京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 外傷

  • POLICE

    POLICE

    先日書いたケガの初期処置についての続き。
    ただ、こちらはどちらかと言うと今までのRICEを踏襲したものとなっています。
    個人的な意見としては先日のPEACE&LOVEよりこちらの方が好みだったりします。どちらが正しい、というわけではありませんが。

    保護(Plotection)

     今までの安静(Rest)が置き換わったもの。なので実質変わりません。
    ただ、ガッチガチに固めるだけではない、という感じにはなっているようです。

    最適な負荷(Optimal – Load)

     これは先日のPEACEの部分にもあったやつ。損傷部位をガチガチに固定して動かなさない、荷重を全くかけないのではなく、適度に負荷を掛けつつ動かしましょうねという考え方です。

    冷却(Icing)

     こいつが先日のPEACEとは違うところ。明確にアイシングを残している所ですね。
    長期間のアイシングはケガの治癒に悪影響を及ぼす、というのはある程度この業界でも浸透してきた感じがあります。が、それでも一辺倒になりがちなところがあるのでアイシングの知識は正しく広めていきたいですね。

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    Freezingしてしまうと細胞破壊されてしまうので×
    あくまでIcingに留めておきましょう。

    圧迫(C)

    挙上(E)

     この2つは今までも、そしてこれからも変わらないのかな、と。
    ただ、圧迫について大事なのは「締め付けすぎない」事ですね。圧迫してね、と言うとギチギチに締め付けてしまう方もおられますが、それは逆効果なので…自身で行う場合は包まれている、位で十分だったりします。

    適切な圧迫については柔道整復師の巻く包帯に勝るものはないと思っています。
    膝、足首、手、手首など怪我した部分を適切に包帯できるとそれだけで安心感が出たりするのです。
    伊達に学校で未だに包帯の授業があるわけではないのです。

    が、包帯が無い接骨院が増えているのも実情。
    個人的な接骨院の判断基準として包帯置いている所はちょっとだけ信用度合いが増します。

    それでは良い一日を。

  • PEACE & LOVE

    PEACE & LOVE

    七夕ですが、愛と平和に目覚めたのか?と言うわけではありません。
    ケガの処置をどうすべきか、という考え方の最新情報を今日はつらつらと

    ちなみに七夕と愛と言うと彦星織姫の逸話が有名ですが、最近の子はあまり知らないようで。
    起源は色々言われていますが、中国の詩経と呼ばれる書の牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)という話が原型に近いとされています。が、日本ではお得意の魔改造で色んなお話がごっちゃになってたり。
    両者が怠け者になって天帝に怒られて会えなくなる、天帝に間違った瓜の切り方を教えられて会えなくなる、喉が渇いて瓜食べちゃったパターン、とか色々。羽衣伝説と混ぜられるパターンも有名です。

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    星にまつわる民話の中では珍しく?ギリシア神話が関係ない説話
    日本で星と土地を行き来するような話は有名どころで言うと竹取物語ぐらいしかありません。

    閑話休題

    さて、外傷の初期処置、というとRICE(S)というのがこの業界の定番です。
    ですが2020年にとある研究者が提唱した怪我の初期対応から回復までを含めた対応の仕方が徐々に広まっているのですが、2024年頃から「PEACE&LOVE」というものと「POLICE」という考え方が広まってきているというお話。

    黎明期に説が乱立するとかよくあるやつですね(笑)
    どれが主流になっていくのかはまだ読めませんが、2つとも生き残りそうな気はします。
    今日はPEACE&LOVEの方を説明していきましょう。

    PEACE(外傷の初期処置)

    保護(Protection)
     ー損傷部位を保護する。これは以前から変わりません。ただ、痛みの出ない範囲で動かしても良い、とされています。

    挙上(Elevation)
     ―これも以前から変わらないもの。うっ血を避けるために心臓より高く、というのが基本です。

    抗炎症薬を避ける(Avoid anti-inflammatory)
     ー今までは炎症=痛みに繋がるという事で抑えていきましょうという話だったのですが、炎症を抑えすぎると予後にあまりよろしくないから…という理由であまりに抑えすぎるような考え方を一考しましょうという事です。

    圧迫(Compression)
     ーこれは変わらず。浮腫や腫脹が出過ぎるのは良くないというのは変わりません。

    教育(Education)
     ー患者に正しい知識を。という考え方です。今までは先生に任せきりで良いという考え方が主流でしたが、治癒の機序を患者がしっかりと理解して、やっていい事悪い事を患者自身が能動的に動けるようにしましょうという事。

    LOVE(亜急性~回復期まで)

    適度な負荷(Load)
     ーOptimal Loading=痛みのない範囲で動かす。のLoadです。適度に動かさないとその部位部位が癒着起こしたりすると治りが悪くなるよという事。

    楽観的思考(Optimism)
     ーケガについてある程度気楽に考えましょうという事。このケガの性で大会に出られないかも…と思い続けるとその考えがプレーに影響して動きが悪くなりさらに新たなケガを生んだりしかねないよ、というやつ。

    血流改善(Vascularisation)
     ー損傷した組織を治すのは「血液」です。酸素や栄養が無ければ話になりません。それらを運ぶものが血液という話なので血流を良くすることは必須です。

    運動(Exercise)
     ー段階的に適度な運動をすることで、「可動域」「筋力」「スタビリティ」などを回復させましょうという事。怪我の再発予防にも繋がる所なので運動療法は大事なのです。

    さて、今までの初期処置にあって無くなったものとしてはIcing(冷却)が項目から無くなりました。
    じゃぁアイシングはしなくて良いの?と言われると私はそうは思いません。
    何も考えずに長期にアイシングする事は良くないというだけであって、外傷直後の発熱時に放置すると痛みで寝れない…という事も起こり得ますし、その状態は組織の破壊を助長してしまいますので予後にも悪影響を及ぼします。

    そのバランスを考えて行えるのがプロフェッショナルだとは思っています。
    ケガ、甘く見て放置する事の無いようにだけお願いします。

    正直もっと違う頭文字無かったんか…と思わなくは無いです。
    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(ボルダリング)

    スポーツ固有のケガ(ボルダリング)

    朝の気温が12度とかになって順調に冬の気温になりつつあります。
    朝起きるのが段々辛くなってきました。太陽の明るさは偉大ですね。

    今日は久しぶりにスポーツ関係の記事を。
    ここ十数年程で知名度を上げてきたボルダリング。
    要は紐の無いクライミングですが、2020,2024のオリンピック競技の一つとしても採用されていました。

    私も十数年前に少しばかり齧ってました。
    ただ、院の昼休憩とかに行ってたのですが、それをすると午後の診療で力が入らないとか筋肉痛がヤバいとかで長続きはしませんでしたね…。普通に全身運動でした。特に肩回り。
    レンタルの靴とチョークで1時間千円程度と比較的リーズナブルにできるスポーツとしては面白かったです。
    オリンピック見てると別次元でしたけどね。

    ボルダリングの身体の動かし方って結構特殊…というか全身を思う通りにコントロールしないと中々次のステップに進めなかったりします。指に体重をかけるか、数センチ身体を壁に近づけるか、腕をどこに通してから次のホールドに指をかけられるか等。
    特に体重移動が大事で、体重移動が出来るだけでもホールドの持ちやすさが段違いに違ったりします。

    さてそんなボルダリングで多いのはやはり回旋筋腱板の損傷ではないでしょうか。
    あと指の捻挫や腱鞘炎。
    今回はその辺りを。

    回旋筋腱板(棘上筋)損傷

    これに関しては以前にも少し書きました。
    肩の損傷はどのスポーツでも多いですからね。

    肩関節の外転、つまりは外側へ手を挙げるような動作を行うと棘上筋と肩峰部分での衝突が生じます。
    通常であれば多少衝突しようが上図にあるような肩峰下包という潤滑液の入った袋(滑液包)がクッションとなりスムーズな動きを作ってくれるのですが、棘上筋の損傷・炎症、滑液包の炎症、周囲の靭帯の損傷などが生じているとその組織に負荷がかかった段階で痛みが出ます。

    by プロメテウス 上肢編 右肩前方から 医学書院

    斜め上に大きく移動するようなとき、また片腕でぶら下がるような状態の時に損傷します。
    一度痛めると中々痛みが取れない部位なのと、動かさないようにするとすぐに癒着、すなわち固まってしまう関節でもあるので厄介な部位でもあります。

    痛みがある場合、あるいはパキパキ音が鳴って痛みがある場合の対処としては
    「安静」はいつも通り大切なのですが、ストレッチが効果的です。
    あとは痛みが無いように動かすといった運動療法が大事ですね。

    TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷

    手関節の尺側、すなわち小指側の手首が痛いとなった時にまず疑うのがこれです。
    ホールドしながら肘の位置移動なんかして手首を捻る状態になった時に生じたり、落下した時に手を衝いて~という時に多いですね。
    長ったらしい名前ですが、三角の線維軟骨と呼ばれる軟骨や靭帯をひっくるめてこういう言い方をしますよーというだけです。
    テニスやゴルフなどの手首を使うスポーツでも痛めやすい部位となります。
    あるいは転倒して手を衝いてしまった時なんかも。
    (手を振るときのように)手首を小指側に反らせたとき(尺屈)に痛みが出た場合は殆どこれ。

    by プロメテウス 上肢編 手関節断面 医学書院

    上の図の赤枠部分ですが、手のアライメントが狂うと結構簡単に痛みが出ます。
    三角骨と呼ばれる手の骨と尺骨と呼ばれる前腕の骨の間に挟まるように軟骨や靭帯があります。
    圧力がかからなければあまり痛みは出ませんが、一度痛めると一定動作で痛みが出ます。

    この場合も安静にするのが自分で行うケアとしては最適ですが、アライメントが狂っている状態であれば、矯正を入れれば一発で痛みが取れることも多いです。
    ただ、痛みのある状態を放置していると身体が誤った位置を覚えてしまっているので数日で痛みが再発したりします。
    なので何度か通って頂き、身体が正しい位置を覚えてしまえば普通に過ごすことが可能となります。
    そういう意味では比較的早めに治る疾患ではあったりしますね。

    スポーツでのケガは放置するのが一番ダメです。
    早め早めに治療を行わないとその後の予後に関わります。
    少しでも気になったら直ぐに医療機関を受診するようにしてください。
    当院ではこういった怪我も得意としていますので是非ご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(サッカー①)

    スポーツ固有のケガ(サッカー①)

    もう秋ですね。
    朝夕はバイクで走ると普通に寒いです。
    この気候がしばらく続くことを祈ります。

    久しぶりにスポーツ外傷シリーズ。
    今回はサッカー、ですので太腿あるいは下腿部のケガですね。
    ただ、サッカー部ともなると大腿部が常人と比べると倍ぐらいの太さになります。
    そんな太さの筋肉が損傷するとなると…どれだけの力が加わっているのか…、
    なのでサッカーと書きましたが今回は筋肉の損傷について解説していこうかと思います。

    どこの肉ばなれが多いのか?→大腿四頭筋 ハムストリングス 下腿三頭筋

    それぞれの筋肉の位置としては
    大腿四頭筋:ふとももの前、蹴る瞬間に力がかかる部位。
    ハムストリングス:大腿二頭筋、半腱様筋・半膜様筋といった、ふとももの裏の筋肉群。ダッシュの瞬間、あるいは蹴る瞬間に引き延ばされる部位。
    下腿三頭筋:スネの裏、アキレス腱に連なる筋。ダッシュや着地の瞬間に負荷がかかる。

    部位としては以上ですが、筋損傷としては同じような形で起こります。
    さて、その肉離れや筋損傷とは何が起こっているのか。

    筋肉とは細い線維が束になっているものです。
    鶏の手羽先なんか分かりやすいかと。骨と骨を繋ぐように筋肉の線維が走っています。
    これが ちぎれる というのが肉ばなれだと思っていただければ。

    少し筋の損傷程度の分類を
    Ⅰ度損傷:微細損傷。顕微鏡的損傷とも。違和感や痛みはあるが、可動範囲にあまり影響はない。
    Ⅱ度損傷:部分断裂。25~75%程度の断裂だという文献もあり。内出血が見られ、動く際に明らかに不具合が出る。
    Ⅲ度損傷:完全断裂。痛みにより動かすことができない。明らかな内出血、また外から触れて皮膚の凹みが感じられる。

    このⅡ度~Ⅲ度というのが一般的に言う肉ばなれだと思っていただければ。

    それぞれの対処と治癒までの時間については以下。
    ただしあくまで目安です。自己判断は怪我や治るまでの期間が長くなる元です。怪我をした場合は必ず国家資格を持った専門家の判断を仰いでください

    Ⅰ度損傷:安静、アイシングで改善していく。炎症後に適度なストレッチやマッサージが有効。5日~14日
    Ⅱ・Ⅲ度損傷:アイシング、安静の他に固定が必要。固定も血腫が引くまでは必要。その後のリハビリとしてストレッチや筋トレーニングが必要となる。Ⅱ度で1ヵ月、Ⅲ度では2~3か月程度は治癒までの見込みを考えなくてはならない。

    今回はサッカーというより肉離れの記事となりました。
    これから運動会で張り切る父兄が多いかと思いますが、十分に注意していただきたいところです。
    私も高校時代、弓道部でロクに走っていなかったのに徒競走で本気出したら肉離れになってリレー出れなかったクチです。恥ずかしかった。

    それでは良い一日を。

  • 股関節の痛みはなぜ生じる。

    股関節の痛みはなぜ生じる。

    昨夜の皆既月食はどうしようかと迷った挙句、普通に寝てました(笑)
    窓開けて寝られる気候になってきたので良いですね。

    そうやって涼しくなってくると少し位散歩に出ようかな、という時候になって参りましたが歩行中に足の付け根が痛む、こうなるともう散歩するのも嫌になります。
    歩き方を変えたり、体重がかからないようにしたりして痛みが無いように歩くしかないとなります。

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    さて、その股関節痛、原因は何でしょう?

    加齢で生じる場合は基本的には「変形」や「摩耗」が一番多いかと思います。
    股の「関節」をつくる骨は「大腿骨」と「寛骨」。
    特に大腿骨の関節部分は、通常滑らかな球体をしていますが、加齢により軟骨部分が減り、変形してくるとデコボコになり、骨と骨がこすれ合わさり痛みが出る。こうなってしまうともう手術で骨頭部分を人工関節にしないといけなくなります。
    できればそうなる前にスムーズに関節が動くような歩行方法や治療を受けていただくのが一番です。

    次の理由としては周辺部の筋のアンバランス。
    これは加齢だけでなく、若い人にも起こります。特にグロインペイン症候群と呼ばれるような鼠径部周辺に痛みがある、といったものは筋のアンバランスによるものが多いと感じます。
    関節の可動性が悪くなっている場合もありますが、治療により改善することが可能です。
    普段の生活や歩行の癖などから出てる可能性ものありますので一度接骨院等で確認するのが良いかと思います。

    あとは腰が原因の場合。
    腰のヘルニアなんかでも場所によっては股関節部に痛みが出てきたりします。直接的には影響がなくても歩行がおかしくなったりすると股関節に症状が出てくることもあり得ます。
    坐骨神経痛…は股関節よりも大体後面で出てくることの方が多いですが、ゼロとは言えません。

    さて、こういった原因を見た上で貴方の股関節痛は原因は何でしょうか?
    過度な変形については手術を考えますが、他の問題であればきちんと診察を受けて治療を受ければ改善する見込みはあります。

    当院ではそういった股関節の痛みに対し、歩行や筋の強さなどの適切な評価と治療を行っております。
    少しでも不安があるようでしたら一度ご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。