京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 捻挫

  • 五十肩とは

    五十肩とは

    7月も終わり…この連続投稿も一旦これで区切りにしたいとは思っています。
    一月なんとか続けられましたが、一度AIに任せて書かせてみようとしたら読者受けしそうなコラムが出来上がって「自分で書いてる意味は…」となりました。
    それでも細かく伝えていきたいことあるので今後ともなるべく自分で書いていきたいです。
    あとAIは脱線してくれない。

    さて、今来られている患者様の中でも比較的多いのが「肩の痛み」。特に四十肩とか五十肩といったもの。
    これは何かと簡潔に言うと

    となります。
    肩の痛みの原因として腱板損傷、石灰沈着性腱板炎、インピンジメント症候群、変形性肩関節症といったものがありますが、これらを除外してまだ原因がはっきりしないものを「肩関節周囲炎」として「四十肩」や「五十肩」と言います。四十肩も五十肩もモノは同じです。

    接骨院でも整形外科でもそこまで区別しているところは少ないかと思いますし、特に柔道整復師で理解している人はどれだけ居られるかとは思います。特に接骨院では全て「肩関節捻挫」で説明されてしまうので…。
    ただ、説明するときは手っ取り早いのと理解してもらいやすいので「五十肩」と言ってしまっている所も多いとは思います。

    治療…の前にこの疾患がどのような経過を辿るのかだけ。
    炎症期:数週~数か月
    拘縮期:数か月~1年
    回復期:数か月~
    すごい大雑把に書くとこんな感じ。だって個人差大きいんや…

    炎症期は一番痛い時期です。四六時中痛かったりするんですが、特徴としては夜間痛といって寝ようとしてても痛みで寝れなかったり、ちょっとした寝返りで激痛が走るとかそんな感じ。ただ、石灰沈着性腱板炎とかでも同様の症状が出るので超音波検査などが有効です。
    この時期は正直何をしても痛いので炎症による腫脹が広がらないようにアイシングと包帯による圧迫固定が有効となります。何もしないと炎症が中々引かないので数週間から人によっては数か月続くことがあります。

    拘縮期は炎症は引いてくるけども動かすと痛みが出る状態です。
    ですが、この時期にしっかり可動域を動かさないと凍結肩(フローズンショルダー)と言って肩の動く範囲がもの凄く制限される状態になります。ただ、無理に動かすと炎症が復活するので適度に動かしていきます。
    よく言われるのがアイロン体操といって前屈みでアイロンなどの適度な重さのモノを持って肩を頂点とした円錐を描くように腕を下げたままぐるぐる回すといったリハビリが有効です。

    回復期、これは先の拘縮の疼痛がなくなってくる時期です。
    癒着によって可動域の制限が残っていたりするのでしっかりとしたストレッチなどによるリハビリは継続していく必要があります。
    ただ、この時期は突然やってくることがあり「気付いたら痛みがなくなっていた」「ある日突然、肩が上がるようになった」という方もおられます。何も治療行為をしないと1年位かかることはざらです。ちゃんと治療していれば数週間でここまで至ることができます。

    五十肩の体験記は探すと沢山出てきますが、大概放置しておくと大変なことになってるものばかりですね。

    Wata

    by わたるがぴゅん
    投球負荷による肩の炎症

    画像は「わたるがぴゅん」という平成初期の中学野球漫画で主人公が魔球を投げすぎた結果の肩の炎症。これは原因が明確なので五十肩とは言いませんが、この後このお爺さんがマチ針で鍼治療??を行います。興味があれば古本屋探してください。ドがつくマイナー漫画なので古本屋でも見つかりませんが。

    スポーツ漫画、特に野球漫画では肩の故障をストーリーに含めるのは鉄板です。
    そこでもう少し柔道整復とか鍼とかメジャーになってほしいところです。

    それではよい月末を。


  • スポーツ固有のケガ(弓道③)

    スポーツ固有のケガ(弓道③)

    Dsc 2898

    そういえば今月に入ってデンドロビウムが咲き始めました。
    2株あるんですが2株とも。調べるとノビル系デンドロビウムの開花時期は2~5月らしいんですが7月…環境変化?
    5月に頂戴した胡蝶蘭がついにすべて落花したのでしばらくこちらをメインに置いておきます。
    ちなみにデンドロビウムは試作3号機じゃない方です。

    さて、いくらか検索で「怪我 弓道」で検索して来られる方も居られるようなので、ちょっと限定的なケガを少々。弓道の専門用語も使いますので悪しからず。

    弓を引く際の右肩の痛み(関節)

    弓道の動作って結構シンプルです。
    が、一つ一つの所作を取ると細かい動きをしています。
    その中でも大きな動作となる「打ち起こし」から「会」にかけての間に肩の捻りが発生します。
    この時に「肩が抜ける」「肩に痛みが出る」という方がそこそこ居られます。

    何が原因か

    基本的に肩回りの筋・腱・関節になんらかの問題があって痛みが出ることが多いです。
    これに関してはAI絵ではちょっと拙すぎるので某書籍から拝借

    by プロメテウス 上肢編 右肩前方から 医学書院

    一番多いのはこういった棘上筋と大結節、肩峰下での傷害かと思います。
    人体の構造上、弧を描くように打ち起こしをすると、肩甲骨が前方に引き出されつつ上腕骨が上がり、その際に肩峰と上腕骨が衝突、間にある筋腱を挟み込みます。
    通常であれば多少衝突しようが上図にあるような肩峰下包という潤滑液の入った袋(滑液包)がクッションとなりスムーズな動きを作ってくれるのですが、

    棘上筋の損傷・炎症、滑液包の炎症、周囲の靭帯の損傷などが生じているとその組織に負荷がかかった段階で痛みが出ます。

    そうなると肩峰下滑液包炎や棘上筋損傷と呼ばれるような外傷となります。
    特に肩の前方辺りで痛みが出たり、「パキッ」と音が鳴ったりする場合は大抵これですね。

    またこれを回避しようと引分けの途中で肩甲骨が後ろに下がったりすると弓道でいう「肩が抜ける」状態となります。脱臼じゃないです。

    本来であれば、打ち起こした状態での肩甲骨は(前鋸筋で)肋骨に押し付けたままある程度その位置をキープし、「大三→会」時に肋骨に押し付けたまま下方回旋することで関節窩が上腕骨を受け止めてくれると綺麗な「会」となります。
    理想的には上腕骨と肩甲骨が同じように降りてくるのが一番かとは思いますが…弐段程度の小生が言えることではありませんね。

    ただやはり肩の痛みがある、あるいは肩甲骨の使い方が上手でないといった状態で弓を引くと「肩が抜ける」という状態になるので肩甲骨の使い方は大事です。

    痛みがある場合、あるいはパキパキ音が鳴って痛みがある場合の対処としては
    「安静」はいつも通り大切なのですが、ストレッチなども効果的です。
    基本的に関節周囲の動きが悪い、あるいは筋肉自体の緊張などが原因となる事が多いので痛みのない範囲のストレッチなどで周囲の筋のバランスを調整してやることが大事です。
    当院ではそれに加えてモビリゼーションといった関節運動を中心に治療を行います。

    また細かい身体の使い方等についてもトレーナー的な視点からの指導をさせていただきます。
    もしトレーニングについて相談したい場合でもお気軽にご相談下さい。

    それでは良い一日を。

  • 足関節捻挫

    足関節捻挫

    目に関するコラムが続いていましたが、今日は怪我で。
    相変わらずこむら返りのアクセスが多いですが、何で検索してここにたどり着いて居られるのかはイマイチよく分かってません。

    さて、足関節捻挫は一般的な外傷としては一番多い部類に入るのではないでしょうか。
    この間も友人が玄関で捻ったと言って来院されました。

    他にも階段で足を踏み外す、スポーツの運動中に捻る等々
    先日、野球のオールスターゲームがありましたが、その選出の際に辞退した選手が数名居られました。
    そのうちの一名の理由が「左足関節外側靱帯損傷・左足関節三角靱帯損傷」となっていました。
    捻挫による靭帯損傷と云うことですが、これだと内側も外側も損傷しているのでかなり大きな外力で発生した外傷になります。

    バスケでの外傷でも書きましたが大事なのは

    市販の湿布は駄目です。ちゃんと氷で冷やしてください。
    その後の固定の際に湿布使うのは良いですが…柔道整復師的には泥シップを使いたいところです。

    ついでなので超音波画像でも出しておきましょう。
    三角靭帯(内側靭帯)の脛舟部の描出です。

    Dsc 0101

    矢印およびオレンジで囲われた部分です。
    左端が内果、右端が舟状骨、真ん中の深い部分は距骨になります。
    特に問題ないので綺麗に描出されていますが、前述のような三角靱帯損傷であれば、炎症を起こしていたりすると周囲に黒い部分が大きく映ったり、あるいは白い部分の連続性がなくなっていれば断裂の可能性があります。

    処置としては先にも書いた通り固定になりますが、超音波で損傷度合いを確認することにより治癒までの期間を想定することが容易になります。また、プレイ復帰可能かどうかの判定も。

    もし断裂していて放置した場合、「癖になる」ということにもなりかねません。
    捻挫についてはちょっと捻っただけ、と軽視せずにしっかりと治しましょうね。

    それでは良い一日を。

  • 靴の踵

    靴の踵

    アクセス履歴を見ているとポーランドとイギリスとフランスからの閲覧が…
    最近だとサイト翻訳が優秀なのでコラム読んでもらった可能性がゼロではないですが…来院いただけるならせめて英語にして…仏語とかポーランド語とか無理です。

    そしてイギリスとかで私らの仕事と関わりあるところと言えば…靴でしょうか…?
    紳士の国ですが「王様の仕立て屋」でもある通りヨーロッパでは革靴文化の本場です。

    Image

    by王様の仕立て屋 ~サルト・フィニート~

    スーツを知ろうと思ったらこの漫画は外せません。全部でシリーズ70巻ぐらいありますが…
    けど日本の革靴文化…というか日本で革靴ってどう頑張っても水虫との戦いですよ。

    ドイツではフレスレーガー(足病医)というフットケア専門のドクターが居られますが、日本ではあまり浸透してませんし。

    ところで皆さんはちゃんと靴、履いてますか?
    踵の部分を履き潰したりしていませんか?

    HPでは宣伝していませんが、私はフットケアやペディキュアテクニシャンの資格も取得しています。
    そんなわけで歩いていて足が痛い、膝が痛い等があるときに必ず見るべきなのが『靴』

    よく踵の部分が傾いてすり減っているとかは他の整骨院さんなんかでも見ておられますし、私も見るのですが、『履き口』なんかを見てもらえると面白いですね。

    要は足が入るところですね。
    靴を履いている方は一度脱いで『履き口』の形を見てみてください。

    きれいな楕円形をしていますか?

    特に「ヒールカウンター」と呼ばれる踵の部分から靴の舌と呼ばれる「タン」の部分。
    というわけでフリー素材から拾ってきましたがひょっとするとAI画像かもしれないのでそこはご容赦。
    ただこの履き口を見てもらうと…

    Image

    左の靴の履き口が大きく内側に広がっています。
    また右の靴は逆に内側が凹んでいるような形です。

    これが何を示すかというと…
    おそらく左足は回内足と呼ばれる状態で、歩行時に大きく捻じるような踵の動きをしているはずです。

    右足はそこまで捻じれてはいないように思いますが、内側全体ではなく舟状骨の辺りで膨れているため偏平足気味のところがあるかもしれません。

    といった形で履き口からその人の癖のようなものを見つけることが出来たりします。
    特に革靴なんかは著明に出てくるので面白いですね。
    最近は靴の裏が減りにくい靴もあるのでこういった部分を見るのも大事だったりします。

    そういった患者様には足のアライメント調整や足底板の処方を行ったりします。
    変な癖を治すことで膝、股関節の痛みは結構簡単に変化しますので。

    何より歩くことは大切ですからね。
    それでは良い週末を。


  • スポーツ固有のケガ(弓道②)

    スポーツ固有のケガ(弓道②)

    Image

    昨日に引き続き弓道での怪我。
    トップ画像は弓道家の中では有名な「弓道士魂」という三十三間堂通し矢のお話。
    逆に言うと弓道関係者以外でコレ知ってる人は少ないんじゃない?っていうやつです。
    弓道というより武士の話なので興味のある方はどうぞ。原作はプレミアついてたりしますがコンビニコミックなどでたまにリメイクされてるので。

    昨日のは比較的軽い怪我の内容だったんですが、今回は治りにくいやつと人によっては治らないやつを。

    上腕三頭筋の肉離れ

    強い弓を引いてるときに起こりがちです。
    一般的に成人男性が引く弓としては18kgぐらいと云われますが、嘘だろこんなもん引けるか。

    …ではなくて、弓の強さというのはkgで表されますが、これは弓自体のWeightではなく、横へ引き延ばしたときの重さを指します。私が一番ムキムキであった現役高校生の時で14~15kgがちょうど良いぐらいでした。

    ただ筋肉の収縮力と弓の反発力が拮抗するぐらいであれば良いのですが、弓の反発力が勝ってしまうと筋肉が引き千切られます。これが肉離れ。
    特に右上腕三頭筋、次いで左上腕三頭筋でしょうか。

    中々治りません。完全安静ですね。

    引き千切られた部分は内出血を生じた後、線維化、瘢痕(はんこん)化します。
    この瘢痕化というのが厄介で元の「筋肉の線維」ではない為、収縮力がありません。
    すなわち筋肉が「弱体化」します。
    なのでこの瘢痕部分をなるべく小さくするように治していかなければなりません。

    肉離れを放置するとこの「瘢痕」部分が大きく残ってしまいます。
    するとこの瘢痕部分に負荷がかかりやすくなり…再度肉離れを起こしてしまう…といった悪循環に。

    「癖になる」というやつです。

    基本的にどの怪我でも「癖になる」というのは完治出来ていないから起こるという事が多いです。
    怪我をそのまま放置していたり、痛みがなくなったから治ったと誤解していたり…

    病院や接骨院へ通ったらきちんと「完治」するまで通って頂きたいと思うのですよ。

    肩関節の亜脱臼

    私が見たことがある亜脱臼は「会」と呼ばれる弓を引き切った段階で右肩が後方に抜けるといったものでした。
    こればっかりは生まれ持ったもの、つまりは「先天性」の肩の形状だったのでどうしようもなく、筋トレでそこへの負荷を下げてやることぐらいでした。
    おそらく肩の受け皿の後方部分が小さかったのでしょうね。レントゲンを見ていないのでなんとも言えませんが…。

    あるいは関節包と呼ばれる肩を包む袋がぶかぶかであったりする場合、整形外科での手術しか治せません。ぶかぶかの関節包を締めるような手術ですね。
    当院でもこういった場合であれば、まず筋トレを指導させていただきますが、それでどうしようもない場合は整形外科さんへの紹介をさせていただいております。

    筋トレを行う場合は肩を安定させる筋肉、よく言われる「インナーマッスル」を鍛えることを第一とします。
    棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋といった上腕骨の骨頭と呼ばれる部分を肩甲骨に押し付ける役目を持つ筋肉ですね。
    ゴムチューブなどでの筋トレが昔ながらではありますが有効です。

    ですので、弓を引いていて肩に違和感があればまずは接骨院へ相談してもらうのが一番ですね。

    こうやって書いてるとやはり弓を引きたくなってきます。
    あとは早気とかについて書きたくなってきます。
    昔通っていた弓道会…活動が金曜夜なんですよね…診療時間中…残念。
    それではよい一日を