平素よりご愛顧いただきありがとうございます。
今年度は15日土曜日のみ休業とさせていただきます。
13日、14日は通常通り営業しておりますのでゆっくりと身体を休めるのにいかがでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
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【お知らせ】お盆休みについて
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ちり気の灸(小児はり)
鍼灸を学んでいると、時々「特効穴」というような「ある症状に対して特別効きやすい」といったツボが出てきます。
小児斜差の灸(疳の虫)、中風七穴(脳卒中の特効)、脚気八処の灸(脚気)、子孕みの灸(不妊)などその中で比較的種類が多いのが疳の虫(かんのむし)の鍼灸。
今時はあまり疳の虫という言い方はしないのかもしれませんが、要は「夜泣き」「表情が険しくなるような顔つき」「キーキー泣く」「夜尿症」「チック」「起立性調節障害」「小児喘息」など小児に生じる、原因が無いような症状群を対象として行う鍼灸治療があるということです。全てひっくるめて「小児鍼(しょうにしん)、小児ばり」と呼びます。
ただ、鍼と書くと子どもに鍼刺すの?となりそうなのですが、小学生以下の場合は皮膚を軽く刺激するような板や棒を使うことが殆どです。

当院で使用している接触鍼 左二つは牛角で出来ています。 こういったもので経絡やツボを刺激するのが小児はりというものになります。
さて、タイトルに書いた「ちり気の灸」
これは気を散らす、というような意味合いの灸になります。第3胸椎棘突起下、左右肩甲骨の中央ぐらいに「身柱:しんちゅう」というツボがあります。
ここにお灸をすることで癇癪(かんしゃく)などを抑える効果があるというツボになります。
ただ、お灸を怖がる場合は上記の接触鍼での治療となります。もしお子様にそういった傾向がある、夜中々寝てくれないなどありましたら一度ご相談いただければと思います。
小児鍼は最初は週に2回行い、様子を見ながら週に1回を1か月から3か月程度で十分に効果が見られることが多いです。
小児とありますが大人でも効果があったりするものなので、気が散る、ストレスで落ち着かないという事がありましたら是非受けて頂きたい治療となります。それでは良い一日を。
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外郎売と奥の細道と三里のツボ
外郎売(ういろううり)という歌舞伎で演じられる趣向の一つをご存じでしょうか。
よくアナウンサーや声優の活舌練習に用いられるセリフ芸の一つです。
私も活舌練習とまでは言いませんが、出来るとちょっと格好良いな、と少しばかり練習していたことがあります。
まぁ、ちょっと練習したところで同じところで躓きますし、もう諳んじるのも無理ですが。さて、その外郎売の中にこんなものがあります。
~~心得たんぽの川崎 神奈川 保土ヶ谷。戸塚は走って行けば やいとをすりむく三里ばかりか~~
by 外郎売より一部抜粋正直ここの部分は「口が廻る」事を見せつける部分なのであまり意味はないとされています。
それでも駄洒落として「やいと=灸」を据える「三里」というツボにかけて
灸を据えて歩く以上の距離を勢いよく走りすぎていく…というような表現がされているようです。さて、この「三里」というツボについては千利休が「奥の細道」の序文に書いています。
~~股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すゆるより~~
by 奥の細道より一部抜粋利休は東北地方を巡っていた時期があったわけですが、その日常の中に笠の紐を付け替えるのと同じように足三里に灸を据えるという行為があったことが窺い知れます。
さて、この二つを挙げて何が言いたいかと言うと、昔から「足三里」というツボが日常的に使われていた、また灸というものが比較的庶民の日常に紛れていたと考えられるわけですよ。
現代で”灸”というと「本当に効くの?」という感じになりがちなのですが、庶民でも出来る健康法の一つだったわけです。
ですので皆さんも気軽に試してもらいたいのが灸なんですよ、と。
今やドラッグストアで火をつけるだけで良い”せんねん灸”や煙の少ない”無煙灸”というものも売ってますしね。
わざわざ買わなくても今の時期なら耐熱のペットボトルも出てるのでアレに熱めのお湯を入れてツボに当てても良いですね。そして紹介するツボとして「足三里」
効能としては結構万能で
胃痛 腹痛 下痢 食欲不振 下肢疼痛などが主たるものとして挙げられます。
特に胃腸系に強い感じですね。
古典から効能を引っ張ってくれば坐骨神経痛や痛風、鼻疾患、神経衰弱なんかにも良いとされます。
そもそもそこまで悪いところが無くても健康を維持するための場所として用いられていたようです。教科書的には
〇脛骨粗面の下縁の高さで脛骨前縁から外方2cmにある。
〇脛骨粗面の最大膨隆部と腓骨頭を結んだ中点から指三本分下。
〇犢鼻(とくび)の下3寸。
というような表記になります。何処やねんという話ですが、一番簡単なのが
脛(すね)を上へ摺り上げるように触ると急に盛り上がる部分があり、その外2cmmとなります。
ここにお灸を据えましょう。あんまり熱く感じなければ2壮目、3壮目と据えて頂いても結構です。
最後に、火傷にだけは注意しましょう。
ほんのり温かい、ちょっと熱いぐらいで十分です。
「熱っ!」となればすぐに取りましょうね。
それでは良い一日を。 -

円形脱毛症と鍼灸
よく鍼灸で「禿げ」は治りますか、という質問が来る時があります。
これに関してはその方の頭皮の状態であるとか栄養状態であるとか色々な要素が絡み合ってくるので一概に「生えてくる」とは言い難いものになります。
壮年性の脱毛症については「回復します!」とはちょっと言い切れませんが、ストレス性の円形脱毛症については比較的治療効果が出る事が多いです。何をするか、となると「お灸」を行います。
もぐさを使った「知熱灸(ちねつきゅう)」というやつです。
左がせんねん灸 中央下がもぐさの灸 10円玉は比較用
このもぐさサイズを「米粒大(べいりゅうだい)」と言い、これを沢山燃やします。上記のサイズのもぐさだと一瞬だけ熱を感じる程度に熱くなります。
なので「”知”熱灸」と言います。せんねん灸はお手軽なのですが、脱毛症には不向きだったり…。ただし、円形脱毛症の治療には時間がかかります。
毛根が回復してくるまで少なくとも3か月は見ておいてもらいたいところです。
初期は週に2回、産毛が生えてきたなら週1回を続けていく形ですね。
初期は脱毛部拡大を抑える役割もあるので鍼治療と並行して治療したいところです。あと「毛」に関わる経絡としては「肺経」、
頭髪に関わる部分では「腎経」が黄帝内経にも関わりのあるものとして記載されています。
あるいは気 血 津液と呼ばれる身体の液体成分が不足しがちとも書かれることが多いです。
これらの経絡を用いたり、それぞれの液体成分が増えるようにする治療を行います。それでは良い一日を。
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施術費助成について(令和7年度 京都市)
当院は京都市の指定施術所に登録しております。
で、登録しているとこんなのが届きます。
令和8年度のはり・きゅう・マッサージの施術費の助成金ですね。
75歳以上に限りますが、申請をして頂くと1回の施術につき1000円x4回の補助券が貰えますよーというものです。
京都市が20年以上続けてくれている政策の一つですね。これが久御山町とか京田辺市とかだと65歳以上、月1回12,000円分の補助金出してくれているらしいです。
当院は今のところ久御山町からの患者様は居られないので特に登録してないですけどね…。書類に書いてある通り、当院では はり灸の自費治療に使えます。
1回治療につき1枚使えますので、ご興味のある方は連絡いただくか、用紙のQRコードを読み取って申請していただければと思います。それでは良い一日を。
