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たかのめ はり灸治療院 接骨院

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  • 斜視と斜位

    斜視と斜位

    昨日の夕立は凄かった。
    近くの河川洪水危険での避難指示一歩手前でした。
    涼しくなってくれれば良いんですが、涼しくなるにはもう少し降らないと…という感じですね。

    さて、眼の治療専門と言いながら、実は私は自身も斜位持ちです。
    「斜位」だけ言ってもなんのことかさっぱりですが、要は「眼」の位置が安定しないというやつですね。

    パッと見、両目できちんと見えているように見えますが、片目を隠すと隠した方の眼があっち向いてしまいます(遮蔽試験といいます)。大人でも見て分からない程度にある方がそこそこ居られるそうです。

    ただ、長時間PC作業していると、見やすい目だけで見てしまうので片目があっち向いてしまうことも…。
    意識すれば片目だけ目線を外すこともできます。複視と言ってモノがダブって見えるので気持ち悪いですけどね笑
    それを確認する一つとして以下のものを使ったりします。

    Image

    (「両眼視」といって両目できちんと見れるかどうかを判断するのに使います。)

    「斜位」とは違い、注視しても目が外あるいは内を向いたままになるのが「斜視」です。
    最近では「スマホ急性内斜視」と言って片目で近くを見続けたりすることによって片目だけ内側に寄ってしまうなんてことも増えています。

    生後6か月以内の乳児の内斜視は手術が基本となります。
    その後に出てくる斜視としては麻痺性斜視などがあります。

    眼球運動にかかわる脳神経には「動眼神経」「滑車神経」「外転神経」の3つがありますが、これらのどれかが何らかの形で障害され麻痺が生じるとそれぞれに対応した斜視が出現します。

    麻痺の原因が頭の中の問題だった場合は緊急性がありますので、まず病院で診察を受けていただくのが確実です。
    原因不明の場合もありますが、発症から6ヵ月経過しても治癒しない場合は手術による適応とされることもあります。

    当院では積極的治療ということで小学生以上の年齢であれば鍼治療を行います。
    眼球周囲に対する血液循環の改善、また東洋医学的な肝気の調整などを主として

    晴明・攅竹・風池辺りを主とした配穴を取り、眼に関するツボということで光明、臨泣、太衝などを用いて治療を行っていきます。

    どの位の頻度で通えばよいのか?

    眼疾患だけに関わらず、はり灸の治療としては最初の一月は週に2回、安定したら週に1回といった形で徐々に回数を減らしていくのが理想で10回程度を1クールとして見積もることが多いです。
    それで改善しない場合は何か他に原因があるということで改めて病院にて精密検査をしていただくことがあります。

    基本的には眼科様で検査を受けてから来院される方が多いかと思います。
    その上で詳しく聞きたいという方はお気軽にご相談ください。

    それでは良い一日を。