京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 栄養学

  • お粥は本当に胃腸にやさしいか?

    お粥は本当に胃腸にやさしいか?

    小学生がもう午前でお帰りになられてますね。冬休み突入っぽい感じ。
    あるいはもう午前だけの授業とかそんな感じですかね?
    ウチのビルの横でも夕方まで遊んでおられましたが、駐車場で遊ぶのはちょっとやめて欲しいところ笑

    先日、胃腸への負担について簡単に書きましたが、
    そういった暴飲暴食のあとに、あるいは風邪を引いたときに

    お粥や雑炊、うどんが消化に良い

    と、よく言います。
    …本当に良いの?ってなるんですよね。

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    ○胃に良いのか?

    一番最初の消化物については胃を早めに通過するかも知れません。
    が、胃の次の小腸で吸収が始まり、血糖値が急激に上昇すると、逆に胃運動としては低下します。(胃十二指腸反射)
    さらに流動食や柔らかいものは「噛む」工程が弱いので胃で溶かすのに時間がかかったりします。
    また、穀類自体、元々消化が悪いものです。溶けにくい。
    あんまり良いことないですね。

    ○小腸に良いのか?

    こちらもちょっと怪しい。
    消化が早すぎるんで急な血糖値の上昇となりやすいです。
    実は腸は弱っていても、糖の吸収だけはあまり能力が落ちません。
    さらに米飯、パン、麺類といったものは高GI(グリセミック・インデックス)食品と呼ばれ、血糖値が急上昇しやすい食べ物の代表格です。
    そうなると先ほどの胃十二指腸反射も生じますし、血糖値を下げるための膵臓からの急激なインスリンの分泌など他臓器への負担にもなります。

    また精製小麦(うどん)や白米自体は食物繊維が少なく、弱っている時は小腸内での滞留時間が少なくなりエネルギーを十分に吸収できないまま大腸へ行きがちです。

    ○何故消化に良いということに?

    「しんどくても食える。」というのが一番の理由かと思います。
    日本ではお腹を休ませるという感覚がありますが、逆に胃腸は使わないと弱ります。
    一番しんどい時を超えたら普通に栄養になるものをしっかり食べた方が良いですね。
    しんどくなけりゃ毎度普通の食べ物食べてた方が理論上体には良いです。

    というわけで今日は栄養学交じり。
    高GI食品なんかは数年前からダイエットなんかで良く聞くワードになりましたので聞いたことがある方も多いかと思います。
    そこで出てきたのが「野菜を先に食うと痩せる」と言うやつですね。
    あれは「野菜を先に食うと血糖値が上がりにくくなる」というのが「痩せる」と書くと聞こえが良いから業界で流行らせられたやつです。野菜を先に食べて満腹感を刺激すれば間接的には痩せることもなくはないでしょうが…。

    ちなみに低GI値の食品と言うと玄米、魚類、大豆、卵、芋類、キノコ類などですね。
    食後高血糖を押さえたいならこれらの食品を先に食べると良いですねというやつ。
    それでは良い一日を。

  • 目への栄養素(七つ目の栄養素)

    目への栄養素(七つ目の栄養素)

    私が小学生時分は三大か五大栄養素って言ってた気がするのですが、世間ではいつの間にか七大栄養素ということになってました。

    三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)→五大栄養素(ビタミン・電解質(ミネラル))→七大栄養素(食物繊維・フィトケミカル)

    三大栄養素や五大栄養素および食物繊維については家庭科の時間に学ばれていると思うので、今回は比較的新しい概念の「フィトケミカル」について

    まず五大栄養素までは「摂らないと死ぬ」という栄養素なのですが、食物繊維とフィトケミカルというのは「健康に役立つ」機能成分ということで、あれば良いよね?位の感覚で栄養素に含まれた感があります。

    その中でフィトケミカルとは何なのか。はいAI君答えて。

    フィトケミカルは、植物に含まれる色素や香り、苦味、渋みなどの成分の総称で、特定の栄養素として定義されているわけではありません。例えば、ポリフェノール類、カロテノイド類、含硫化合物などがフィトケミカルに含まれます。
    by ChatGTP2.0

    そしてなぜこれを今日の題材にしたかというのが、先日紹介した「アントシアニン」がこのフィトケミカルと呼ばれる栄養素の一つになるからです。
    基本的に緑黄色野菜に含まれていることが多いのですが、大根、玉ねぎ、ワサビなどの苦みなどにも含まれているので本当に様々なものを食べるということで「Eating the Rainbow(レインボーカラーを食べる)」という言い方で米国ではここ数年話題になっている栄養摂取の方法だそうです。

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    また、あまり聞くことがないかもしれませんが「ルテイン」というフィトケミカルも目に大切なものとして昔から推奨されています。
    これは黄斑という視力に関わる部分の変性予防、抗酸化作用などの効果があるとされています。卵黄に含まれているものが吸収効率が良いそうです。

    ただフィトケミカルはあくまで補助であって、目への鍼灸治療の第一人者であらせられる千秋鍼灸院の春日井先生はHPで以下の栄養素が大切だと書かれています。

     眼科疾患では一般に伝えられているような、ルテインやアントシアニンは摂取した方が良いのですが、眼の働きを必要な栄養面から分析すると、ビタミンとミネラルだけでも、A、B1、B2、B6、B12、C、E、H、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、
    ユビキノン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、クロム、モリブデン、ヨードが必要で、
     特にビタミンA(網膜や硝子体)、ビタミンC(硝子体、水晶体、活性酸素除去)、コリン(神経伝達)、亜鉛(酵素の活性に関わり、眼球内に存在)、クロム(角膜)は特に重要となります。ルテイン等のβカロテンは、ビタミンAの前駆体として、紫外線から網膜を守る働きをします。
    が、眼が正常に働き、また病気から治癒していくためには、もっと多彩な栄養素を必要としているということが分かります。
    「鍼灸治療と分子栄養学」
    https://www5f.biglobe.ne.jp/~harikyu/vita002.html

    医療を受けるにあたって、医者へ行って終わり、治療に行って終わりではなく、自分自身でバランスよく栄養を摂取することも積極的な治療に繋がります。
    好き嫌いなく、色々なものを食べていきましょう。

    それでは良い一日を。

  • ブルーベリーは視力に良いの?

    ブルーベリーは視力に良いの?

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    再来週から全国高校野球選手権が始まります。
    高校野球で甲子園というと関西ではそこそこに話題に上がるイベントではあるのですが、その際、京都でのCMというと京都銀行かわかさ生活かというぐらいにCMが流れます。
    「ながーいお付き合い」のフレーズと「ブルブルベリベリアイアイブルーベリーアイ」の曲調は、関西に住む人間ならどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

    で、そのブルーベリーで一挙のし上がったのがわかさ生活という会社です。あそこのは厳密にいうと「ビルベリー」という品種なのでブルーベリーではありませんが。
    現在の本店は京都ですが元々大阪で創業したのは調べて初めて知りました。

    そのブルーベリーアイサプリのページには「ひとみをやすめる」とはあっても「視力が良くなる」といった事は一切書いてありません。薬機法的にダメだから…というのもあるでしょうが、あくまで「目に関する栄養素がある補助食品」なんですよね。イメージ戦略の勝利という気がします。

    ではここから本題。
    「サプリでなく、ブルーベリー自体の目に対する影響はどうなのか?」と云うことです。

    元々、ブルーベリーの栄養素の何が目に関わるのかというと「アントシアニン」という色素です。
    抗酸化作用とかはちょっと置いておいて、「アントシアニン」は目の網膜にある「ロドプシン」という蛋白質の合成を補助します。

    このロドプシン、何に使用されるかというと「夜間視」に用いられます。
    ヒトの眼球には主に「色」と「光(明暗)」を区別する細胞がそれぞれに存在しますが、そのうち、「光(明暗)」を区別する細胞を「桿体(かんたい)細胞」と言います。
    この桿体細胞が明るさを感じるときに必要なのがロドプシンなのですが、このロドプシン、一度光を受けると分解され別の物質(オールトランス型レチナールとオプシン)になってしまいます。この二つを再合成するときの補助(活性化)になるのがアントシアニンなんですよね。

    つまり、明るさの区別をするのに有効であって、視力の調節部分(毛様体筋)には一切関知しないということです。

    ただアントシアニン自体の効果は他にもあって
    毛細血管保護効果、白内障に関わる活性酸素の除去、胃潰瘍になりにくくする、結合組織の強化

    ブルーベリーのアントシアニン組成とブルーベリー・ワインの生理的効果(2000)
    https://asevjpn.jp/web/wp-content/uploads/2022/06/vol11_-no2_03.pdf

    といったものがあるとされています。上記実験は赤ワインに果汁ぶち込んでるので単純なブルーベリーの効果とは言い難いですが。

    これから某CMが流れたらこんなことを思い出していただけると良いかもしれません。
    それでは良い一日を。

  • 日光とビタミンD

    日光とビタミンD

    夏至も過ぎてこれからは昼の時間がどんどん短くなっていくばかりとなりました。
    7月8月もあるのにほんまに昼の時間短い?と毎年思っています。

    1日の時間考えると『地球の自転は23時間56分4秒(にいさんごろし)なのに1日は24時間なのは何故』とか書き出しても面白いのですが、それはまた別のところで。

    昼の時間が長いというという事は日光を受ける時間が長いという事。
    人体が日光から受ける影響はたくさんありますが、そのうちの一つに「紫外線」というものがあります。

    この紫外線、ヒトが生きていくのに必要なビタミンを作り出してくれています。

    ビタミンD自体はD2~D7まで6種類ありますが、そのうち人に必要なのはD2(主に植物性)とD3(主に動物性)。
    ただし外部から摂取するだけでなく、数少ない?体内(皮膚)で合成できるビタミンになります。

    ビタミンDの役目はカルシウムを体内に取り込む働き。
    なので少ないと骨粗しょう症の原因となります。若いうちの摂取大事。

    外部から摂取するビタミンは既に活性型ビタミンDなのですが、体内にもビタミンDの元となるという7-デヒドロコレステロールというものがあります。
    難しい名前なので別に覚える必要はありませんが、これが紫外線(B)を受けるとプロビタミンD3というものに変化し、さらに体温でビタミンD3に変化します。

    これが活性型といわれる所以ですね。

    じゃぁ、どのぐらい日光に当たればよいのか

    日光に当たる時間が長いと当然日焼けや他の問題も出てくるのでなるべく避けたいところですが、その時間を調べた論文が以下

    体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定
    https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html

    京都をつくばと同じぐらいの緯度と考え、さらに両手の甲から腕ぐらいの面積を日光に当てるものとして、

    全然違うやん…

    ただしこれは1日に必要とされるビタミンDの1/3量を生成する時間です。
    単純に考えるとこれの3倍の時間当たらないといけない…日焼けしちゃう…

    なので食べ物と日光浴とバランスよくとりましょう

    あと必要とされる紫外線(B)は窓ガラスで減衰するので直接日光に当たるのが一番良いとされます。
    また加齢でビタミンDの吸収量が減るため摂取目安量が増えます。

    Kikurage

    きくらげはビタミンDを多く含む食品として有名ですのでたくさん摂りましょう(笑
    今日も治療と関係ない内容でした。
    それではよい一日を。