先週、看板を出していたら低学年ぐらいの子が今日は着衣泳だと話しかけてきてくれました。
水泳自体が必須授業から離れそうな時代にそういった授業してくれているのはさすが国立…。
私の時代も着衣泳一度はやってましたね。
が、水泳の授業は寒くて毎度唇真っ青にしてました。プールサイドが暖かくて気持ちよかった…。今では暑くて入れない事もあるそうですが…
さらに寒くてお腹が痛いともなってた気がします。
というわけで今日は『腹痛』。特におへそより下の『下腹部痛』のお話を。
胃が痛いのはまたそのうちに。
ツボが知りたい人はすっ飛ばして最後を読んでください。笑
そして本題に入る前に「実」と「虚」の説明を簡単に。
東洋医学の考え方には物事は「陰と陽」「木火土金水」に分けられる考え方の『陰陽五行説』や邪気が盛んとなった「実」と、正気不足による「虚」という『虚実』の考え方があります。(正気とは身体を正常に保つ能力だと思ってください。)
さらに『気血津液』というものもあるのですがそこは割愛。
邪気が増えると正気が邪気を抑え込もうと闘います。ですので症状がはっきりと出てきます。こういった状態を「実」。
正気が減ると激しい闘いは起こりませんが、バランスが崩れることで邪気による影響が強く出ます。この状態を「虚」といいます。
で、腹痛の話に戻りますが、
お腹を触られるのが嫌な場合は「実」
お腹を押さえると楽になるのが「虚」と分類できます。
その中で例えば「寒さや冷たいものを食べた時の腹痛」は寒邪という「邪」が強くなったものなので実…と言いたいのですが、下腹部より先に上腹部の『胃』が冷やされます。
するとお腹の真ん中(中焦)の暖かさの元である「陽気」を損ない、暖かさが運搬されなくなり(脾陽虚)、下腹部に鈍痛が生じます。この時は虚証なのでお腹を温めると楽になります。
他には不安や不眠が続いて「血虚」という状態であればチクリチクリとした痛みが起こります。
逆に実証の腹痛はどんなものかというと怒ったり気を使いすぎたりすると「肝経」という気の流れが悪くなります。こういったものを「肝鬱気滞」と言い、気が滞っている状態です。
こういった時は側腹部がキリキリというような腹痛になりやすいです。
気が滞っているので矢気(しき)、つまりはおならをするとちょっと楽になります。
あるいは食べ過ぎ。常にお腹が張ったような腹痛ですね。
こんな風に同じ腹痛と言ってもどんな風に痛みがあるのかによって考え方が変わります。
さて、腹痛を紹介して終わりでは読んだ皆様もどうしろという話なのでツボを少々。
寒さで生じる脾陽虚には脾や胃を温めたいので『中脘、足三里』というツボを
側腹部がキリキリとした痛みの時は気を流したいので『太衝、陽陵泉』
食べ過ぎの時も『足三里』が有効です。
中脘はこちら。胸骨と呼ばれる胸の硬いところの一番下とおへそを結んだ中点。

膝下、横に出っ張っている骨の斜め前下に「陽陵泉」
内くるぶしに手の薬指中指人差し指と、指を3本並べて当てた人差し指の部分、骨のきわ「足三里」
足親指と人差し指の間を上になぞって骨に当たるところ「太衝」

ここらを押さえてやるか、お灸なんかが効果的です。
ただ誤ったやり方をしてもあまり効果が無かったりしますので、きちんとした治療を受けたいという場合はご予約を。笑
その場しのぎでなく、全体から体調を整える治療が大切です。
それでは良い一日を。
