京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 捻挫

  • スポーツ固有のケガ(弓道②)

    スポーツ固有のケガ(弓道②)

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    昨日に引き続き弓道での怪我。
    トップ画像は弓道家の中では有名な「弓道士魂」という三十三間堂通し矢のお話。
    逆に言うと弓道関係者以外でコレ知ってる人は少ないんじゃない?っていうやつです。
    弓道というより武士の話なので興味のある方はどうぞ。原作はプレミアついてたりしますがコンビニコミックなどでたまにリメイクされてるので。

    昨日のは比較的軽い怪我の内容だったんですが、今回は治りにくいやつと人によっては治らないやつを。

    上腕三頭筋の肉離れ

    強い弓を引いてるときに起こりがちです。
    一般的に成人男性が引く弓としては18kgぐらいと云われますが、嘘だろこんなもん引けるか。

    …ではなくて、弓の強さというのはkgで表されますが、これは弓自体のWeightではなく、横へ引き延ばしたときの重さを指します。私が一番ムキムキであった現役高校生の時で14~15kgがちょうど良いぐらいでした。

    ただ筋肉の収縮力と弓の反発力が拮抗するぐらいであれば良いのですが、弓の反発力が勝ってしまうと筋肉が引き千切られます。これが肉離れ。
    特に右上腕三頭筋、次いで左上腕三頭筋でしょうか。

    中々治りません。完全安静ですね。

    引き千切られた部分は内出血を生じた後、線維化、瘢痕(はんこん)化します。
    この瘢痕化というのが厄介で元の「筋肉の線維」ではない為、収縮力がありません。
    すなわち筋肉が「弱体化」します。
    なのでこの瘢痕部分をなるべく小さくするように治していかなければなりません。

    肉離れを放置するとこの「瘢痕」部分が大きく残ってしまいます。
    するとこの瘢痕部分に負荷がかかりやすくなり…再度肉離れを起こしてしまう…といった悪循環に。

    「癖になる」というやつです。

    基本的にどの怪我でも「癖になる」というのは完治出来ていないから起こるという事が多いです。
    怪我をそのまま放置していたり、痛みがなくなったから治ったと誤解していたり…

    病院や接骨院へ通ったらきちんと「完治」するまで通って頂きたいと思うのですよ。

    肩関節の亜脱臼

    私が見たことがある亜脱臼は「会」と呼ばれる弓を引き切った段階で右肩が後方に抜けるといったものでした。
    こればっかりは生まれ持ったもの、つまりは「先天性」の肩の形状だったのでどうしようもなく、筋トレでそこへの負荷を下げてやることぐらいでした。
    おそらく肩の受け皿の後方部分が小さかったのでしょうね。レントゲンを見ていないのでなんとも言えませんが…。

    あるいは関節包と呼ばれる肩を包む袋がぶかぶかであったりする場合、整形外科での手術しか治せません。ぶかぶかの関節包を締めるような手術ですね。
    当院でもこういった場合であれば、まず筋トレを指導させていただきますが、それでどうしようもない場合は整形外科さんへの紹介をさせていただいております。

    筋トレを行う場合は肩を安定させる筋肉、よく言われる「インナーマッスル」を鍛えることを第一とします。
    棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋といった上腕骨の骨頭と呼ばれる部分を肩甲骨に押し付ける役目を持つ筋肉ですね。
    ゴムチューブなどでの筋トレが昔ながらではありますが有効です。

    ですので、弓を引いていて肩に違和感があればまずは接骨院へ相談してもらうのが一番ですね。

    こうやって書いてるとやはり弓を引きたくなってきます。
    あとは早気とかについて書きたくなってきます。
    昔通っていた弓道会…活動が金曜夜なんですよね…診療時間中…残念。
    それではよい一日を

  • スポーツ固有のケガ(弓道①)

    スポーツ固有のケガ(弓道①)

    今月いっぱいは取りあえず毎日更新を続けていこうと思っています。
    昨日はYahooのトップニュースにスマホ内斜視の記事が出てました。ただ今週は柔整系の記事を書いていくつもりなのと、つい先日斜視について書いたところですので気になる方はこちら

    さて、私は地元桃山高校の出身と記載していますが、次いで言うと弓道部所属だったりしました。

    ろくに結果残せてないですし個人でメダルを貰ったのは新人戦位のものです。
    段位も弐段止まりです。元チームメイトは参段とか四段取ってるっぽいのでいつか参段ぐらいは取りに行きたいとは思っているのですが…。

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    さて、弓道で怪我というと挙げられるのは以下ぐらいでしょうか。

     前腕や右頬への打撲
     肩の捻挫
     左手拇指の擦過傷
     上腕三頭筋の肉離れ
     肩の亜脱臼

    あんまり激しい動きをするわけではないので大きな怪我というものはないです。
    稀に脱臼とかあるらしいですが…私は亜脱臼以上のものは見たことないですね…

    前腕や右頬への弦による打撲

    弓を引き始めて一番最初に遭遇する怪我がこれではないでしょうか。
    「離れ」と言って矢を飛ばした際に弦が勢いよく戻っていくわけですが、その時弦の戻りの線上に顔があったり前腕があったりすると思い切り弦が叩きつけられます。そこそこ痛いです。

    前腕だと青タンできる事うけあいです。

    基本的には「離れ」と手の内(左手の握り方)が下手糞なのできちんと指導してもらいましょう。

    対処としては間違いなく「アイシング」です。
    叩きつけられた部位での毛細血管の損傷による内出血。
    またその周囲の細胞の破壊による炎症。
    そこからの腫脹が考えられます。

    放っておいても治らなくはないですが、早く治そうと思うと包帯による圧迫固定を推奨します。締め付けては駄目です。やるなら接骨院へ行ってください。
    綿の包帯による圧迫固定でそれ以上腫れさせないようにするのと圧迫による血液浸潤液の再吸収を促します。
    顔では難しいので基本アイシングと軟膏等による対処となります。

    ちなみにこち亀の麗子がやってましたけど女性が胸当てしないで弓引くと胸打撲します。
    当時先輩が試しにやってましたが非常に痛そうでした。

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    byこちら葛飾区亀有公園前派出所

    弓の空打ちは矢にかかる筈のエネルギーを全部弓が受けてしまって弓を痛めるので止めましょうね。

    肩の捻挫

    これは「打起こし」と呼ばれる弓を持ち上げる動作から「離れ」と矢を放つまでの動作の間で起こりやすいです。

    弓道というものは決まった動作をひたすら繰り返す武道になります。
    その中で身体にかかる大きな負担は全て弓がもたらします。

    肩を上げる、力を入れつつ横へひねる、力を入れ腕を左右へ真っすぐ伸ばす、弓の反動を受ける。

    これに負荷がかかった時に関節周囲の筋または組織を損傷するというのがままあります。
    基本的には安静処置、という形になるのですが、どの筋肉がどういった形で損傷しているのか、また他の組織なのかという判断をしておかないとどのぐらい休めばいいのかも分からなくなります。
    また試合前で休めないという事もあるでしょうから、早めに接骨院への受診をお勧めします。
    早めに適切に治療すればその分早く復帰できることの方が多いです。

    拇指の擦過傷

    弓を握る手を「弓手(ゆんで)」、
    弓の握り方を「手の内」と言います。

    「手の内」というのは弓を引くうえで非常に重要で「手の内を見せる」なんて慣用句は弓道からの由来です。

    さて、この手の内、親指の上を矢が走っていくわけなんですが、握り込みすぎていたり、矢を放つときに右手(馬手(めて))が変な方向へ向かっていると矢羽根が親指に当たるように飛んでいきます。

    一度や二度なら良いのですが、これが矢を放つ度に繰り返されると出血します。

    これもそうなる前に指導者に修正してもらうのが一番ですね。
    擦過傷なので水で洗い流してキズバン的なドレッシング材を貼るのが一番です。

    また握り込みすぎると親指の「虎口」と呼ばれる部位が弓との摩擦で出血します。
    これは握りの仕方を変える必要があります。


    長くなってきたので脱臼と肉離れはまた明日。
    それでは良い一日を。

  • 手首の腱鞘炎

    手首の腱鞘炎

    昨日は七夕でした。
    織姫と彦星が…なんて話の詳細を今の子どもたちは知っているのでしょうか?
    二人で放蕩にふけって怒られたのか、瓜を縦に切って大水によって別れさせられたのか等パターンは色々あるようですが。

    そして今日は腱鞘炎の話
    当院で現状最も多い疾患となります。肩より腰より手首が多い…
    やはり手を使う仕事をされている方々は手首の痛みに悩まされている方が多いです。

    この腱鞘炎、私の中でも厄介な疾患な事請け合いです。

    まず「腱鞘炎、けんしょーえん」とはよく言うのですが、腱鞘炎とは何なのか?

    筋肉は骨に付着します。ただ、「肉」のまま骨に付くのではなく「腱」というものに変化してから骨に付きます。その腱ですがカーブしたりよく使う所だと摩擦で痛む事があります。
    ですので、そういった負荷がよくかかる部分には「腱鞘」というサヤに包んで負荷を軽減してくれます。

    フリー素材なので図としてはイマイチですが腱鞘のイメージとしては分かりやすいかと思います。

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    赤っぽいのが『腱』(本当は白色ですが…)、水色の部分が『腱鞘』です。
    さて、これで腱鞘のイメージはできたかと思います。

    ここからはなぜ傷付きやすいか
    この「腱鞘」と「腱」、負荷を軽減してくれるとは書きましたが、そこまで丈夫でもありません。
    特に手首の親指の付け根の部分ではカーブが強いのと血管が細いのも相まって傷付きやすく、また栄養不足を起こしやすい部位となります。

    そうなるとどうなるか、腱鞘や腱に繰り返し微小な損傷が生じて『炎症』が発生します。
    これは関節部の筋腱の損傷という事で「捻挫」となります。痛み、炎症が生じた時点で受傷です。

    そしてこの捻挫の中でも特に親指の『長母指外転筋・短拇指伸筋部』で損傷を起こしているものを「ド・ケルバン病」と呼びます。
    「病」とついてはいますが、腱または腱鞘の損傷です。

    長々と書きましたが、要は「使いすぎで腱や腱鞘が痛んでいる状態」が腱鞘炎です。

    一番簡単な検査はフィンケルスタインテスト「親指ごと握り込んで小指側に手首を(真っすぐに)曲げる」と手首で痛みが出たらこいつだと思って良いかと。

    じゃぁ、どうやって治すか。
    当院ではアイシング、アライメントの調整、筋バランスの調整。
    あとテーピングによる固定、動作制限を行います。
    発症初期できちんと通院していただければ1週間から2週間程度で治癒します。

    ただ、最初に厄介な疾患と書いた通り、この外傷は治りにくいです。

    何故か。

    指導としては「安静」なのに仕事上「安静にできない」方々ばかりなんです。

    安静にしとけば治るけど安静にできないジレンマ。
    治療すればある程度痛みは軽減し血流も改善するので痛みは引くのですが、その後再度動かして傷付いてしまうとまた炎症が再発してきてしまうんですよね。
    そして身体の生理学的機能上、二度目三度目の炎症は治りにくい。
    身体が治ろうという機能がどうしても落ちてきてしまいます。

    ただ、私もそれで諦めるわけではありません。
    お灸が効果的であり、また鍼により血流の改善等を行い手首だけでなく全体の調整をすることでの施療を行っていきます。

    傷付いた組織が治るのに必要なのは「血液」です。不要な物質を運び出し、栄養を運んでくれる血液が流れ込まなければ身体は治りません。なので血流は非常に大事なのです。

    長年痛み続けて放置しているという方も多いかとは思いますが、そういった疾患があれば一度ご相談いただければと思います。
    それでは良い一日を。

  • 挫傷とは何か

    挫傷とは何か

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    本日は同業の柔道整復の先生向け。専門用語ばっかりでお送りします。
    且つ、今週は怪我・外傷をメインに取り扱っていきたいと思っています。
    さて、柔道整復の保険の適応疾患とされる「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」「挫傷(肉離れ)」。

    私が柔道整復師なりたての頃に挫傷(肉離れを含む)という文言が明確に付与されました。

    ただ、「それ一緒にしていいの?」とも思う所があります。
    じゃ、筋肉の損傷に対し適切な言葉があるかと言われると適切な日本語無くない?ともなります。

    平成5年頃、柔整理論の第3版に「軟部組織損傷に関する考え方の整理」を柔整学校協会が行っています。
    関節構成支持組織の損傷を「スプレイン(Sprain)」
    関節運動機構である筋腱単位の損傷を「いわゆる捻挫」から「肉離れ(筋腱の断裂:Strain)」と改定されたわけです。

    じゃぁ、打撲・挫傷は?となると過去には
    打撲「打ち身と言われる単純な皮下損傷(5P徴候)」
    挫傷「打撲傷よりも強度の損傷をいい、筋肉の挫滅(皮膚壊死、末梢神経障害、発熱等一般症状)を指している。」とされていました。

    肉離れが挫傷?となりますよねぇ…。

    何故挫傷に肉離れが内包されたのか。
    その辺りは私が会ったこともないのに信奉している故・菅原勇勝先生がこのように書かれています。

    ――ただ、一般災害・労働災害等その打撲損傷の概要が変容し、柔整外来への挫傷受療率が多くなり、その施術内容が社会的に認容され、国の医療資源として担保されるだけに柔整の医療施術の水準が向上したという結果、「筋腱の断裂(肉離れ)」に「挫傷」が包含し通達されたものであることに忘れてはならない。
    byストレイン・カルテマニュアル(菅原勇勝)

    ですので、挫傷と言う用語にこだわり、筋腱の断裂を何も考えずに「挫傷」と説明してしまうと、施術録にも「打撲や転倒があったんか」とされてしまうわけです。

    真実として打撲も衝突も転倒もしていないのに筋肉が痛むのは確かに「挫傷」で請求する形にはなりますが、上記の理由をきちんと理解した上で説明できるか否かは保険者への説明も含め柔道整復師として必要な知識ではあると思います。

    逆なんです。肉離れがあるから「挫傷」で請求するわけです。

    それについては、平成9年に厚生省からきちんとした説明が出ました。

    保険請求の手引き第9回「療養費の支給基準その8」

    ア 支給の対象は,介達外力による筋,腱の断裂(いわゆる肉ばなれ)であって柔道整復師の業務の範囲内のものとすること。
      なお,打撲及び捻挫と区分する必要があることから,支給申請書に記載する負傷名は挫傷として差し支えないこと。

    最終的に何が言いたかったというと。
    肉離れ=挫傷ではないという事をしっかりと理解しておきましょうということです。

    当時の先生方が必死に守ってくれた言葉が「肉離れ」だったわけです。
    別に挫傷を守りたかったわけではなかったと思います。

    最近はマスメディアでの整骨院・接骨院叩きも収まってきた感はあります。
    ただ保険者の支払いに対する確認は厳しくなっているのは変わりません。
    償還払いのみにするという話ですしね。
    一部の悪い方々がなんでもかんでも保険で請求していたツケをまともな方々が損をするのはどうかとも思っていますが、この辺りの説明が出来ずに請求していた方々も居られると思いますので…。

    もう最近では「亜急性」の文言まで削除されたこの業界。もう少し上の方々が頑張ってほしいところです。

    それでは良い一日を。

  • 前腕の使い過ぎによる痛み

    前腕の使い過ぎによる痛み

    先日の玉入れの際に私よりちょっと年上のおじさん方の話を聞いていると、力仕事している方々はやはり肘から手首にかけてのどこかに痛みがあるという方が多いです。

    明確な受傷機序の無い四肢の痛みは基本的にはオーバーユースと呼ばれる「使いすぎ症候群」にあたる場合が多いです。

    よくこれを「慢性の痛み」とされる方が多いのですが、『炎症』が出た時点で急性外傷です。
    接骨院での保険が適応される疾患となります。
    仕事中のケガと見なされれば労災の適応ですね。

    何度も使っていることにより摩擦、酸素不足等々の理由により筋肉の線維が微細に損傷を生じます。これは目には「見えない傷」となり炎症を生じます。

    また、筋肉は「肉」のまま骨に付着するのではなく、「腱」という組織に変化してから骨に付着します。この腱も同じように摩擦などで傷ができると炎症を生じます。

    下の画像は前腕の筋肉・腱の一部分です。特に親指の付け根の所で腱鞘炎を生じやすかったりします。

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    by プロメテウスから抜粋一部加工


    この「炎症」が厄介なんですよね。
    治るために生じているはずなのに、治るのを邪魔してくるので。

    特に「手首を返す動作」に伴い色々な不調が出てくることが多いです。
    それは腱鞘炎であったり前腕の筋肉の炎症であったり…。

    力仕事で手首を使わないなんてことはないですからね。

    そうなると炎症を抑えなければなりませんが、一番の薬は「安静」となります。
    仕事されている方には無理ですね(苦笑

    ですのでそういった場合は接骨院等に通っていただくのが一番かと思います。
    初期にはアイシング、さらには電療を行ったり、徒手的に前腕の筋のバランスを整えアライメントを調整したりして少しでも負担を減らしてやる必要があります。
    当院では最新の機器を用いての電療を行い、昔ながらの「ほねつぎ」の技による治療を行います。

    それでは良い一日を。