台風が来たと思ったらあっという間に去ってしまった。
京都はそこまで土砂降りが酷くはなかったですが、万博行った後で良かったとは思いました。
そういえば先日の万博の後、久しぶりに筋肉痛というものになりました。
ちゃんと翌日から出てました。まだ(肉体的には)若いかと思ったり。
と言っても実は筋肉痛が出るか出ないかとは若さはあまり関係なかったりします。
若いときには激しいスポーツをするから出やすく、歳を経るとウォーキングなど激しくない運動が増えるから遅れて出る、と説明される先生も居られます。
要は運動の種類や筋肉の種類が違うから、ということで個人差が大きく一概に早い遅いは説明できなかったりします。
嘘…とまでは言いませんが、実は「筋肉痛は年取ると遅れて出る」という説に理論的根拠はありません。
そんな疲労というものを医学的に考えた時、単なる疲労は病気では無いのでビタミン剤的なものを処方されて終わります。
東洋医学では多くの場合「気」を損耗した状態をベースに考えることが多いです。
ただ何によって気が消耗しているかを判断するのが大事となります。
例えば病気や産後で気血が回復していないのか、房事過多により気の源泉を損傷しているのか、飲食が出来ていなく脾胃虚弱からか、心労での(神)気の損傷なのかなど様々です。
病気や産後ならば元気 →足三里(あしさんり) 三陰交(さんいんこう)
房事過多なら腎 →腎兪(じんゆ) 太谿(たいけい)
脾胃ならそのまま脾胃 →中脘(ちゅうかん) 足三里
心労ならば心を →神門(しんもん) 内関(ないかん)
といったツボを用いて、それぞれに対応して補ってやる必要があります。


ツボの場所の一例。
温めてやるだけでも違いますが。全身も合わせて治療してやるのが良いですね。
ただ、疲労に対する鍼治療はマッサージなどに比べると治療直後の実感は薄いところが難点です。
帰宅してから「あれ?ちょっと調子良い?」という感じ。
それでも気を復活させるとしばらく調子が良かったりしますので一度体験してみたいという方は是非ご連絡ください。
それでは良い週末を。
