京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 柔道整復

  • 足関節捻挫

    足関節捻挫

    目に関するコラムが続いていましたが、今日は怪我で。
    相変わらずこむら返りのアクセスが多いですが、何で検索してここにたどり着いて居られるのかはイマイチよく分かってません。

    さて、足関節捻挫は一般的な外傷としては一番多い部類に入るのではないでしょうか。
    この間も友人が玄関で捻ったと言って来院されました。

    他にも階段で足を踏み外す、スポーツの運動中に捻る等々
    先日、野球のオールスターゲームがありましたが、その選出の際に辞退した選手が数名居られました。
    そのうちの一名の理由が「左足関節外側靱帯損傷・左足関節三角靱帯損傷」となっていました。
    捻挫による靭帯損傷と云うことですが、これだと内側も外側も損傷しているのでかなり大きな外力で発生した外傷になります。

    バスケでの外傷でも書きましたが大事なのは

    市販の湿布は駄目です。ちゃんと氷で冷やしてください。
    その後の固定の際に湿布使うのは良いですが…柔道整復師的には泥シップを使いたいところです。

    ついでなので超音波画像でも出しておきましょう。
    三角靭帯(内側靭帯)の脛舟部の描出です。

    Dsc 0101

    矢印およびオレンジで囲われた部分です。
    左端が内果、右端が舟状骨、真ん中の深い部分は距骨になります。
    特に問題ないので綺麗に描出されていますが、前述のような三角靱帯損傷であれば、炎症を起こしていたりすると周囲に黒い部分が大きく映ったり、あるいは白い部分の連続性がなくなっていれば断裂の可能性があります。

    処置としては先にも書いた通り固定になりますが、超音波で損傷度合いを確認することにより治癒までの期間を想定することが容易になります。また、プレイ復帰可能かどうかの判定も。

    もし断裂していて放置した場合、「癖になる」ということにもなりかねません。
    捻挫についてはちょっと捻っただけ、と軽視せずにしっかりと治しましょうね。

    それでは良い一日を。

  • テニス肘・ゴルフ肘・野球肘?

    テニス肘・ゴルフ肘・野球肘?

    「テニス肘ですね」と言われたことがある皆さん、ちゃんと治ってますか?

    今回は接骨院的な肘の内側、外側の骨の部分が痛いといった症状をお持ちでお悩みの方への内容です。

    接骨院に来られる疾患の中でも比較的多いこの外傷。
    外傷の名前としては「外側上顆炎・内側上顆炎」といった名称となります。

    要は「肘の内側、外側の出っ張った骨の部分が痛い」という症状のケガになります。

    炎症が出てるので当然痛みが出るのですが、日常手首を使う仕事の方に多い疾患です。
    また、ラケットスポーツや野球、ゴルフなどボールを打つ、打ち返すといったスポーツでもよく起こる疾患になります。

    因みにテニス肘やゴルフ肘と言いますが、起こってることはほとんどが全部同じです。
    野球肘は…ちょっと種類があるので今回は割愛。整形外科さんで外側・内側上顆炎と診断名が付いていれば今回の内容に当てはまります。

    何が起きているのか?

    筋肉が付いている骨の部分に負荷がたくさんかかることで骨あるいはその周囲で炎症を起こしている。

    という状態となります。
    こいつが厄介なのは第一の処置が「安静」というところです。動かすなという事です。

    ただ、仕事でそうなった、試合前で休めない、なんて方々に「休め」とは中々言い辛いところがあります。
    十分に安静にしていれば炎症は比較的すぐ収まるのですが、長く続けば続くほど痛みが引きにくくなります。
    特にビジネスパーソンと呼ばれる方々は少しぐらいの痛みだと後回しにしがちなんですが、後回しにすればするほど完治まで時間がかかることに…30~40代の年齢以降で若い時と同じ期間で治ると思ってはいけません。

    となるとなるべく動かさないように、動かしても負担がかからないようにしてやる必要があります。

    当院では電気により炎症および痛みを抑え、手技により負荷がかかっている部分へのバランスを整えます。
    その上で日常に使えるテーピングの方法などをお教えします。

    自宅でできることには何がある?と言われますと…ストレッチが一番効果的かと思います。

    私の腕です。血管浮きまくりです。

    Dsc 2707

    上の写真は肘の内側が痛いときのストレッチです。
    1.肘をまっすぐ伸ばして
    2.手のひらをできる限り上に向け
    3.もう片方の手で手の甲側へ反らす。

    これで内側の筋肉を伸ばすことができます。
    ちなみにストレッチは痛くない程度で、20秒ほどゆっくり数えてください。

    次の写真が肘の外側が痛いとき

    Dsc 2711

    これも
    1.肘をまっすぐ伸ばして
    2.手のひらを外に向けて
    3.反対の手で手のひら側に曲げる

    これも同じく痛くない程度で20秒程ゆっくりと伸ばしてあげましょう。
    注意点としてどちらも

    肘を曲げないこと

    ですね。
    ただどちらも手首に痛みがあったりすると難しくなるので、その時は専門家に任せましょう。
    また、これも写真のやり方が正しくできているか、という所もあるのでやはり専門家に一度正しいやり方を実地で教えてもらうのが一番ですね。
    間違ったやり方では何の効果も得られません。

    なにより早期に治療することが外側、内側上顆炎の治療の近道です。
    それでは 良い週末を。