京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 脱臼

  • 脱臼について

    脱臼について

    通勤中、小粒ながら雪がちらつき…流石に12月っぽくなりました。
    外の気温が4℃とかになってました。昨日の朝11℃で帰り16℃とかだったのに?
    着いたら着いたで風で看板倒れてたり、ルンバが逸走して箒巻き込んで穂先がぐしゃぐしゃになってたりで悲しい始まりの日です。

    さて、患者様にとっては幸いながら、
    私にとっては少しばかり残念(?)ながら、こちらで開業させていただいてから脱臼で来院される患者様は今のところ居られません。
    けれども柔道整復師として脱臼の整復は出来ます。
    何故そんなことお宣言したかと言うと、稀に脱臼の整復が出来ない同業者が居られたりすることもありますので…。
    来院された後、固定だけしてそのまま整形外科へ転医…というパターンですね。少しばかり情けない。

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    肩関節前方脱臼
    三角筋の膨隆が無くなってるのが分かるので外観で分かります。

    by Radiopeadia sholder dislocationより

    脱臼する事が多い部位としては「肩」「鎖骨」「肘」の順でしょうか。
    「指」もそれなりにありますが、結構自分で治してしまう、あるいは治ってしまうパターンも多いです。
    受傷直後の肩なんかだと引っ張り具合で上手く嵌ってしまうこともあります。
    ただ、注意すべきは「親指」何かは絶対に引っ張ってはいけません。
    間に小さな骨が挟まってしまうと手術になります。

    さて、そんな脱臼ですが、嵌ってしまったからと言ってそのままにしておくのは駄目です。
    よく捻挫や脱臼は「癖になる」と仰られることがありますが、あれは大体放置されてる、あるいは適切な治療を受けなかったパターンだと思います。

    関節は袋に包まれています。
    そして中を潤滑油となる液体で満たすことでスムーズな動きをするわけですが、脱臼はこの袋を破ってしまいます。
    破られた後、その袋は修復していくわけですが、この間に動かし過ぎると当然修復できません。
    あるいは変な形でくっ付いたりしてしまいます。

    適切な治療を受けて頂ければ、その袋も元の形に戻ってくれます。
    特に内側の滑膜という膜については傷ついても完全に元通りになる数少ない組織の一つです。
    なので、もしどこか「外れた」なんてことがありましたら、きちんと治せるところに通いましょうね。

    それでは良い一日を。

  • 肩が外れるとは

    肩が外れるとは

    骨と骨の並びが不整な状態を「脱臼」と言いますが、その中でも一番多いものが「肩関節脱臼」です。
    もっと詳しくいうと「肩関節”前方”脱臼」が一番多いものとなります。
    この”前方”は骨がどの方向に脱臼したかを示しています、つまり前。他には上方とか後方とかありますが稀です。

    何故肩の脱臼が一番多いかというと楕円上の皿の上に筋肉で押さえられているだけだからです。
    厳密に言うと関節を包んでいる袋や靭帯とかもあるのですが、肩は保護する力以上の外力が加わりやすい部分でもあるのです。可動範囲も大きいですし。

    後方に転倒して手や肘を衝いたり、肩から落下したりすると結構簡単に外れます。
    多分、私でも頑張れば人の肩なら外せます。やりませんしやったこともないですけど。

    で、この脱臼。構造が分かってる人間がやると簡単に嵌(はま)ります。
    ただ、嵌ったから治癒…というわけではなく、先ほどの袋が破れてしまっているのでそれが治るまできちんと治療してやる必要があります。

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    アレックス少佐があえて敵の攻撃を受けて肩の脱臼を嵌めるシーン。
    ハガレンは名作。でもこんな嵌め方は駄目です。
    それでも嵌める方向的には間違ってない所を見ると作者がよく調べているのが分かりますし、間にキラリと光る目の一コマを入れることで「狙って」治しているのが分かる。凄い。

    by 鋼の錬金術師 95話

    これを放置すると脱臼「癖」になります。
    袋が破れたままだとそこからまた骨が抜けてしまうわけですよ。

    まぁ、基本的に怪我は放置すると癖になる危険性があるので放置しては駄目なのは脱臼に限りませんが。

    年齢にもよりますが少なくとも2週間、できれば一ヵ月は提肘(ていちゅう)といって三角巾で肘を吊ってやる必要があります。
    脱臼直後であれば破れた袋部分から出血したり色々あるので包帯で圧迫する必要もあります。
    はまったら終わりでなく、最後まできちんと治しましょうね。

    もし脱臼かな?と思ったらすぐに接骨院か整形外科に行きましょう。
    当院が”接骨院”としているのは骨折とか脱臼とかあったら来ていただければきちんと治したいと思い、”接骨院”を掲げています。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(柔道)

    スポーツ固有のケガ(柔道)

    柔道整復師という国家資格の知名度の低さは資格者全員が思っているところではあると思います。
    接骨院・整骨院の先生と言えばまだ聞こえは良く、「あぁ」と思ってもらえるんですが、その前に「柔道整復師です。」と言っても「??」となることは多々あります。

    元々この資格はその名の通り柔道から派生した資格ではあります。
    柔道の技は「殺法」として戦場で人を殺す技
    ただ、怪我を治す技として「活法」という技術も発展したそうです。
    その活かす方を昔の先人たちがえんやこらした結果、国家資格として確立させたそうです。
    えんやこらの部分は表向きの部分と裏向きの部分様々が入り混じっているので割愛。明治維新とかあの辺の時代。

    そんなわけで柔道整復師となるには「柔道の素養」というものが求められます。
    ですので基本的には柔道整復師の国家資格持ちは柔道の経験者だと思っていただければ結構です。でも噂では柔道ない学校とかあるらしい…。

    私も例によって柔道の経験者…一応ながら初段は取得して黒帯です。
    黒帯買ってないから白ですけど。

    そして柔道とは元々殺す技、さらに現代でもコンタクトスポーツですので怪我も多発します。
    なので固有のケガ…といってもなんでもありです。
    捻挫とか打撲とかは置いといて、比較的重症例を挙げていきましょう。

    肩関節・肩鎖関節の脱臼

    投げられた際に受け身を失敗し肩から落下、あるいは手を着いてしまって肩を捻って受傷などで発生します。
    肩関節とは「肩甲骨・鎖骨・上腕骨」という3つの骨から成り立ちますが、この「肩甲骨と上腕骨」の繋がりが外れる、あるいは「鎖骨・肩甲骨」の繋がりが外れる状態です。

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    鎖骨が外れれば鎖骨が上に突出して見えることが多く、
    上腕骨が外れれば肩が挙げられない、肩幅が狭くなるといった見た目になります。

    ただ、一般には骨折との区別が難しいため、肩部で「形がおかしい」となったら直ぐに接骨院か病院へ行く、あるいは救急車を呼ぶのが手っ取り早いです。

    どちらも元の位置に戻す、「整復」するのは難しくありません。
    が、その後にきちんと固定して再度外れないようにしておかなければ、鎖骨は見た目が出っ張った状態が残ってしまいますし、上腕骨はそれこそ「癖に」なります。
    特に鎖骨は靭帯が断裂してしまっていると手術となることが多いです。

    きちんと固定ができていれば2~4週間で壊れた組織(関節包)が結合し、あとはリハビリする位になります。

    受傷後1週間以内に試合に出たい…となるとちょっと「癖になる」のを覚悟しながら出ることになります。テーピングや包帯でガチガチに固めることになるとは思いますしパフォーマンス充分に発揮できないでしょうからおすすめしません。

    鎖骨の骨折

    これも投げられた際に受け身を失敗し肩から落下、あるいは手を着いてしまって肩を捻って受傷などで発生します。

    これも鎖骨の脱臼と同じように固定が難しい症例となります。
    くっつくのはくっつくんですけどね。
    変形してくっつく場合もあるので、手術の適応かどうかの判断が必要になります。

    1週間である程度くっつきます。動かすと再度折れるのでまだまだ動かしては駄目ですが。
    3~4週間しっかり固定できていればくっついてくれます。
    そういう意味では脱臼よりも元通りになりやすいという部分はあるでしょうか。
    しっかり固定できてないとくっつかない「偽関節」となってしまうのでおとなしくしときましょうね。

    前腕骨の骨折

    これも投げられた際に手を衝いてしまった際に発生します。
    特に成長期の子どもに多いですね。
    まだ骨が弱いところに投げられた際の全体重がかかると「橈骨(とうこつ)」という前腕の骨が手首付近で折れます。
    これもくっつきます。なんなら先述の鎖骨とかよりも楽にくっつきます。

    ただHunter×Hunterのように「折れたところが丈夫になる」というのは…無いですね。
    サトツさんがあたかも本当にあるように喋ってるんで信じている人は多そうですが…。

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    by Hunter×Hunter 34話,35話
    自信満々に語るサトツさんですがそんなことはない

    骨折後は肘から手首まで固定します。(最近では肘を含めない事も多いですが、患者様次第ですね。)
    まだ小さな子どもだと動き回るんでしっかりギプスで固定しときたいとこではあります。
    4~5週間という所でしょうか。

    ただ固定が甘いと子どもは自分でスポッと抜きますからね…油断なりません笑

    くっついた後はリハビリ…なんですが、手って普通に日常で使うのでそこまで大仰なリハビリを必要とはしなかったりします。ただ動かして痛みがあったりする場合には必要ですが。

    他にも柔道のケガは色々ありますがとりあえず代表的な骨折・脱臼を。
    当院では骨折脱臼後のリハビリ(後療)もやっていますので、もし心配されているようでしたらご相談いただければと思います。
    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(弓道②)

    スポーツ固有のケガ(弓道②)

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    昨日に引き続き弓道での怪我。
    トップ画像は弓道家の中では有名な「弓道士魂」という三十三間堂通し矢のお話。
    逆に言うと弓道関係者以外でコレ知ってる人は少ないんじゃない?っていうやつです。
    弓道というより武士の話なので興味のある方はどうぞ。原作はプレミアついてたりしますがコンビニコミックなどでたまにリメイクされてるので。

    昨日のは比較的軽い怪我の内容だったんですが、今回は治りにくいやつと人によっては治らないやつを。

    上腕三頭筋の肉離れ

    強い弓を引いてるときに起こりがちです。
    一般的に成人男性が引く弓としては18kgぐらいと云われますが、嘘だろこんなもん引けるか。

    …ではなくて、弓の強さというのはkgで表されますが、これは弓自体のWeightではなく、横へ引き延ばしたときの重さを指します。私が一番ムキムキであった現役高校生の時で14~15kgがちょうど良いぐらいでした。

    ただ筋肉の収縮力と弓の反発力が拮抗するぐらいであれば良いのですが、弓の反発力が勝ってしまうと筋肉が引き千切られます。これが肉離れ。
    特に右上腕三頭筋、次いで左上腕三頭筋でしょうか。

    中々治りません。完全安静ですね。

    引き千切られた部分は内出血を生じた後、線維化、瘢痕(はんこん)化します。
    この瘢痕化というのが厄介で元の「筋肉の線維」ではない為、収縮力がありません。
    すなわち筋肉が「弱体化」します。
    なのでこの瘢痕部分をなるべく小さくするように治していかなければなりません。

    肉離れを放置するとこの「瘢痕」部分が大きく残ってしまいます。
    するとこの瘢痕部分に負荷がかかりやすくなり…再度肉離れを起こしてしまう…といった悪循環に。

    「癖になる」というやつです。

    基本的にどの怪我でも「癖になる」というのは完治出来ていないから起こるという事が多いです。
    怪我をそのまま放置していたり、痛みがなくなったから治ったと誤解していたり…

    病院や接骨院へ通ったらきちんと「完治」するまで通って頂きたいと思うのですよ。

    肩関節の亜脱臼

    私が見たことがある亜脱臼は「会」と呼ばれる弓を引き切った段階で右肩が後方に抜けるといったものでした。
    こればっかりは生まれ持ったもの、つまりは「先天性」の肩の形状だったのでどうしようもなく、筋トレでそこへの負荷を下げてやることぐらいでした。
    おそらく肩の受け皿の後方部分が小さかったのでしょうね。レントゲンを見ていないのでなんとも言えませんが…。

    あるいは関節包と呼ばれる肩を包む袋がぶかぶかであったりする場合、整形外科での手術しか治せません。ぶかぶかの関節包を締めるような手術ですね。
    当院でもこういった場合であれば、まず筋トレを指導させていただきますが、それでどうしようもない場合は整形外科さんへの紹介をさせていただいております。

    筋トレを行う場合は肩を安定させる筋肉、よく言われる「インナーマッスル」を鍛えることを第一とします。
    棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋といった上腕骨の骨頭と呼ばれる部分を肩甲骨に押し付ける役目を持つ筋肉ですね。
    ゴムチューブなどでの筋トレが昔ながらではありますが有効です。

    ですので、弓を引いていて肩に違和感があればまずは接骨院へ相談してもらうのが一番ですね。

    こうやって書いてるとやはり弓を引きたくなってきます。
    あとは早気とかについて書きたくなってきます。
    昔通っていた弓道会…活動が金曜夜なんですよね…診療時間中…残念。
    それではよい一日を