはり頭痛は怖いものなのでMRIやCTなどで頭蓋内での異常がないことを確認はしておきたいものです。

    それではよい一日を。

  • 身体を冷やす食べ物

    身体を冷やす食べ物

    もう夏ですね。
    郵便屋さんが毎度「暑ぅ」と言いながら出入りされています。
    梅雨前線は帰ってきたようです。一時消えてたのに。

    さて、これだけ暑いと身体を冷やす食べ物を摂りたいところですが、前にも書いた通り冷たいものをたくさん食べてしまうと「脾」を痛めてまたお腹が痛くなってしまう事請け合いです。

    『夏の腹痛』

    では冷たくないもの以外でどんなものがあるのかというところなのですが、この話を書くに至る漫画を一つ紹介。

    私は漫画好きでおそらく二千冊近い所蔵があると思うのですが、今まで読んだ漫画の中に「鉄鍋のジャン」という料理バトル漫画があります。
    料理バトル漫画と言えば「ミスター味っ子」から始まり「中華一番」「食戟のソーマ」「寿エンパイア」など色々あるわけですが、その中でも特に異色の、正直あんまり紹介できないような漫画です。

    勝つためには相手が作った料理どころか審査員がどうなってもいいや、っていうタイプの主人公の漫画なので気になった方はどうぞ。

    「飲めるラー油」が流行る10年ぐらい前、既に「飲めるラー油」を漫画の中に登場させているあたり、監修の方の造詣の深さが伺えるんですけど…内容がね…ちょっと紹介できないぐらい酷い。

    その主人公(秋山醤)の祖父(秋山階一郎)が中国で日本兵が無骨な事してるってので料理で懲らしめるというエピソードがあります。
    その時、身体を冷やす料理を作って兵たちを動けないようにして懲らしめるという事をしました。

    Image

    by鉄鍋のジャン 24巻 番外編

    この話を最初に読んだときは結構衝撃的で医食同源とはこういう事かと。

    東洋医学において森羅万象全てのものは色々な2つの陰陽と5つの分類に分けられるという「陰陽五行説」というものがあり、その中に「五性」というものがあります。

    「寒(かん) 涼(りょう) 温(おん) 熱(ねつ) 平(へい)」

    これは鍼灸の学校でも覚えない位マイナーな範囲のところではあったりするのですが、その「涼」や「寒」の食べ物を沢山食べさせたというお話です。薬膳のお話ですね。

    まぁ、日本で「蟹」はあんまり夏場に食べるもんでもないですし、作中の現場が中国という事で聞き慣れない食材ばかりですからあまり応用が効くもんではないのですが

    「冬瓜」。冬のウリと書きますが、冬まで保存が効くということで冬瓜というそうです。
    夏が旬の食べ物ですが、これも身体を冷やす働きがあります。

    日本で買える他の食材としては
    トマト、キュウリ、スイカ、茄子、ニガウリ、ごぼうやタケノコなんかも「寒」の食べ物にだったりします。

    ナス科やウリ科は基本的に身体を冷やす食べ物ですね。
    なので中国では身体を温める油まみれにして食べたりします。
    キュウリが熱い油に浸って出てきた時は衝撃でした。

    「秋茄子は嫁に食わすな」なんてことわざは特にそうですね。
    身体を冷やしやすい女性に対して身体を冷やす食べ物だから食べさすな、というお話。
    美味いから食わすななんて誰が言ったんやそんなこと…

    長々と書きましたがここまで読んでいただいてありがとうございます。
    書きたい事かけたので満足。
    なおここまで書いて治療については一切触れてないことに気付く。

    それではよい週末を。