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たかのめ はり灸治療院 接骨院

タグ: 亜脱臼

  • 子どもの肘の亜脱臼

    子どもの肘の亜脱臼

    通勤途中、小学生の集団登校の時間と重なるのですが、渋滞具合によって集団の位置で時間が分かったりして、時間に正確というのは大事だなぁと思ったりする朝でした。
    いや、別に遅刻したことがあるというわけではないのですが笑

    さて、小学生未満の子どもの腕を強く引っ張った時に「肘が痛い」と泣き叫ばれた経験のあるご父兄はおられますでしょうか?
    ひょっとすると肘が外れているかも?

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    というわけで今日はいわゆる「肘内障」と呼ばれる肘の亜脱臼について。

    何が起こっているか
     →橈骨という骨が引っ張られることで靭帯から外れかけている状態。=亜脱臼の状態です。

    子どもが腕を動かそうとしない、またこちらで動かそうとすると嫌がる。
    あるいは腕を押さえて泣き叫ぶといった状態になっていたらまずこれを疑うべきというぐらいメジャーなケガではあります。

    まぁ、亜脱臼とはいえ、子どものケガですので元の位置にさえ戻してやればその後は忘れたかのように動き回ります。
    私たちの扱う脱臼や骨折の中で、唯一固定をしなくても良い怪我とされています(笑)

    それでも放置して良いモノでは無いですし、自然と治るものでもなかったりはします。
    また稀に骨折等も無くは無いので一度そういった徴候がみられましたら、接骨院の方へご相談いただければと思います。
    亜脱臼であれば一瞬で治りますので。

    それでは良い一日を。

  • スポーツ固有のケガ(弓道②)

    スポーツ固有のケガ(弓道②)

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    昨日に引き続き弓道での怪我。
    トップ画像は弓道家の中では有名な「弓道士魂」という三十三間堂通し矢のお話。
    逆に言うと弓道関係者以外でコレ知ってる人は少ないんじゃない?っていうやつです。
    弓道というより武士の話なので興味のある方はどうぞ。原作はプレミアついてたりしますがコンビニコミックなどでたまにリメイクされてるので。

    昨日のは比較的軽い怪我の内容だったんですが、今回は治りにくいやつと人によっては治らないやつを。

    上腕三頭筋の肉離れ

    強い弓を引いてるときに起こりがちです。
    一般的に成人男性が引く弓としては18kgぐらいと云われますが、嘘だろこんなもん引けるか。

    …ではなくて、弓の強さというのはkgで表されますが、これは弓自体のWeightではなく、横へ引き延ばしたときの重さを指します。私が一番ムキムキであった現役高校生の時で14~15kgがちょうど良いぐらいでした。

    ただ筋肉の収縮力と弓の反発力が拮抗するぐらいであれば良いのですが、弓の反発力が勝ってしまうと筋肉が引き千切られます。これが肉離れ。
    特に右上腕三頭筋、次いで左上腕三頭筋でしょうか。

    中々治りません。完全安静ですね。

    引き千切られた部分は内出血を生じた後、線維化、瘢痕(はんこん)化します。
    この瘢痕化というのが厄介で元の「筋肉の線維」ではない為、収縮力がありません。
    すなわち筋肉が「弱体化」します。
    なのでこの瘢痕部分をなるべく小さくするように治していかなければなりません。

    肉離れを放置するとこの「瘢痕」部分が大きく残ってしまいます。
    するとこの瘢痕部分に負荷がかかりやすくなり…再度肉離れを起こしてしまう…といった悪循環に。

    「癖になる」というやつです。

    基本的にどの怪我でも「癖になる」というのは完治出来ていないから起こるという事が多いです。
    怪我をそのまま放置していたり、痛みがなくなったから治ったと誤解していたり…

    病院や接骨院へ通ったらきちんと「完治」するまで通って頂きたいと思うのですよ。

    肩関節の亜脱臼

    私が見たことがある亜脱臼は「会」と呼ばれる弓を引き切った段階で右肩が後方に抜けるといったものでした。
    こればっかりは生まれ持ったもの、つまりは「先天性」の肩の形状だったのでどうしようもなく、筋トレでそこへの負荷を下げてやることぐらいでした。
    おそらく肩の受け皿の後方部分が小さかったのでしょうね。レントゲンを見ていないのでなんとも言えませんが…。

    あるいは関節包と呼ばれる肩を包む袋がぶかぶかであったりする場合、整形外科での手術しか治せません。ぶかぶかの関節包を締めるような手術ですね。
    当院でもこういった場合であれば、まず筋トレを指導させていただきますが、それでどうしようもない場合は整形外科さんへの紹介をさせていただいております。

    筋トレを行う場合は肩を安定させる筋肉、よく言われる「インナーマッスル」を鍛えることを第一とします。
    棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋といった上腕骨の骨頭と呼ばれる部分を肩甲骨に押し付ける役目を持つ筋肉ですね。
    ゴムチューブなどでの筋トレが昔ながらではありますが有効です。

    ですので、弓を引いていて肩に違和感があればまずは接骨院へ相談してもらうのが一番ですね。

    こうやって書いてるとやはり弓を引きたくなってきます。
    あとは早気とかについて書きたくなってきます。
    昔通っていた弓道会…活動が金曜夜なんですよね…診療時間中…残念。
    それではよい一日を