
当院は交通事故での外傷の治療も取り組んでおります。
軽い外傷ならば良いのですが、結構長引くのが「むち打ち」という状態。酷い状態だと半年位かかることも。
接骨院的には「頸部捻挫」という疾患名。
今回はこれについて詳しく。
受傷機序としては後方から追突されて頸が伸ばされた後、その衝突の勢いによって急激に屈曲強制されることで生じる事が多いです。鞭のように頸がしなるわけですね。
まぁ、車が受けるようなエネルギーをヒトの身体で受けようなんてのはどだい無理な話で。
受傷後一週間ぐらいしてから症状が出てくるなんてのもざらです。大きな事故にあった場合は必ず病院で精密検査受けてくださいね。特に頭をぶつけるような事故は命に関わります。
ただ、病態については未だに不明な点も多く、「鞭がしなるように首が前後に急激に振られることで発生し、様々な臨床症状を呈するもの」というような感じ。
端的に言えば「何が原因で症状が生じているのか分かっていない」状態です。
ただ、症状としては様々でWikipediaでは
もっとも一般的な症状が頸部痛であり、頸部のこわばり感、頭痛、背部痛、肩上肢の痛みも認められることがある。このほか視覚障害、聴覚障害、めまい、認知神経機能障害なども認められることがある。また症状の遷延による精神的な苦痛を伴うことがあり、外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する患者もいる。
外傷性頸部症候群 -Wikipedia
と書かれています。
こういった様々な症状を含めて「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼んだりもします。
原因が分からなければ治せないのでは?となるのですが、頸部の関節の可動不全や筋の収縮のバランス異常や軟部組織の組織損傷などが影響しているのは確実ですので、当院ではこれらを治療することにより改善させていきます。
こういった場合に無理にマッサージすると余計に気分が悪くなったりすることもありますので、自己判断で揉みほぐしたりするのは止めておきましょう。
特に初期はお風呂に入るだけでも気分が悪くなったりという事も。
他の外傷同様、初期治療である程度予後が決まったりすることも多いので、早め早めに治療院へ行くことをお勧めします。
数か月すれば自然と改善していくことも多いのですが、放置することで悪化するパターンも当然あります。どちらにせよ自己判断するべきものではありません。
そして、もし後遺症として残っていた場合でも鍼治療が有効です。
頸椎捻挫後遺症の適応として国に認められているぐらいですから。
もし過去の交通事故により、自賠責保険の治療終了後でも慢性的に頭痛がする、痛みがある、気圧変化で身体がしんどくなる、といった場合であれば鍼治療により改善する可能性があります。
ご相談いただければと思います。
それでは良い一日を。

