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たかのめ はり灸治療院 接骨院

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    良性発作性頭位めまい症

    なんか土日に米国(サンフランシスコとクリフトン)から数百件のアクセスがありました。なにそれ怖い。
    記事を読んでる…わけでもなくトップページにばかりのみアクセスしていたのでおそらくクローラーと呼ばれるような巡回ツールやBotと呼ばれるやつにたまたま引っかかっただけだと思います。
    こういうのを統計的に”外れ値”と言います。ただうちの解析はそこまで上等なものでは無く外れ値を外せないので邪魔でしゃーない。
    アクセス元を調べるとどうもそういうのをすることでBotでアクセス数を稼いで「改善したよね?お金下さい」というような企業のようです。なにそれ怖い。

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    さて、めまいがする、という疾患は色々ありますが、比較的多いこの症状。
    短時間の回転性のめまいが特徴で嘔気、または嘔吐を生じる疾患になります。
    よく”めまい”というとメニエール病が取り沙汰されますが、こちらはメニエールとは違って難聴がでることはありません。また、起き上がった際にめまいが起こるという特徴があります。

    原因は何か?
    これは耳の中に”三半規管”という頭の回転を検知するセンサーがありますが、ここの不具合によって生じます。
    三半規管という名前はよく聞くと思いますが、実は3つの”半規管”という意味です。
    この半規管の中はリンパ液で満たされ、その液体が頭の回転に伴って流れることでどの方向に頭が回転しているかの信号を発します。
    また、別の部位に水平を感知する耳石器というものがありますが、そこの石が剥がれ落ちてしまい、半規管部に流れ込んでしまうことで異常な流れを引き起こしてめまいが発生するといったものになります。

    判断の方法は
    仰向け(仰臥位)になってもらい、ベッドから頭を出して垂れ下がるようにし、左右を向かせた際に眼振(眼が左右に振れる)が見られるかどうか、というものが一番簡単に判断できるものとなります。正確に行おうとするともう少し追加の手順が必要になりますが、大体これで判別できます。

    治療についてはエプリー法というものが有名ですのでそちらを行えばとりあえずは回復します。
    手順としては
    ・仰臥位となり、判断を行い眼振が生じた方向に90度傾ける。
    ・今度は反対側に90度傾ける。
    ・そのまま下を向くように+90度傾ける。
    ・ゆっくりと上を向き坐位となり下を向き落ち着かせる。
    この手順をそれぞれ全て30秒ずつ行います。

    耳石が入り込んだ場所によっては上記方法では取れないことがありますのでその場合はグーホニ法というものを行います。
    ・坐位で眼振が見られた目の側と反対に素早く側臥位になります。この時、顔は水平線に平行です。
    ・上記で1分経過すると、素早く床の方向(45度)を向かせ、また1分維持します。
    ・そこから起き上がり2分ほど安静にしてもらいます。

    これで耳石が元の耳石器の位置に戻りますのでめまいが回復します。
    ただ、両方法ともめまいが生じますので嘔気、また嘔吐が生じる可能性があるので十分注意しながら行いましょう。

    剥がれ落ちた耳石は自然と溶かされ身体に吸収されます。
    ただし、剥がれ落ちた耳石が再吸収されるまでの2週間程度は注意が必要です。
    当院ではこの耳石の回復を早めるために耳のリンパの流れの改善、筋緊張の緩和を行うための鍼灸治療を行っております。
    ちょっと長引いているというようなことがあれば一度ご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。