京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 接骨院

  • 肉ばなれとは

    肉ばなれとは

    先日、20年ぶりに武道センターへ弓を引きに行ってきました。
    20年前に所属していた弓道会がまだ存在しており、また当時同期で居た方がまだ居られたので連絡を取りつつ顔を出すような気持ちで。その同期は副会長ぐらいになられておられました。

    しかし、久しぶり過ぎて筋力が足りない。(笑)

    10年ほど前にも一度再開したはずなのですが、何故止めたんだったか?と思い返してみると筋肉痛からの肉ばなれを起こし、弓を引くたびに痛みが出るので休養に専念しようという事で止めた覚えがあります。

    肉ばなれはちゃんと治さないと一生残る傷となりかねないので注意しなくてはならない怪我の一つなんですよね。

    というわけで今回は『肉離れ』について。

    肉が離れる、というのはどういう意味か、と考えたことがある方は居られますでしょうか?
    その前にまず筋肉というものはどういったものかという話となるのですが

    Image
    筋肉>筋線維>筋原線維というもののモデル図(AI図)

    こんな感じ。
    細い細い筋線維という糸のような線維が束になったものを「筋」と呼んでいます。
    肉離れとはこの線維がブチブチ千切れるようなものをイメージしてもらえれば。
    ちなみに完全に筋線維が二分してしまうものを肉ばなれどころか「筋断裂」と言います。

    これが損傷し、治る過程と言うものが以下のような感じ。

    Image
    筋肉が治る過程の図(AI図)。筋損傷時の図がちょっと怪しいですが大体こんな感じ。

    ところどころ怪しいところはあるんですが、AI凄いですね。こんな画像作れるなんて…。
    大まかな流れとしては
    「損傷」→「出血・血腫」→「新しい筋線維の増殖」→「再構成(リモデリング」→「治癒」

    ここで大事な所は
    この「新しい筋線維」というものは「元の筋線維のような力」を発揮できない形(瘢痕化)に修復されることが多いという事です。

    なので治療としては「なるべく血腫を最小限に」「引き千切れた部分があるなら断端をなるべく近づけて『新しい筋線維』が極力少なくなるように」「くっついたら適度に刺激を入れて元の線維と同じような並びになるように」という治療が必要になるわけです。
    怪我の後に安静にする必要性はここですね。出血は最小限に抑えるのが必須です。
    またリモデリングも場合によっては数か月かかります。中々痛みが引かないとかいうのはこういうの。

    筋肉痛の時に負荷をかけると早く治るという声もありますが、「適度な負荷」であって傷付いた筋線維に全力の負荷をかければ普通に断裂するので注意です。

    単なる筋肉痛、肉離れと軽く見ると一生残る傷になりかねないので適切な処置が大切です。
    それでは良い一日を。

  • 湿布の使い分け

    湿布の使い分け

    接骨院で使用する湿布は基本的に2類、あるいは3類医薬品と呼ばれるようなものになります。
    ただ、これらを接骨院で販売することはできません。その場合はメントール系の冷える感じがするだけの湿布になります。
    病院で購入するような湿布は痛み止めのしっかりと入った湿布になります。

    テープ

    病院で購入する湿布には基本的には2種類
    ・ロキソニンテープ
    ・モーラステープ(ケトプロフェンテープ)
    これらは両方とも消炎鎮痛剤が塗布された湿布になります。
    名前の通り湿布と言うよりテープですね。

    あと接骨院で作成する昔ながらの泥シップと呼ばれるような湿布もあります。
    残念ながら当院では作ってません…効果抜群なので作りたいんですけどね…。
    材料が医薬品指定されて今では簡単に買えなくなったりしてるためです。

    さて、時折聞かれる事に「冷湿布と温湿布、どっち貼ったらいいの?」という質問。
    最近はあまり温湿布を販売してくれる病院は少ないように思いますけど、たまにあります。

    基本的には
    安静にしていても痛むような時、動作時にズキっと来るような痛みの時は基本的に冷湿布。
    なんか鈍痛が残っている、激しく痛くはないけども…という時はどちらでも大丈夫です。
    注意点としては先のズキっと来るような時に温湿布は基本的に良くないですね、悪化するときがあります。
    ズキズキ痛むようなときは炎症が活発な状態なので、ここで血流を良くするような温湿布は逆効果です。
    どちらか分からない時はとりあえず冷湿布が無難です。温湿布貼って痛みが増して来たら冷シップに切り替えるでも良いです。

    ただし、ズキズキ痛むようなときに冷湿布貼ったらそれで終わりで良い?と問われると…冷やしたいところ。
    アイシングした方が余程痛みは引くので、ビニール袋に数個入れた氷が溶けるまで冷やすのが一番鎮痛効果を得られます。

    ですが、平時に鎮痛効果を狙うなら先ほどのロキソニンテープとかの方が余程効果的かとは思います。
    寝てる間に貼っておくのであれば冷湿布は良いですね。気化熱が良い仕事をしてくれることでしょう。
    泥シップもどちらかというとこの気化熱を利用して炎症を抑える効果が強いんですよね。

    冷シップ貼ったらアイシングになるかと言われるとちょっとそれはアイシングにはならないなぁ…としか言えないですけど。貼ったら分かりますが、ひんやり感は数秒で、すぐにぬるい感じになりますので…。

    アイシングも一長一短と言われている昨今です。
    まぁ、検索するとAI記事が沢山出てきますが、正しいこと書いている風でそれ違うんじゃない?というのも多いのが難儀な所。

    それでは良い一日を。

  • 丸くならない腰(腰痛)

    丸くならない腰(腰痛)

    一気に冷え込んできました。昨夜の帰りも2℃でしたし、何なら今日の朝も2℃でした。
    バイクグローブが薄いのか出勤時には指先が冷たい…。

    そしてあんまりありがたがってはいけないのかもしれませんが、冷えもあってか、ここのところ腰痛で来られる方が増えました。
    院としてはありがたいことです。

    しかし、最近感じるのは腰痛持ちの方々は基本的に腰の可動性に何らかの問題があることが多いかなと思うことがあります。
    ヒトの腰は中央に「腰椎」という骨の周囲に筋肉がコルセットのように巻いていることで支えているのですが、どうもこの筋肉が上手く動いていない、あるいはそれによって腰の骨の運動性が阻害されているという方が多いなぁと。

    腰痛持ちの方に試して欲しいのは

    あなたの背中(腰)は綺麗に丸くなりますか?

    という事ですね。
    通常、背中を丸めるという動作をすると綺麗に円を描くのですが、腰痛がある方、あるいは背中が固い方はどこかが真っすぐになっていることが多いです。
    例えばこんな感じ。↓

    Image

    黄色とオレンジのラインで表してみました。右は分かりやすくするのに線を回転させて重ねています。
    前屈角度としては大分違うように見えますが、実は胸の部分の曲がりはそんなに大差ないのですよ。
    ですが、腰の部分が真っすぐで丸くなっていないパターンですね。

    こういったパターンだと、自分では丸くしているつもりでも丸くなっていない方が多いです。

    勿論、腰が痛くて動かせないという方も多いのですが、急性の痛みが引いた後でも上のように丸くならない方が多いんですよね。
    鏡で見て貰えば分かりやすいかと思いますが、丸めた時に自分で背骨の突起が順番に触れるかどうかを試していただければ良いかと思います。

    これは自分で動かし方が分かっていない、あるいは動かしたことが無いという方が多いです。
    ただし、トレーニングすればできるようになるものでもあるので、腰痛持ちの方は少し意識して「腰を丸める、伸ばす」という動作を繰り返してみて頂ければ良いかと思います。

    当院ではそういったトレーニングについても教導いたします。
    自分でやってみて上手くいかない、という方はご相談ください。
    それでは良い一日を。

  • 脱臼について

    脱臼について

    通勤中、小粒ながら雪がちらつき…流石に12月っぽくなりました。
    外の気温が4℃とかになってました。昨日の朝11℃で帰り16℃とかだったのに?
    着いたら着いたで風で看板倒れてたり、ルンバが逸走して箒巻き込んで穂先がぐしゃぐしゃになってたりで悲しい始まりの日です。

    さて、患者様にとっては幸いながら、
    私にとっては少しばかり残念(?)ながら、こちらで開業させていただいてから脱臼で来院される患者様は今のところ居られません。
    けれども柔道整復師として脱臼の整復は出来ます。
    何故そんなことお宣言したかと言うと、稀に脱臼の整復が出来ない同業者が居られたりすることもありますので…。
    来院された後、固定だけしてそのまま整形外科へ転医…というパターンですね。少しばかり情けない。

    Image
    肩関節前方脱臼
    三角筋の膨隆が無くなってるのが分かるので外観で分かります。

    by Radiopeadia sholder dislocationより

    脱臼する事が多い部位としては「肩」「鎖骨」「肘」の順でしょうか。
    「指」もそれなりにありますが、結構自分で治してしまう、あるいは治ってしまうパターンも多いです。
    受傷直後の肩なんかだと引っ張り具合で上手く嵌ってしまうこともあります。
    ただ、注意すべきは「親指」何かは絶対に引っ張ってはいけません。
    間に小さな骨が挟まってしまうと手術になります。

    さて、そんな脱臼ですが、嵌ってしまったからと言ってそのままにしておくのは駄目です。
    よく捻挫や脱臼は「癖になる」と仰られることがありますが、あれは大体放置されてる、あるいは適切な治療を受けなかったパターンだと思います。

    関節は袋に包まれています。
    そして中を潤滑油となる液体で満たすことでスムーズな動きをするわけですが、脱臼はこの袋を破ってしまいます。
    破られた後、その袋は修復していくわけですが、この間に動かし過ぎると当然修復できません。
    あるいは変な形でくっ付いたりしてしまいます。

    適切な治療を受けて頂ければ、その袋も元の形に戻ってくれます。
    特に内側の滑膜という膜については傷ついても完全に元通りになる数少ない組織の一つです。
    なので、もしどこか「外れた」なんてことがありましたら、きちんと治せるところに通いましょうね。

    それでは良い一日を。

  • O脚と膝の変形

    O脚と膝の変形

    歳を取るとO脚になるの?とよく仰られます。
    個人差があるので一概にイエスとは言えませんし、全くならない人もいます。

    では何が原因でO脚になるのか。

    一番多いのは「膝の変形」です。
    膝関節を構成する骨は「大腿骨(だいたいこつ)」「脛骨(けいこつ)」「膝蓋骨(しつがいこつ)」と呼ばれる3つの骨です特に体重を支えるのは大腿骨と脛骨です。
    この大腿骨と脛骨の軟骨部分がすり減ってくることにより、痛みや歩行障害が生じることを「変形性膝関節症(OA)」といいます。

    Image
    両膝を前から撮ったX線画像。骨は白く、軟骨は黒く映るが、画像左(右膝)の内側の黒い隙間が狭くなっている。

    引用 Radiopeadia

    上の画像を見て頂ければ分かりますが、軟骨が減った状態です。
    この状態が続くと当然、左右の足のバランスが変わりますし、それに伴って筋肉の使い方も変わります。
    一番多いのが膝が”軽く”曲がった状態で歩く方。膝が伸びきってない状態ですね。

    この状態で歩くと筋肉が楽をしようとして、あるいは痛みを回避しようとして膝蓋骨が外を向いて歩きます。
    そうなると余計に歩行時に膝が伸びきらないようになります。
    終いには完全に膝が伸ばせないように固まってしまい、結果変形によるO脚が完成してしまいます。

    〇では膝が変形しないようにするには?

    遺伝的要素や習慣など色々ありますが、まずは「体重」に気をつけましょう。
    一般的にヒトの身体は二十歳位の体重が一番良いとされることが多いです。
    そこから10kgも20kgも増えている方は膝痛の原因となりやすいです。減らしましょう。

    あとは太腿前の筋肉を付ける事

    ふとももの前、大きい筋肉の事を「大腿四頭筋」といいます。
    こいつが歩いたり立ち上がったりする際に必要な筋肉なのですが、この力が無くなると踏ん張ることもできなくなります。
    逆に膝が痛いときにも、この筋肉を鍛えてやることで膝への負担を減らすことができます。

    〇トレーニングの方法は

    一番有名なやり方は「パテラセッティング」といいます。
    1.ベッドに仰向けとなり
    2.膝を伸ばし、膝裏にタオルか何かを挟み
    3.膝蓋骨とつま先が真っすぐ天井を向いた状態で

    4.「膝裏をベッドに押し付けるように力を入れる」

    これだけです。
    10秒ぐらい力を入れた後、力を一瞬抜いてすぐに10秒力を入れる。これを繰り返しましょう。
    できればつま先も頭の方へ向けるように力を入れてもらうとなお良し。

    膝痛にお悩みの方は一度お試しを。
    痛みを消したい、詳しいやり方を知りたいという方は是非一度ご相談ください。

    それでは良い一日を。