土曜日ですが節分で雑記を消費してしまったのと先日、ゴルフその1を腰痛で書きましたので続きを。
ゴルフと言うスポーツはその特性上、連動する動きは良いのですが、同じ動作を続けるため、同じ部分に負荷がかかり続けるという難点があります。
ゴルフを続ける場合は身体のメンテナンスが非常に大事になってくるというお話です。
さて、その同じ部位、となった時、腰の次に多いのが「肘」ではないでしょうか
ゴルフ肘、というぐらいですしね。
ゴルフ肘
さて、沢山名前を出したこの疾患ですが、医学的には「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれるものになります。
手関節のスナップを利かせることで肘の内側に痛みが出てくるという疾患ですね。
さて、何故肘の内側が痛くなるのか、というところなのですが、肘(上腕骨)の末端部は内側と外側に手首を動かす筋肉の始まりの部分(起始部)となります。
特にダウンスイングの際に手で強く下ろす、また強く手首を返す、というスイングを続けていると前腕の内側の筋肉への負荷から痛みが出たり、あるいはその起始となる肘で炎症が生じる、という状態となります。

基本的には前腕内側(手の平側)の筋肉を過剰に使いすぎている状態なので、ストレッチや安静にしてやることが一番の治療となります。
ただ、あまりに炎症が酷い場合、筋肉や腱に損傷がある場合は適切な治療を受けた方が早く治るかと思います。
軽度であれば放っといて治る…とまでは言いませんがマシにはなるかと思いますが、痛みが無くなる…とまでいくのに時間がかなりかかるかもしれません。
何にせよ身体の痛みと言うものは放置しないことが一番です。
手首の痛み色々
ゴルフによる手関節の痛み、となると色々原因となる疾患が考えられます。
・鈎状突起骨折
・TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷
・月状骨無腐性壊死
・手関節捻挫
・可動性・アライメント不良
といったところでしょうか。
・鈎状突起骨折
小指球という小指側のふくらみ部分の骨がダフったりグリップで強く打ち付けることにより骨折するものです。骨折なのですが、痛みに強い方はそのまま放置してしまう方も居られます。受傷直後であればギプス固定で済むのですが、下手に動いてしまうと骨がくっつかないままになってしまい、手を衝いたときに痛みが残ったりすることがあります。そうなると手術ですので早めの受診をお勧めいたします。
・TFCC損傷。
こちらについてはスポーツ固有のケガ(ボルダリング)で説明していますので、こちらを参考にして頂ければ。
・月状骨無腐性壊死(キーンベック病)
よく手を使われる方で手首の真ん中が痛い、となると、こいつを疑うことがあります。骨に栄養がいかなくなり骨が潰れてしまうという病気です。これに関しては接骨院でどうこうできるものではないので、もし当院でこちらを疑うような超音波所見などがみられましたら整形外科への紹介状を出させていただき、場合によっては手術ということもあります。
・手関節捻挫
その名の通りのもの。関節を構成する靭帯や筋肉などを損傷してしまっている状態ですね。ただ、手関節周りの筋肉や靭帯はそれだけで20を超える数があったりするので詳細については割愛。ただ、当院ではどの靭帯なのか、どの筋肉なのかというところを一つ一つ調べ、その部位に応じた治療を行っていきます。
・可動性・アライメント不良
こちらは先ほどの骨や靭帯、筋肉に異常はないものの、何故か痛みが出る、違和感があるといったものです。人の身体は高性能なセンサーが沢山ついているのですが、そのセンサーにギリギリ引っかかるかどうかのズレや緊張があると違和感として生じてきてしまうわけです。これは可動性を上げるような治療を行うことで比較的簡単に違和感を取ることはできるのですが、個人の癖が影響してくることも多く、癖を治さないと再発する、といった事も多いです。
じゃぁ、自分の手首の痛いのはどれだろう?とお思いになるかもしれませんが、そこは自己判断ではなく専門家に見せて頂くのが一番です。
最近はAIによってある程度自己判断が付くようになっているとはいえ、まだ100%信じられるか…というとちょっと不安な面が大きいです。
特にエックス線や超音波画像でないと判断しきれないというものも多々ありますので、AIに頼りすぎるのは駄目ですよ、と。
それでは良い一日を。
