夏至も過ぎてこれからは昼の時間がどんどん短くなっていくばかりとなりました。
7月8月もあるのにほんまに昼の時間短い?と毎年思っています。
1日の時間考えると『地球の自転は23時間56分4秒(にいさんごろし)なのに1日は24時間なのは何故』とか書き出しても面白いのですが、それはまた別のところで。
昼の時間が長いというという事は日光を受ける時間が長いという事。
人体が日光から受ける影響はたくさんありますが、そのうちの一つに「紫外線」というものがあります。
この紫外線、ヒトが生きていくのに必要なビタミンを作り出してくれています。
そのビタミンは「ビタミンD」
ビタミンD自体はD2~D7まで6種類ありますが、そのうち人に必要なのはD2(主に植物性)とD3(主に動物性)。
ただし外部から摂取するだけでなく、数少ない?体内(皮膚)で合成できるビタミンになります。
ビタミンDの役目はカルシウムを体内に取り込む働き。
なので少ないと骨粗しょう症の原因となります。若いうちの摂取大事。
外部から摂取するビタミンは既に活性型ビタミンDなのですが、体内にもビタミンDの元となるという7-デヒドロコレステロールというものがあります。
難しい名前なので別に覚える必要はありませんが、これが紫外線(B)を受けるとプロビタミンD3というものに変化し、さらに体温でビタミンD3に変化します。
これが活性型といわれる所以ですね。
じゃぁ、どのぐらい日光に当たればよいのか
日光に当たる時間が長いと当然日焼けや他の問題も出てくるのでなるべく避けたいところですが、その時間を調べた論文が以下
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html
京都をつくばと同じぐらいの緯度と考え、さらに両手の甲から腕ぐらいの面積を日光に当てるものとして、
7月の12時ごろなら3分半、12月の12時なら22分
全然違うやん…
ただしこれは1日に必要とされるビタミンDの1/3量を生成する時間です。
単純に考えるとこれの3倍の時間当たらないといけない…日焼けしちゃう…
なので食べ物と日光浴とバランスよくとりましょう
あと必要とされる紫外線(B)は窓ガラスで減衰するので直接日光に当たるのが一番良いとされます。
また加齢でビタミンDの吸収量が減るため摂取目安量が増えます。

きくらげはビタミンDを多く含む食品として有名ですのでたくさん摂りましょう(笑
今日も治療と関係ない内容でした。
それではよい一日を。
