京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 紫雲膏

  • 紫雲膏を手作りする。

    紫雲膏を手作りする。

    紫雲膏で”しうんこう”、と読みます。
    麻酔で有名な、かの華岡青洲が考案したという和製の漢方です。
    私は火傷の軟膏として知ったのですが、ひび、あかぎれ、しもやけ等、結構何でも効くという軟膏。。
    昔ながらの漢方薬局では自家製の軟膏として販売している所もあるようです。

    当院でも使っているのですが、ちょっと古いものもあり色素が抜けてしまっているので新しいのを…と思った際に、ちょっと作ってみるか、と相成った次第。

    当院での材料としては
    太白ごま油 100g
    蜜蝋 20g
    紫紺 10g
    当帰 6g
    豚脂 2g

    Image
    基本的に全て通販。リップスティック容器が中々売ってない…。

    豚脂を加えるか否かで肌への馴染み方が変わるとかなんとか。
    入手法については、私も最初は近所の漢方薬局にグラム売りしてないか聞いたのですがやってなかった。
    それでも普通に通販で生薬が買える良い時代です。売るのは薬剤師法違反になるのでできませんが。

    さて、手順としては

    1.ごま油を180℃まで加熱。以後160~180℃程度で1時間加熱し重合させる。
    2.140℃まで下げた後、蜜蝋と豚脂を加え15分。
    3、130℃で当帰を投入。15分。
    4.当帰を取り出し、130℃で紫紺を投入し15分。
    5.容器を移し替えて冷ます。ゴミが多ければ濾す。

    途中、気持ち香ばしい匂いがしてきますが、普通のごま油ではなく白ゴマ油なので、そこまできつい匂いではありません。院内がええ香りに。また、それぞれの生薬を入れるとすごい泡々してきます。
    温度については色々なサイトで書かれているのですが曖昧…。大体このぐらいの温度で良さそうです。
    流石に生薬についてはこんがり揚がってしまうので150℃は超えない方がよさそうな感じ。

    Image
    ポリ製の茶葉袋では溶けてしまう…

    ちょっと面倒くさいのは温度管理。
    私は写真のように電熱器を使ってやったのでそこまででしたが、火を扱う場合は細かな調整が大変そうです。
    本当は温度管理に燻製で使用していたサーモスタットを使用したかったのですが、手持ちのサーモスタットでは180度まで管理できない&出力系が壊れているというような状態で使えなかったので、20年近く前に買った普通の料理用温度計でなんとか…。

    Image
    取り出した直後は透き通っていますが、固まると白濁したピンク色に

    2つ失敗したのが100均の煮出し用袋を用いたのですが…油のせいか熱のせいか途中で破けてしまい…生薬が散乱。一々濾過しないといけなくなって面倒くさいことに(苦笑)

    Image
    必要以上に出来てしまう軟膏。友人にあげることにします。

    出来上がった軟膏はお灸の際に使います。
    軟膏の上にお灸をすると火傷をしにくくなるのと温度がマイルドになるので使いやすいのですよね。

    それでは良い一日を。