京都市伏見区の視力回復・姿勢改善・腰痛改善などの鍼灸接骨院

たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 打撲

  • 膝部の打撲(症例報告)

    膝部の打撲(症例報告)

    先週末、地元の小学校での少年補導委員会のイベントがあり、
    1年~6年生のドッヂボール大会の進行役を務めさせていただきました。

    京都以外では少年補導委員会ってあんまりメジャーじゃないですよね…。
    体育振興会とか婦人会みたいなものだと思っていただければ良いのですが、知名度があんまりなかったり。

    で、参加人数がそこまで多くなかった為、急遽審判且つプレイヤーとしても参加してきたのですが
    靴を用意していなかったため、靴下で参加したところ滑る滑る。
    その状態で味方が打ち上げたボールをキャッチしようとしたところ、足元が滑ったためダイビングキャッチ。
    そして膝部の打撲。翌日に青タンが出来ました。

    プレー後の当日、立ち上がる際に痛みがあり、骨部の打撲ということで骨の剥離(剥がれる状態)になっていないか心配だったので、これ幸いと翌日にエコーで撮影したのが以下。自分のエコーなので著作権無視していいの楽。

    Image
    膝90度屈曲位長軸像。下の白いラインは骨であるが、赤丸の中央右、段差になっている部分から膝蓋骨。およびその上の黒い部分は膝蓋前滑液包。

    Rは右を示します。
    で左図の赤丸部分が打撲した部分。右図は同じ位置を示します。
    さて、画像を観察する人間としてはこの差異を見極めなければなりませんが、分かりますでしょうか?

    一番下の白いラインは骨を示します。
    ○部分の真ん中やや上位を左右比べると、左図に黒い部分があるのが分かるでしょうか?
    これは内出血を示します。
    一番下の白いラインも左右比べるとやや乱れているような状態に見えますが、ギリギリセーフといったところ。これは動画でないとちょっと分かりにくいですけどね。

    結論としては打撲、内出血だけで特に問題ない状態でしたので安心。
    この場合の最悪は「剥離(骨折)」、次点で「骨挫傷」という状態ですね。どちらも大丈夫でした。

    当院ではこういったエコーでの判断も行えます。
    捻挫などでどのぐらいの怪我か知りたいという場合でもご相談いただければと思います。

    それでは良い一日を。

  • 正しいアイシングとは

    正しいアイシングとは

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    8月です。
    人間、何事においても続けることが一番難しいと思っていますのでその難しいことを続けていけるように頑張って書いていこうとは思っています。程々に。

    写真は当ビルのエントランスにセミファイナル状態でひっくり返っていたニイニイゼミです。虫苦手な方はすみません。
    アブラゼミとクマゼミがノーマルならレアぐらいのセミです。小学生時分に1日50匹捕まえて五月蝿いから逃がしてこいと言われていた蝉少年としては市内では滅多に見ない蝉でちょっとテンション上がりました。が、調べてみると市街地で復活傾向にある模様。

    そして今日は怪我した時のアイシングの方法です。
    アイシングの是非については過去に語ってますのでそっちで。

    ・「運動後に」じっとしていても痛みがある。
    ・ぶつけた(打撲)、ひねった(捻挫)、肉離れ、動いている時に急激に痛みが出た等。

    ※運動後以外でじっとしていてもはっきりとしない痛みがある場合、内臓疾患の可能性があります。
     接骨院ではなく医院にかかりましょう。

    1.冷凍庫から「氷」を用意してください。
    2.ビニール袋等にぶち込んで、少量の水を入れてください。
    3.口を縛ってそのまま直接痛い部位にガシャガシャしながらアイシング
    4.氷が溶けきるまでやりましょう(およそ15分から20分)

    という感じ。
    大事なのが「氷」を使うと云うこと。
    よく保冷剤なんかでアイシングされる方もおられますが、あれはちょっと0℃時間が長すぎるので…小さいのでも2時間保ちますが…そんなに冷やすと凍傷になってまう。
    はい、今日覚えることはここまで。

    ここから先は理科のお勉強。
    何故氷なのかということなのですが、まずご家庭の冷凍庫、何度ぐらいでしょう?
    Hey!AI君回答!

    一般的な家庭用冷凍庫の温度は、-18℃前後が適正とされています。

    これは、日本工業規格(JIS)によって定められている基準で、微生物が増殖しにくくなり、食品の品質や安全性を保ちながら長期保存できる温度とされています。

    ただし、業務用冷凍庫や特殊な冷凍庫では、さらに低い温度(-20℃〜-60℃など)を設定できるものもあります。
    by Google Gemini

    というわけで正解は-18℃
    JISに定められているそうです。それは知らんかった。

    で、氷点下のモノを体に当て続けるのは良くないので水を入れます。凍傷怖い。
    水を入れると早く溶けるからよくないのでは?と思う方も居られるかもしれませんが、ここで大事なのは-18℃~-1℃までの熱奪取量(吸熱量)と0℃で氷が水になる瞬間(融解熱)のどっちが奪う熱量(cal)は大きいのかということです。

    氷の温度を1℃上げる時に必要なCalは約0.5cal
    氷を解かすのに必要なCalは約80cal
    これを元に0℃まで上がることを計算しても氷が溶ける時に周囲から奪う融解熱の方がおよそ9倍のカロリー差があります。
    なので「溶ける瞬間」の氷がたくさんあるとアイシングの効率が良いということになります。

    ただ先ほども書きましたが、時間としては精々15分から20分程度に抑えておきましょう。
    10~20個ぐらいの氷がそれぐらいで溶けきるのでちょうどいいです。
    皮膚表面がぼんやり赤くなるぐらいですね。中々赤くならない場合はそれだけ熱を持ってると思ってもらえれば。

    これで皆さんも安全にアイシングできるように。
    因みに身体が凍ったら40℃のお湯で急速解凍するそうです。激痛らしい。
    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(弓道①)

    スポーツ固有のケガ(弓道①)

    今月いっぱいは取りあえず毎日更新を続けていこうと思っています。
    昨日はYahooのトップニュースにスマホ内斜視の記事が出てました。ただ今週は柔整系の記事を書いていくつもりなのと、つい先日斜視について書いたところですので気になる方はこちら

    さて、私は地元桃山高校の出身と記載していますが、次いで言うと弓道部所属だったりしました。

    ろくに結果残せてないですし個人でメダルを貰ったのは新人戦位のものです。
    段位も弐段止まりです。元チームメイトは参段とか四段取ってるっぽいのでいつか参段ぐらいは取りに行きたいとは思っているのですが…。

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    さて、弓道で怪我というと挙げられるのは以下ぐらいでしょうか。

     前腕や右頬への打撲
     肩の捻挫
     左手拇指の擦過傷
     上腕三頭筋の肉離れ
     肩の亜脱臼

    あんまり激しい動きをするわけではないので大きな怪我というものはないです。
    稀に脱臼とかあるらしいですが…私は亜脱臼以上のものは見たことないですね…

    前腕や右頬への弦による打撲

    弓を引き始めて一番最初に遭遇する怪我がこれではないでしょうか。
    「離れ」と言って矢を飛ばした際に弦が勢いよく戻っていくわけですが、その時弦の戻りの線上に顔があったり前腕があったりすると思い切り弦が叩きつけられます。そこそこ痛いです。

    前腕だと青タンできる事うけあいです。

    基本的には「離れ」と手の内(左手の握り方)が下手糞なのできちんと指導してもらいましょう。

    対処としては間違いなく「アイシング」です。
    叩きつけられた部位での毛細血管の損傷による内出血。
    またその周囲の細胞の破壊による炎症。
    そこからの腫脹が考えられます。

    放っておいても治らなくはないですが、早く治そうと思うと包帯による圧迫固定を推奨します。締め付けては駄目です。やるなら接骨院へ行ってください。
    綿の包帯による圧迫固定でそれ以上腫れさせないようにするのと圧迫による血液浸潤液の再吸収を促します。
    顔では難しいので基本アイシングと軟膏等による対処となります。

    ちなみにこち亀の麗子がやってましたけど女性が胸当てしないで弓引くと胸打撲します。
    当時先輩が試しにやってましたが非常に痛そうでした。

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    byこちら葛飾区亀有公園前派出所

    弓の空打ちは矢にかかる筈のエネルギーを全部弓が受けてしまって弓を痛めるので止めましょうね。

    肩の捻挫

    これは「打起こし」と呼ばれる弓を持ち上げる動作から「離れ」と矢を放つまでの動作の間で起こりやすいです。

    弓道というものは決まった動作をひたすら繰り返す武道になります。
    その中で身体にかかる大きな負担は全て弓がもたらします。

    肩を上げる、力を入れつつ横へひねる、力を入れ腕を左右へ真っすぐ伸ばす、弓の反動を受ける。

    これに負荷がかかった時に関節周囲の筋または組織を損傷するというのがままあります。
    基本的には安静処置、という形になるのですが、どの筋肉がどういった形で損傷しているのか、また他の組織なのかという判断をしておかないとどのぐらい休めばいいのかも分からなくなります。
    また試合前で休めないという事もあるでしょうから、早めに接骨院への受診をお勧めします。
    早めに適切に治療すればその分早く復帰できることの方が多いです。

    拇指の擦過傷

    弓を握る手を「弓手(ゆんで)」、
    弓の握り方を「手の内」と言います。

    「手の内」というのは弓を引くうえで非常に重要で「手の内を見せる」なんて慣用句は弓道からの由来です。

    さて、この手の内、親指の上を矢が走っていくわけなんですが、握り込みすぎていたり、矢を放つときに右手(馬手(めて))が変な方向へ向かっていると矢羽根が親指に当たるように飛んでいきます。

    一度や二度なら良いのですが、これが矢を放つ度に繰り返されると出血します。

    これもそうなる前に指導者に修正してもらうのが一番ですね。
    擦過傷なので水で洗い流してキズバン的なドレッシング材を貼るのが一番です。

    また握り込みすぎると親指の「虎口」と呼ばれる部位が弓との摩擦で出血します。
    これは握りの仕方を変える必要があります。


    長くなってきたので脱臼と肉離れはまた明日。
    それでは良い一日を。

  • 挫傷とは何か

    挫傷とは何か

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    本日は同業の柔道整復の先生向け。専門用語ばっかりでお送りします。
    且つ、今週は怪我・外傷をメインに取り扱っていきたいと思っています。
    さて、柔道整復の保険の適応疾患とされる「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」「挫傷(肉離れ)」。

    私が柔道整復師なりたての頃に挫傷(肉離れを含む)という文言が明確に付与されました。

    ただ、「それ一緒にしていいの?」とも思う所があります。
    じゃ、筋肉の損傷に対し適切な言葉があるかと言われると適切な日本語無くない?ともなります。

    平成5年頃、柔整理論の第3版に「軟部組織損傷に関する考え方の整理」を柔整学校協会が行っています。
    関節構成支持組織の損傷を「スプレイン(Sprain)」
    関節運動機構である筋腱単位の損傷を「いわゆる捻挫」から「肉離れ(筋腱の断裂:Strain)」と改定されたわけです。

    じゃぁ、打撲・挫傷は?となると過去には
    打撲「打ち身と言われる単純な皮下損傷(5P徴候)」
    挫傷「打撲傷よりも強度の損傷をいい、筋肉の挫滅(皮膚壊死、末梢神経障害、発熱等一般症状)を指している。」とされていました。

    肉離れが挫傷?となりますよねぇ…。

    何故挫傷に肉離れが内包されたのか。
    その辺りは私が会ったこともないのに信奉している故・菅原勇勝先生がこのように書かれています。

    ――ただ、一般災害・労働災害等その打撲損傷の概要が変容し、柔整外来への挫傷受療率が多くなり、その施術内容が社会的に認容され、国の医療資源として担保されるだけに柔整の医療施術の水準が向上したという結果、「筋腱の断裂(肉離れ)」に「挫傷」が包含し通達されたものであることに忘れてはならない。
    byストレイン・カルテマニュアル(菅原勇勝)

    ですので、挫傷と言う用語にこだわり、筋腱の断裂を何も考えずに「挫傷」と説明してしまうと、施術録にも「打撲や転倒があったんか」とされてしまうわけです。

    真実として打撲も衝突も転倒もしていないのに筋肉が痛むのは確かに「挫傷」で請求する形にはなりますが、上記の理由をきちんと理解した上で説明できるか否かは保険者への説明も含め柔道整復師として必要な知識ではあると思います。

    逆なんです。肉離れがあるから「挫傷」で請求するわけです。

    それについては、平成9年に厚生省からきちんとした説明が出ました。

    保険請求の手引き第9回「療養費の支給基準その8」

    ア 支給の対象は,介達外力による筋,腱の断裂(いわゆる肉ばなれ)であって柔道整復師の業務の範囲内のものとすること。
      なお,打撲及び捻挫と区分する必要があることから,支給申請書に記載する負傷名は挫傷として差し支えないこと。

    最終的に何が言いたかったというと。
    肉離れ=挫傷ではないという事をしっかりと理解しておきましょうということです。

    当時の先生方が必死に守ってくれた言葉が「肉離れ」だったわけです。
    別に挫傷を守りたかったわけではなかったと思います。

    最近はマスメディアでの整骨院・接骨院叩きも収まってきた感はあります。
    ただ保険者の支払いに対する確認は厳しくなっているのは変わりません。
    償還払いのみにするという話ですしね。
    一部の悪い方々がなんでもかんでも保険で請求していたツケをまともな方々が損をするのはどうかとも思っていますが、この辺りの説明が出来ずに請求していた方々も居られると思いますので…。

    もう最近では「亜急性」の文言まで削除されたこの業界。もう少し上の方々が頑張ってほしいところです。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(バスケットボール①)

    スポーツ固有のケガ(バスケットボール①)

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    当院の近くには幼小中高・専(動物)と学校が一通り揃っています。
    当院は接骨院ですので部活動での怪我、外傷の治療ができます。
    流石に骨が飛び出てたりすると応急処置に留まりますが…

    私は小中とバスケ部に所属し一通りのケガも経験してきました。

    捻挫に打撲はもちろん、珍しいところで言えばSever病なんかもやってます。
    というわけでバスケでよくある怪我と初期対処の方法を紹介していきましょう。

    打撲

    よくあるのが俗にモモカンと呼ばれる太ももの打撲。相手の膝が自分の太腿にクリティカルヒットするやつですね。
    酷いやつは筋肉の線維が圧し潰され、細胞が破壊され内出血、腫脹が出現し、炎症が出るためジクジクとした痛みが続きます。
    歩くだけでも痛いという状態になっているのはちょっとまずいですね。放置すると破壊された筋肉が伸び縮みしない状態に変化してしまうので適切な処置が必要です。

    初期処置としてはアイシングと腫れがそれ以上酷くならないように包帯固定を行います。
    接骨院では柔整パッドと呼ばれるクッション材を当てつつ包帯を巻いてやることで出血を抑え、再吸収を促すことで素早く治るようにしていきます。

    放置していてはひと月かかっても痛みが残る。元通りのパフォーマンスが出せないということにもなります。

    ぶつけただけ、と甘く見てはいけなかったりします。

    捻挫

    よくある足首の捻挫。SLAM-DUNKのゴリみたいな無茶は絶対に駄目です。
    全国大会本番で…と言われると無茶するのも仕方なしというところではあるのですが…
    特に「内返し捻挫」と呼ばれる足の裏が内側へ向いて捻って発生する捻挫はきちんと治さなければなりません。

    脱臼にしても捻挫にしても「癖になる」とよく言いますが、きちんと治してしまえばそうそう何度も発生するものではなかったりします。
    癖になるのはちゃんと治せていないか、治る前に再度受傷してしまっているか…

    これも初期に大事なのは「アイシング」と「固定」です。特に固定。
    サポーターも治りかけの時は良いのですが、きちんと固定するなら柔道整復師の居る接骨院で包帯固定一択です。

    『捻挫』というものは関節が「動いて良い範囲」を超えて動いてしまった結果、周囲の軟部組織と呼ばれる、筋、腱、靭帯、関節包といったものが損傷してしまっている状態です。
    これが再度動いていい範囲を超えるとさらに組織が損傷してしまいます。

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    by SLAM-DUNK

    こんな事は絶対に止めましょうね。

    靭帯が断裂しておらず、きちんと固定、安静が取れれば1、2週間で治ります。
    靭帯断裂している場合は…整形外科さんとの相談が必要になります。

    当院では超音波画像により損傷の程度を判断した上での処置を行います。

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    (ちょうど損傷しやすい「前距腓靭帯」を映しているところです)


    長くなってきたので今日はこの辺りで!
    次回はオスグッドシュラッター病、セーバー病について解説していきたいと思います!

    それでは良い一日を。