近くの小学校の金木犀が満開です。
金木犀の匂いは好きですが、嗅ぎすぎると鼻が麻痺してくるような感覚になります。
何事も程々です。

先日、メジャーリーグのワールドシリーズが閉幕しスポーツニュースはそればっかりになっていました。程々が大事。
日本人選手の活躍も目覚ましく…というとミーハー過ぎて本当のファンの方に失礼かなぁと思っていたり。
それでも医療に携わる人間としては彼らのトレーニングとかケアの仕方はどうしてるんだろう?という気持ちが大きいです。
特に最終戦、前日からの連投ながら勝利投手となった山本由伸選手。
柔道整復師の矢田氏が帯同し、前日にケアと調整を行ったことで最終第7戦に出場し、且つ結果を残したという記事をよく見かけたので、矢田氏のトレーニングについて調べました。
あの四つ這いからひっくり返る様なトレーニング法ですね。
B(バイオ)C(セル)エクササイズと呼ばれるもの。
ホームページやヤフーニュースを読むとスピリチュアル?と思ってしまうような内容でちょっとたたらを踏みます(笑)
ただ次の言葉については私も常々意識している部分ではありました。
「身体知」
自分自身で身体を知る事。
非常に大切ですね。
殆どのヒト、それも一般の人だけでなくプロの選手であっても正しい走り方が出来ていないと云われます。
それこそ指の一本、筋肉の線維まで意識して歩いているか、走れているか。
BCエクササイズはそういった身体の動き方、動かし方を知り、最適化していくというエクササイズだそうです。
例えばBCエクササイズの中にあるボード。
3.6cmの高さのボードの上に片足を乗せて身体がどう変化しているのか、どういった風に筋が作用しているのかを感じ取り、それを動作に反映させる。というのは凄いと思います。
ただ、そういった合理的なトレーニングの説明の中に月の満ち欠け、太陽の動きと生体リズムといった言葉が出てくるのでスピリチュアル感が出てくるんですよね…。
満月新月で調子が変動するというのは女性の生理に関わったりもするので分からなくもないのですが、そこまで「全は一、一は全」の錬金術師みたいな考え方に至るのは難しそうです。
変化球一つ覚えるのに2年かけるそうです。それも身体を作り替えると自然に投げられるようになる…といった理論だそうで…高校野球からでは間に合いませんね…。
ただ、山本氏の書いた本にはエクササイズの内容も書かれているそうなのでちょっと気になっている。
私自身、このエクササイズを勉強したわけでは無いのでこのBCエクササイズとして指導することはできませんが、身体の使い方を覚えてもらうという点はよく指導させてもらっています。
最近では特に腰痛の方の腰は注意して診せて頂いています。
やはりどこかで無理をした動きをしている方が多いのでそれを修正する運動を行って頂いています。
それでは良い一日を。

